クリニックブログ

2020.02.212024.04.01

ADHDの症状や原因、治療薬について

ADHDの症状

注意欠陥多動性障害とも呼ばれるADHDは、主に以下に挙げる3つの症状が特徴です。

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不注意

何かをしていても、すぐ他のことに注意がそれてしまうことはADHDの代表的な症状と言えます。子供だと、集中力が散漫になるので1つのことを続けるのが難しくなったり、忘れ物や無くし物が多く見られたりすることが代表的です。大人では仕事でミスを繰り返したり、上司の指示をすぐに忘れたりなどが見られます。

多動性

授業中に教室を歩き回ったり、そわそわと体を動かしたりする行動はADHDの多動性の症状です。落ち着きがなく、じっとしていることが難しくなります。しきりに喋り続けるタイプの方もいます。

衝動性

思い通りにならず癇癪を起こす症状が、この衝動性です。我慢することが難しく、思いつきで行動してしまうため、時には危険な行為に及ぶこともあります。順番待ちができなかったり、人の話を最後まで聞かずに返答してしまったりなどの行動もよく見られるものです。

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不注意と多動性、衝動性のすべてが見られることもありますが、どれか1つだけ目立って症状が出るケースの方がどちらかと言えば多くあります。中には「自己管理がなっていないだけ」と見なされ、ADHDの診断を受けることなく成人している方も少なくありません。周りだけでなく自分自身でもADHDと気づかないままの方もいます。

ADHDの原因

ADHDのハッキリとした原因はわかっていませんが、遺伝や育ってきた環境が原因になると考えられています。とくに関係が深いとされているのが遺伝です。

ADHDを持つ親から生まれた子では発症率が2~8倍増える ことがわかっています。最近の研究では脳の大きさが通常より小さくなっていることも明らかです。ドパミンやノルアドレナリンの働きが低下していることもわかっているので、これらをお薬で補ってあげることで症状を落ち着かせます。

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日常で気をつけたいこと

まずは周りがADHDなのではと気づいてあげることが大切です。ADHDだと気づかれないまま成長していく子どもの中には、生きづらさを感じている方も少なくありません。

「なぜ自分はこんなに忘れ物をするのだろう?」と頭を悩ませ、毎日のように忘れ物と戦いながら出勤しているサラリーマンもいました。気づいてあげることができれば、治療によって症状が落ち着きご本人も生活しやすい日常を手に入れられます。

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ADHDに使われる治療薬

ADHDの治療薬には中枢を刺激するものと、中枢を刺激せずにドパミンやノルアドレナリンを増やすお薬の2種類があります。どれもADHDを治すのではなく、症状を抑えることが本業です。

薬を使って症状を抑えることで、患者さんご本人が生活しやすい環境を作ることが可能となります。症状が薬で治まると、患者さん本人もADHDの症状を自覚しやすくなるメリットもあるでしょう。症状を把握できるので、ADHDとうまく付き合いやすくなります。

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ストラテラ(アトモキセチン)

ノルアドレナリンの量を増やすお薬です。ADHDに適応を持つお薬はこの他にインチュニブとコンサータがありますが、それらのお薬と比べると副作用が出にくくなっています。子どもから大人まで使用できるため、治療薬として選びやすいことが特徴です。飲みはじめてからおよそ2~4週間で効果が見られ始めます。効果がゆっくり出てくる方ですと8週間ほどかかるケースもあります。

ADHDの主な症状である不注意や多動性、衝動性のすべてに効果が期待できるため、とても使いやすいお薬と言えるでしょう。眠気や吐き気、腹痛などの副作用が知られています。

インチュニブ(グアンファシン)

ADHDの治療薬の中ではもっとも新しいものです。ストラテラがノルアドレナリンの量を増やすお薬であったのに対して、インチュニブはノルアドレナリンが働きやすい環境を整えるお薬となります。1番の特徴は、効果が出るまでの時間が約1~2週間と早いことです。

ただし先ほどのストラテラと比べると効き目はマイルドになっています。また小児期におけるADHDにしか現在は適応を持たないため、18歳以上の方は今のところ自費で使用しなければなりません。副作用としては眠気や頭痛の他に、血圧低下の副作用が知られています。これはインチュニブがもともと血圧を下げるお薬として開発されていたからです。

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コンサータ(メチルフェニデート)

コンサータは中枢を刺激することでノルアドレナリンとドパミンの働きを増加させます。ADHDへの効果が認められているものの、使用には注意が必要なお薬です。そのためADHDの治療に十分な知識がある医師や薬剤師がいる環境でしか処方できません。寝付きが悪くなる副作用が起こりやすいため、服用は朝に行います。食欲減退の副作用によって、とくに昼食があまり食べられなくなるので、朝や夜で栄養を補えるような食事を心がけることが大切です。

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まとめ

ADHDは大人になると自然に症状が落ち着いてくるケースもありますが、成人後も症状に悩まされている方も少なくありません。現在のところADHDを治す薬はないものの、服薬を始めることで症状をコントロールし、生活しやすい状態を作れます。今回ご紹介した治療薬以外に抗不安薬を併用するケースもあるため、まずは自分の症状に合った薬を見つけることが大切です。

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野村紀夫 監修
医療法人 山陽会 ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など