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うつ病

うつ病とは

うつ病

“寝ても疲れが取れない“”ずっと落ち込んで体がだるい” それってうつ病の始まりかもしれません

うつ病について

 

うつ病の症状とは,ほぼ 1 日中の気分の落ち込みだけでなく,楽しいはずのことが楽しめなくなったり,自分に無価値感を抱いたり,過剰あるいは不適切な罪悪感をもったりしてしまいます。

憂鬱な気分だけではなく、不眠やだるさなどの体の不調を伴ったり、心身に関連したいくつかの症状が今までに経験したことがないほど重くのしかかり、それが途切れることなく 1 ⽇中持続し、2週間以上たっても改善が⾒られないような状態がうつ病なのです。

⼀⽇中、物憂げな様⼦で動かず横たわっていて、“気がついたらあっという間に時間が過ぎていた”といったエピソードも頻繁に外来で聴取される、うつ病の経験談でもあります。このように、ゆううつ(憂鬱)な気分、興味や意欲の消失などが継続的に続いてしまうと、それによって⽣活に⽀障をきたしてしまうのです。精神症状に限らず、⾝体症状にもあらわれる事や、日常生活や会社などの社会生活にも影響が及んでしまうのがうつ病なのです。

(※うつ病(大うつ病性障害)とは、抑うつ障害群の一つであり、この群には他に重篤気分調節症,持続性抑うつ障害(気分変調症)などが含まれています。)

 

うつ病の経過

うつ病の経過はみなさま様々ですが,「寛解状態」(症状がほとんどないか,または中等度以下の症状が2 か月以上続いている状態)がほとんど見られない人もいれば,個々のうつエピソードの間に,ほとんどもしくはまったく抑うつ症状のない時期が何年も続く人もいます。前者のように何らかの抑うつ症状がずっと継続して慢性化している場合は,不安神経症や不眠、パニック障害、大人の発達障害・ADHD、パーソナリティー障害などの併存疾患が併存している可能性や、またその様な疾患がうつ病の経過中も合併しやすいために、定期的な心療内科・精神科通院治療の上で、症状の経過を把握していく必要があります。

心理的・肉体的なストレスが継続的にかかることにより、神経伝達物質であるセロトニンなどのバランスが崩れてうつ病などの症状を形成していると考えられているため、治療に関しては生活環境を含めた見直しが必要となる場合があります。

うつ病は適切な治療を受ければ半数以上は半年以内に改善するといわれておりますので、うつ病と診断されたらできうる限り、期間を置かずに治療を行う事が早期回復へ向けて非常に重要となります。我慢したり自己判断なさらず、うつ病かもとお悩みの方は、早めに心療内科・精神科診療を受ける事をおすすめいたします。名古屋市栄の心療内科・精神科のひだまりこころクリニックはうつ病でお困りの方にも通いやすいように、初診は毎日受付している土日も診療しています。栄駅直結で通院を継続しやすい心療内科・精神科へご相談ください。

 

うつ病の症状について

 

精神症状:

  • ・気分の落ち込み
  • ・憂鬱な気分
  • ・思考が集中できない
  • ・思考が判断できない、決定できない
  • ・絶望感が継続している
  • ・劣等感が継続している
  • ・意欲の低下があり、日中の活動性が下がっている
  • ・感情表現が低下している
  • ・精気がない
  • ・イライラや不安などの感情がコントロールできない
  • ・不安感が継続している
  • ・焦燥感が強い

 

身体症状:

  • ・入眠障害
  • ・熟睡困難
  • ・早期覚醒
  • ・中途覚醒
  • ・食欲減退
  • ・味覚異常
  • ・便秘・下痢
  • ・性欲減退・勃起不全
  • ・月経異常
  • ・易疲労感
  • ・脱力感
  • ・疼痛・しびれ
  • ・動悸

等があげられます。
もちろんすべてが当てはまるのではなく、この他にもみられる症状はあるので、心療内科へご相談くださいませ。

 

うつ病の疫学

うつ病は性差として、女性の方が男性よりも多いとされており、後発年齢は青年期から成人期といわれています。有病率については日本では生涯有病率が5~15%程度といわれております。

 

うつ病の原因について

ストレスや環境要因や遺伝要因などが発症の原因として考えられています。また生物学的な観点からは、モノアミン(ノルアドレナリン・アドレナリン・ドーパミン・セロトニン)などの神経伝達物質の減少によって症状が表れるとされる説もあります。

