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強迫性障害とはどんな病気ですか?

クリニックブログ

2018.04.21

強迫性障害とはどんな病気ですか?

  自分の意思に反して不安な考えが次々に思い浮かび、それを抑えようとしても抑えられない状態です。そのために日常生活に支障が出てしまう心の病気です。

例えば、手が汚れているのではと不安になって異常なほどに洗ったり、外出の際鍵をかけたか何度も何度も確認したり、自分ではやり過ぎだとわかっていてもやめられないことが特徴です。

発症率は100人あたり2~3人といわれ、決してまれな病気ではありません。多くは10~20代に発症します。

「手をいくら洗っても汚れていると不安だ」「戸締りが気になって仕方ない」などの考えが繰り返し思い浮かぶことを強迫観念といいます。その不安や恐怖を解消するために同じ行動を繰り返してしまうことを強迫行為といいます。

強迫観念は繰り返し、そしていきなりやってきますので自分ではコントロールできません。強迫行為を行うことで、不安や恐怖は一時的に解消されますが、不安はまた繰り返されます。この悪循環により、症状の程度が悪化していくケースもあります。

強迫性障害のよくみられる症状として、

不潔恐怖 汚れへの強い恐怖により過剰に手を洗ったり、長時間お風呂に入ったり、洗濯を何度も繰り返したり、またドアノブや手すりなどに手を触れられない。

確認行為 鍵をかけたか、電気のスイッチやガス詮は大丈夫か、など異常に確認します。確認しても安心できす、心配が頭から離れません。家族にまで確認させて、周囲を巻き込むこともあります。

 加害行為 誰かに危害を加えたかもしれないとうい強迫観念にとらわれ、周囲の人や警察に確認することもあります。危害を加えていないことが確認できても安心できず、何度も確認してしまいます。

 このほかにも自分の中で決めたルールを守らないと恐ろしいことが起きるのではないかと不安になったり、不吉な数字や、物の置く位置へ異常なこだわりなどがあります。

 症状が重くなると、日常生活の大半の時間を強迫行為にとられてしまったり、汚れや戸締りへの不安からひきこもりになってしまう人もいます。また症状に苦しむ毎日が続くことで、気分が落ち込み精神的に不安定となり、うつ病を発症する可能性も高くなります。

◆強迫性障害の原因は?

 未だ明らかではありません。気質要因、環境要因、遺伝要因・生理学的要因などが影響を与えていると考えられています。

気質要因 幼少期に教え込まれたこと、また感情や行動を強く否定されたことによる影響。

環境要因 強いストレスを引き起こす出来事や虐待などは強迫性障害の発症の危険性を高めるといわれています。

遺伝要因・生理学的要因 セロトニンという神経伝達物質との関連や脳の機能的な異常の可能性。

これらに加えて、受験・就職・結婚・出産・育児などの強いストレスから発症することもあります。また、几帳面な人、完璧主義な人なども性格的な可能性もあります。

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