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【産後うつ病】国も対応に乗り出す病気とは名古屋市栄の心療内科,メンタルクリニック,精神科のひだまりこころクリニック栄院が解説をしております

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クリニックブログ

2019.12.10

【産後うつ病】国も対応に乗り出す病気とは

【産後うつ病】国も対応に乗り出すほど危険な病気

望んで生んだ赤ちゃんなのに、ちっとも可愛いと思えない…。なんてダメな母親なんだろう…。毎日涙が止まらない。

このようなエピソードが自分にも当てはまるという方は、もしかしたら産後うつ病になっているかもしれません。この記事では、産後うつ病についてお話します。

産後うつ病は放っておいてはいけない!

産後ママの多くは気分が落ち込むことがあります。特に出産後数日ぐらいから1/3のママは涙もろくなったり、気分が落ち込むと言われています。これは「マタニティーブルー」あるいは「ベビーブルー」と呼ばれるものです。落ち込んだりしますが、そこまで深刻なものではありません。産後のマタニティーブルーは長くても2週間以内に自然に収まっていきます。

でも、産後うつ病となると話は違います。産後うつ病はうつ病の一種で、気分が落ち込んだり涙もろく悲観的な状態が2週間以上継続してしまうのです。

このような産後うつ病の症状のために、日常生活に支障をきたすどころか、自殺のリスクを考えてしまう、お子様への育児が滞ってしまったり成長へ影響してしまうなど、命の危険もあります。妊産婦の死亡原因では出産での死亡数よりも産後うつ病による死亡数のほうが実は多いのです。産後うつ病の罹患率は15%と言われており、決して少なくはありません。そのため、2017年から国が動いて、産後2週間後の健診、4週間後の健診で助成金を出すようになりました。

産後うつ病になってしまうと放っておいても治らないことが多いのです。また、大切なお子様への影響も大きくなってしまいますので、もし次の項でお話しする症状が自分にも当てはまるという方は、自分のためにも赤ちゃんのためにも心療内科への受診をおすすめします。

産後うつ病の症状

産後うつ病には以下の症状があります。

・気分が落ち込みがち
・気分の浮き沈みが激しく、ちょっとしたことでキレてしまう
・なかなか眠れない、夜中に目が覚めてしまう
・食欲がわかない、あるいはつい気を紛らわせようとして食べ過ぎてしまう
・ずっと疲れている
・いつもなら簡単なはずの家事が終わらない
・赤ちゃんのことを可愛いと思えない、衝動的に赤ちゃんを叩きたくなる
・逆に、赤ちゃんが大きな病気になったのではないかと非常に心配になる
・自分はダメな母親だと責めてしまう
・周囲との会話も煩わしく感じてしまう

現代の日本では、多くは父親が日中不在の母子密着育児です。また、自分の子どもを可愛いと思えないとか、赤ちゃんを傷つけてしまいそうと思うことなどは、なかなか人に話せません。そのため、ママは人知れず症状を抱え込みがちなのです。また、赤ちゃんは母親からお世話をしてもらわないと生きてゆけないために、母親への赤ちゃんなりの訴えが、精神的にぎりぎりの母親にとってみるといっぱいいっぱいになってしまい極端な考え方やいつもよりも強い落ち込みなどの感情が強く継続してきてしまうのです。

産後うつ病の原因

産後うつ病の原因は、以下の3つと言われています。

① ホルモンバランスの乱れ

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)は出産時に分泌量が大きく変わります。これらのホルモンが脳の神経伝達物質に影響を与え、産後うつ病になりやすくさせるのです。

② 睡眠不足

生後3か月ぐらいまでは3時間周期ごとに授乳しなければなりません。そのため、ママは細切れでしか睡眠時間を確保できません。心身共に疲れ切ってしまい、産後うつ病になるのです。

③ 「ママ」としての様々なストレス

それまでの自分とは違う「ママ」というアイデンティティに慣れるには、様々な問題と向き合う必要があります。また、どの月齢・年齢の子どもであっても、育児ストレスは大きいものです。これは、初めてママになる人であっても、2人目の子どものママになる人であっても、変わりありません。

④ 父親含めた周囲からの関わり方がストレスとなってしまうことも

この時期になると、ママは赤ちゃんに対して一生懸命になります。そのような中で、一生懸命であるがゆえにペースを乱される行動や、ママにとって配慮の欠けたと感じてしまう周りの言動が増えてきてしまいます。時として父親含めた周囲の言動にひどく傷つき、大きなストレスとして感じてしまう事もあるのです。

産後うつ病は誰にでも起きうること。赤ちゃんへの愛情不足が原因ではありません

周りの人だけではなくママ自身も誤解してしまうことがあるのですが、赤ちゃんへの愛情不足が産後うつ病の原因となることはありえません。

むしろ逆で、産後うつ病でぐるぐるとネガティブな思考となったり、なかなか体調が思う様にいかず日常生活が滞ってしまって、結果として赤ちゃんへの配慮が向かなくなったり、赤ちゃんへの対応へも影響が出てしまうのです。つまりは産後うつ病になってしまうと、赤ちゃんへの愛情不足と感じてしまう行動は、産後うつ病の症状、つまり病気のせいで起きていることなのです。

産後うつ病の治療方法

産後うつ病の治療は薬物療法と精神療法、そして再発しないための生活の見直しの3本柱で進められます。

(1)薬物療法

特に授乳中のママは薬に対して敏感だと思います。しかし、薬を飲んでいないうつ状態のほうが赤ちゃんや赤ちゃんの成長にとって悪い影響を及ぼします。抗うつ薬の中にはあまり母乳に移行しないものもありますので、医師に相談しながら進めましょう。

(2)精神療法

自分の感情や状態を心療内科医・精神科医やカウンセラーに話すことはうつ状態を改善させることにつながります。心療内科医・精神科医やカウンセラーや心理士は話の聴き方の訓練を積んでいるプロです。上手に話を聞いてもらうことで安心感を得たり、自分の問題を整理・解決していくことができるでしょう。

(3)生活の見直し

「無理をしない」というのが産後うつ病を悪化・再発しないためのキーワードとなります。そのためには、以下の3か条が大切です。

・育児・家事を自分だけでこなそうと思わない
・完ぺきを目指さない、手を抜く
・赤ちゃんと離れる時間を作る
・ママでなくてもできることは、できるなら周囲の手を借りる

実家や夫の援助を得るのが難しい場合は、保育園の一時預かりやファミリー・サポートという行政がしているサポートもあります。ファミリー・サポートの場合、「知らない人に赤ちゃんを預けるのはちょっと…」と思う人もいるでしょう。でも、赤ちゃんと二人きりで家にいるのではなく、まずは、ママと赤ちゃんとサポーターの三人で利用してみる感覚はいかがでしょうか?他の人がいるだけでだいぶ気分が変わることも多いのです。

まとめ

「育児はみんな大変」とは言いますが、辛い感情、大変だなと感じる程度はお一人お一人異なるのは当然です。この記事でご紹介した症状が当てはまる場合や、「あれ?ちょっと自分がいっぱいいっぱいで赤ちゃんとしんどいな」、と思われる方は産後うつ病の恐れがあります。産後うつ病は時間が解決してくれるものではなく、産後の大切な時期に赤ちゃんへの影響が大きくなる前に適切な治療が必要です。赤ちゃんのためにも、必ずクリニックや心療内科・メンタルクリニックへ受診して相談してみましょう。

名古屋市栄のメンタルクリニック,心療内科

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ひだまりこころクリニック栄院

 

野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など