 

うつ病の治療について

主に、適切な療養と休息、薬物治療、心理療法(カウンセリング治療)があります

 

適切な療養と休息

うつ病のきっかけとなっている、ストレスに関しては、本人にも思い当たる点がないほど、はっきりした強いエピソードでないこともあります。もちろん、昇進や転職など、結婚や転居などの環境の大きな変化でもうつ病などの症状は十分に起きうるのですが、後輩や上司とうまく付き合うのに苦労している方や、今の仕事は自分に合っていないのかもしれないなどの自分の中での葛藤など、様々な経緯で起きうるストレスが長期で継続すると、心身のバランスを来してうつ病になってしまうこともあるという点には注意が必要なのです。

心身共に疲労してしまうと、感情の調整が効かずに、不安な気持ちが極端に大きくなったり、抑うつ症状が自分の意思とは関係なく継続してしまうために、生活が手につかなくなったり、仕事へ行くための支度や出勤ができなくなってしまうのです。

その場合は、自宅療養や時短勤務などで、精神的なストレスと、身体的な疲労をしっかりと減らす必要があります。もちろん、うつ症状の強さや日常生活や社会生活が保てている状態に応じては、勤務時間の変更だけではなく、職場の部署変更などの対策を提案させていただく場合もございます。

自宅での療養の際には、睡眠や食事をとることをまずは意識します。体力が回復するにつれて気分が少しづつ落ち着いてくることがありますので、その場合はその時の体調に応じて、外出や散歩など短時間でも良いので取り入れてみることをお勧めいたします。外出できない時には室内での日光浴も日内リズムを形成する上で効果があります。

徐々に外出のリズムがついてきたら、時には図書館や喫茶店など落ち着いた空間へと出向いてみるのも良いですね。最初は雑誌などに目を通すのもつらい場合には十数分だけでも座ってみるだけで十分ですよ。このような取り組みを何度も繰り返しているうちに、数週間かけて外出できる時間が徐々にまとまってきて数時間から半日と増えてきたら、次はどこに行くのか、どうやって過ごすのかを前日に計画してみると良いと思います。そのような計画に基づいて生活を過ごせるようになったり、出勤を想定した時間に起きたり、電車に乗ってみたりできるようになったら、医療機関と会社に相談しながら時短勤務などの準備を進めていく計画や相談を進めていきましょう。同時に、薬物治療やカウンセリング治療を行っている方は、治療を併用しながら復職へ向けた準備を進めていきます。

 

薬物治療

うつ病の薬物治療には、抗うつ薬(SSRI,SNRI,NaSSAなど)の他に、抗不安薬や睡眠薬などを取り入れます。

抗うつ薬には神経伝達物質を取り込む際の調節を行う働きがあり、少量から開始して、症状に応じて少しづつ増量していきます。うつの症状が軽快して安定している事を確認してまたゆっくりと薬を減量していきます。

SSRI(ジェイゾロフト、レクサプロ)などの抗うつ薬は飲み始めに、吐き気・胃もたれ感などの消化器症状が出現しやすいといわれております。おおよそ、10日から14日で消化器症状が落ち着くので最初に制吐薬を併用内服する場合もあります。

心理療法(カウンセリング治療)

このような症状の方に特に効果があるといわれております。

  • ・軽度から中等度で周囲の状況や因子によって左右されやすい抑うつ気分の方
  • ・社会心理的要因や性格要因が大きい方
  • ・社会的引きこもり心気的傾向の方
  • ・低い自己評価や否定的認知が蔓延している方
認知行動療法:

うつ病では、認知のゆがみが生じることがあり、自責的になったり、0か100か(白か黒か)といった極端な思考が生じる事が多いため、現在の認知の仕方を心理士と共に課題などを取り組むことを通して、自身の考え方を改めて確認しながら適切な考え方へと修正していく方法です。「現実の受け取り方」や「ものの見方」といった認知へ働きかけ、柔軟に現実に対応できるような認知の変容を目指していきます。

ソーシャルスキルトレーニング(SST):

うつ病患者の多くの人には、対人関係の問題を抱える人も多いので、自身の対人関係の気づき方を知り適切な距離感や関わり方を習得することも治療として有効である。

環境調整:

