クリニックブログ

2019.12.102024.04.01

自律神経失調症かもと思ったら何科を受診すればいいのでしょうか?

自律神経失調症かもと思ったら何科を受診すればいいのでしょうか?

辛いだるさや疲労感、頭痛やめまい、微熱などの不快な症状更には、肩こりや不眠症、吐き気といった体の不調をきたしてしまっていませんか?また、更には、心の不調としてイライラや落ち込み・憂鬱、不安や怒り等の感情のコントロールが不安定で抑えられないなどの症状も自律神経失調症の症状の特徴でもあります。

この症状どれ一つをとっても、個人の感じ方や強さあるいは、有無についてはお一人お一人異なるのが自律神経失調症です。また、症状の強く出る日や時間帯などもばらばらで、いつもどんな時に、悪化するのか分からないために、その日の症状に応じてしか行動ができないなどの、日常生活や社会生活への影響は非常に大きいと考えられます。

身体の症状(身体症状)と心の症状(精神症状)の程度や強さはお一人お一人異なります。もしこのような症状で辛く悩まれている方はもしかしたら自律神経失調症かもしれません。

自律神経失調症と診断された方には、「多くの病院や科を回ったけど、診断がつくのに時間がかかったし、その間の症状が辛くてしんどかった」、「どの科から受診したらよいのか変わらずに症状が強くなってから医療機関に受診したので余計につらかった」と経験されている方が多いようです。

自律神経失調症は症状や原因に応じて、しっかりと治療を組み立てることで症状を緩和させたり改善させたりすることが可能な疾患です。「つらい症状を誰も分かってくれない」、とあきらめてしまっている方も多いのではないでしょうか?もし、自律神経失調症かはっきりしないとお考えの方は、粘り強く医療機関へご相談されることをおすすめいたします。

■まず最初は、一番つらい症状に応じた医療機関を選んでみませんか?

今一番つらい症状はどのような症状でしょうか?自律神経失調症の症状は全身や臓器、心の不調などあらゆるところに不調を来します。まずは一番つらく困っている症状に合わせた診療科を選んで受診されることをおすすめいたします。一番つらい症状を緩和させる目的にもつながりますし、自律神経失調症以外の原因をまずはしっかりと検査・診察等で追求することも可能となります。症状をしっかりと一つずつ診察して確認をしていく事が大切なのです。

たとえば、動悸や胸痛であれば循環器内科。呼吸困難であれば呼吸器内科。下痢・胃痛・便秘・嘔吐であれば消化器内科、頸部痛や肩こりなどであれば整形外科等の身体に応じた診療科でまずは相談もおすすめです。また、イライラしてしまう、落ち込みが強く、だるい、不眠症、不安が強いなどの症状が強い場合には、心療内科やメンタルクリニック・精神科などへの受診をおすすめいたします。また、採血や心電図を実施できる心療内科やメンタルクリニック、精神科の受診も、甲状腺ホルモンの値や不整脈の存在など、他の症状に対する疾患の検索も行ってくれるのでおすすめです。

医療機関への受診を考えると、なんだか面倒くさくなってしまって、ご自身で自律神経失調症ではないかと自己判断されてしまう方もみえるかもしれません。自律神経失調症とは異なる他の病気でも紛らわしい症状を呈することがありますので、自己判断なさりすぎず医師の診察を受けて判断をしてもらう様にしましょう。医療機関へ受診することによって、検査や医師の診察を受けた後に、自律神経失調症の診断・治療として心療内科やメンタルクリニックを医師からすすめてもらえることもあるのです。

一番つらい症状に応じて診療・受診する科をおすすめする大切なもう一つの理由は実はここにもあるのです。

■心療内科やメンタルクリニック等のメンタルヘルスを専門に扱う医療機関の受診もおすすめです

自律神経失調症はストレスや疲労が原因となっていることが多いのです。メンタルヘルスを専門に扱う心療内科やメンタルクリニックや精神科にて受診して相談されることもおすすめです。特に、ストレスや疲労は身体的影響だけではなく、心的影響も大きいために、日常生活や社会生活への負担感も非常に大きく、大きくパフォーマンスを低下させてしまう原因ともなります。メンタルクリニックや心療内科であれば、症状に対するケアだけではなく、ストレスや悩みに対するケアも可能となります。ストレスに対する考え方や癖の見直しなどの前向きな改善を得られることもございます。

■ご自身の状況やご都合に合わせて受診先を選びましょう!

もしかしたら自律神経失調症かも、、、と悩まれている方や何かを受診したらよいか分からないと感じてしまっている方へ、不明な部分が減ったり、相談するきっかけとなればと思い記載を紹介いたしました。自律神経失調症は日々症状や強さ、また継続時間などが毎日変動してしまう病状です。ストレス状態や環境が影響していることも、自律神経失調症では多いために、つらい症状や状況などのメモをとることは、医師へ状況を伝えたりする目的だけではなく、ご自身の症状や自分の体調をより知るきっかけにもなります。そのような積み重ねが、医師の診断や自律神経失調症やその他の病気に関わる適切な診断治療へとつながるのです。

「自律神経失調症かも?」とお悩みの方は、名古屋市栄の心療内科・メンタルクリニック、精神科のひだまりこころクリニック栄院へもお気軽にご相談くださいませ。

名古屋市栄のメンタルクリニック,心療内科

自律神経失調症の詳しい説明はこちらから

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野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など