規則正しい生活は症状改善において重要であるために、睡眠や日中の生活リズムの見直しや提案をしていきます
その他、感情焦点化療法や対人関係療法など様々な手法があります。

 

うつ病の注意事項

うつ病の方には、抑うつ症状のために思考が制止していたり、決定ができないなどの症状に陥っています。多くのうつ病の方はそのつらい症状のために、会社を辞めるかなどの究極の選択に迫られるような考え方をしてしまいます。病状が良くない時には重要な決定をするべきではないということを、周りの方たちも理解してあげるのが重要だと考えられます。

悩んでいるけど、周囲に相談できる相手がいない。悩んでいる症状があってもストレス内容が仕事の事だから医療機関へ行っても仕方ないかも、とお思いの方はいらっしゃいませんか??うつ病は知らないうちに体調不良が進行していく病気ですので、まずはお気軽に名古屋市栄の心療内科・精神科まで、ご相談ください。初診も毎日受付をしており、女性医師も所属、土日も診療しています。

 

うつ病に関連した疾患

【適応障害】

自分の置かれている環境や状況そのものが、ストレスになっていて、抑うつ症状やうつ病を呈している状態が適応障害です。置かれている環境そのものが、ストレスに大きく関連していることが多いために、環境を変えることで症状が軽減され、落ち着くことがあります。抑うつ症状の他に、そのような状況に置かれることによりパニック障害を併発したり、不眠症を合併することがあります。治療はうつ病に準じた治療を行うことが多いですが、環境調整や対人関係に重きを置いたカウンセリングなども大きな治療効果を得ることができます。

【五月病】

五月病とはどういう病気ですか?

五月病というのは、精神医学上は、「適応障害」や「抑うつ状態」などに当てはまる状態のことです。
4月というのは、新しい職場や人間関係、仕事内容に生活環境と、社会人にとって春は大きな変化が起こりやすい時期です。新しい変化に適用しよう4月一生懸命頑張りすぎて5月にバテてしまったり、慣れない環境に緊張が続いていたりと無理が重なった結果、1か月ほど経過した5月に心身に不調が生じる状態の総称です。

 

どんな様子の場合、五月病が疑われますか?

毎日気分が落ち込んだり、疲れていて寝てもなかなか疲れが取れない、緊張が急に襲ってきたり、強度の不安な気持ちが頭から離れなかったり、やる気や気力の減退などの気分の症状があります。また他にも、不眠、食欲低下、体重減少頭痛、肩こりなどの身体への症状が出ることも珍しくありません。症状が継続して進んでくると、朝起きれなくなったり、会社を遅刻したり、休みがちになったりなどの社会生活へも影響を及ぼしてしまいます。このような症状が継続的に続く場合には早期に受診をされることをお勧めします。

 

五月病になった場合、どのように治療したらよいのでしょうか?

新しい環境に早く慣れようと頑張りすぎてバテてしまった時に起きるのが五月病です。もし症状が辛くてお悩みの場合には、先輩や同僚などどコミュニケーションをとったり、現在の自分のつらい状況などを相談してみるのはいいかもしれません。症状を相手に伝えたり相談することで、自分の中の症状が軽減することもありますし環境の調整の協力をお願いできるかもしれません。ただ、5月病といっても油断は禁物です。既にうつ病や適応障害としてカウンセリングや薬物治療の介入を必要としている場合もございますので、症状が軽いから大丈夫と自己判断なさらず、きちんと専門医による診察をまずは受けることが重要です。

治療は無理なく環境に慣れていけるよう、考え方や行動のクセに着目して、適応性の高いものへと変化させるようなカウンセリング治療もございますし、気分の落ち込みや不安・不眠などで生活や仕事に支障が出ているような場合には、抗うつ薬や睡眠薬等を用いた治療が行われることもあります。

【六月病】

五月病のみならず「六月病」もあると聞きます。六月病とはどのような病気ですか?

近年、会社での研修期間が比較的長期に設けられているケースが増えてきています。同期の気心知れた新入社員仲間と散り散りになり正式な部署に配属されて実務をこなすようになるのがこの6月頃に増え、結果として五月病と同様の症状が現れることを指します。

またGW連休のように長期休暇で、まとまった休息が取れたために体調を回復できたものの、5月から仕事が始まって再度ばててしまった。という状況の方の「6月病」も多いのです。

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