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患者様から寄せられる、よくあるご質問をご紹介します

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よくあるご質問

初めての診療について

  • 精神科と心療内科の違いは何ですか?

    心療内科は精神的・心因的要因が原因で心のバランスが崩れて体に様々な症状が現れる疾患に対するケアを、心と体の両方から治療する科です。(体の症状の一例、胃痛や頭痛、下痢や嘔吐、動悸・息切れなどなどの症状)

    精神科は、体の症状は強く出なくても、心に症状が現れる疾患に対するケアを行う科です。(精神の症状の一例、不安・抑うつ・不眠・イライラ・幻覚・幻聴・妄想など)

    ですが上記疾患は、症状の程度によってはっきりと区別できることが難しいのが実情なのです。

    当院は、精神科・心療内科のどちらにも精通しておりますので、1つの窓口でしっかりと御相談いただけます。

    まずはお気軽にご相談ください。

  • 病名や受診歴が、クリニックから連絡されてしまいますか?

    ひだまりこころクリニックは患者様の同意なしに、個人情報を漏らすことはまずありません。

    ※ただし、患者様の生命の危機に関わるような場合や緊急かつ特別の状況下では必要とされる対応を取らせていただく事がございます。

  • 初回の診察に準備していくものありますか?

    健康保険証をご持参ください。お持ちの方は、お薬手帳や各種医療証(自立支援など)もお願いします

    紹介状はお持ちの場合のみご提出ください。紹介状はなくてもかまいません。

  • カウンセリングだけでも受診できますか?

    カウンセリング治療の受診も可能です。当院では投薬治療はせずに、カウンセリング治療のみで改善する患者さんも多くみえます。

    ただカウンセリング治療の効果や体調の確認目的で、受診毎に医師診察も同時にお願いしております。

  • 女性医師や女性カウンセラーはいますか?

    当院では女性医師・女性カウンセラー多数在籍しておりますので、お気軽にご相談ください

  • どうして毎日診察しているの?

    当院は皆様がかかりたいと思った時に、気軽に受診できるクリニックを目指しております。

    スタッフも大勢いますので、皆様のご都合に応じて受診いただけるかと思います。

  • 今後、曜日は固定しないといけませんか?

    今後の曜日の固定はしなくても大丈夫です(もちろん曜日固定していただいてもかまいません)

    当院は電子カルテの導入をしておりますので、患者様の受診の曜日が変わっても情報共有ができるよう努めております。
    患者様の皆様にはご都合に応じた、通院をしていただけます。

  • 仕事が忙しくて、平日受診が難しいです

    当院は土曜日・日曜日も診察しておりますので、お仕事を優先して御受診いただけます。

    祝日も診察している日があるのでお気軽にお問い合わせください。

  • 大人の発達障害・大人のADHDも診てもらえますか?

    「大人の発達障害・ADHD」かもと心配されている方は、ぜひ当院にお任せください
    医師との診察の上で、詳細な心理検査や、必要と判断した場合のみ投薬治療・カウンセリング治療をご提案させていただいております。

    まずはお気軽に御受診ください。

  • 初めての受診ですが、当日でもかかれますか?

    多くの方々に、当日受診していただいております。
    当日の初診の方が受診できるように、多くのスタッフが毎日働いておりますので
    まずはお電話でお気軽にご相談ください。

    ※当院では予約患者さんを最優先しておりますので、まれに日時調整をお願いすることもあります。

  • 車椅子を使用しているのですが受診はできますか?

    当クリニックはバリアフリー構造となっています。介助も可能ですので、必要な場合はご相談ください。

  • 初回の診察で質問される内容はどのような内容でしょうか?

    初診時に問診表をご記入いただき、予診を行います。
    いつから、どのような症状でお困りになっているか、睡眠や食事など生活状況、家族や仕事環境などについてお伺いします。

    答えにくいことは、無理に答える必要はありません。

  • 健康保険証を使用できますか?それで会社に知られることはありませんか?

    お手持ちの健康保険証をご持参ください。
    病院および健保組合には守秘義務がございます。基本的にこの重要な個人情報が外部に漏れることはありません。それでも心配な方、あるいは特にご事情がおありの方は自費診療も承っております。

  • 子供が発達障害ではないかと心配なのですが、診察を受けられますか?

    サンシャイン栄院は18歳以上の方を対象とした、心療内科・精神科・メンタルクリニックです。
    金山院は20歳以上、あま市本院は高校生以上を対象とした心療内科・精神科・メンタルクリニックです。

診療・治療法について

  • 薬を一度飲み始めるとやめられなくなると聞いたのですが?

    睡眠薬や抗不安薬などの一部の薬には依存性を認めますが、適切な量を適切な期間使用することで依存のリスクを最小限にすることができます。

    抑うつや不安などの精神症状が重い場合は一定期間、睡眠薬や抗不安薬などを使用した方が早く回復することも事実です。

    また、依存性の少ない薬もございますので、お気軽に診察時にご相談ください。

  • 薬の副作用が怖いのですが?

    安全性の高い薬を少しずつ増量することで、副作用が生じる可能性を最小限にするように心がけています。

    軽い副作用であれば数日で自然に改善することがほとんどですが、予期しない副作用を認める場合はお問い合わせください。

  • 心療内科や精神科の薬を飲むとボケたり、性格が変わってしまうのではないですか?

    心療内科や精神科の薬(向精神薬といいます)で時に眠気などの副作用を認めることがあます。

    ただし、薬を変えたり中止したりすることで速やかに改善し、薬が体に残ることはありません。

    したがって向精神薬が原因でボケるということはありません。

    多くの向精神薬には脳の神経細胞の働きを整え、調子を崩す前の本来の精神状態に戻す作用がありますが、向精神薬を内服することで性格が変わってしまうということはありません。

  • 将来妊娠を希望しているのですが、薬を飲んでも大丈夫ですか?

    現在授乳していたり、将来妊娠を希望している患者様には、漢方薬を除く薬はお勧めしていません。

    なぜなら一部の薬では催奇形性などのリスクが研究で明らかになっているからです。

    ただし、精神症状が重く、漢方薬のみでは効果が不十分な場合は一時的に薬を使用する場合もあります。

    ご心配であれば診察時にお気軽にご相談ください。

  • 家族の物忘れが気になるのですが、認知症の検査はできますか?

    一般的な認知機能検査は初診時に可能です。

    必要があれば臨床心理士による複雑な認知機能検査や、提携医療機関での頭部MRI等の画像検査を行うこともできます。

  • セカンドオピニオンに乗っていただけますか?

    セカンドオピニオンご希望の方は、お薬手帳もしくは、現在飲んでいるお薬がわかるものをお持ちいただけると、より的確なアドバイスができると思いますので、ご準備いただけると幸いです。

    もし可能なら、前医の診断名も教えていただけると助かります

  • 病気の原因が身体的なものであった場合、該当する科の病院を紹介していただけますか?

    総合病院や専門医にご紹介することが可能です。
    からだの病気が疑われた場合、適切な医療機関を紹介させていただきます。

  • 休職の申請への対応は可能ですか?

    当院は産業医の資格を有する医師が診療を行っております。
    職場との連携をとりながら対応いたしますのでご相談下さい。

  • ひだまりこころクリニックでは入院は可能ですか?

    当院には入院設備はございませんので、入院が可能な施設にご紹介いたします。

通院について

  • どれくらいの頻度で通院しなければいけませんか?

    どの薬が患者様に合うかは個人差が大きく、治療初期には投薬を微調整する必要があります。

    したがってある程度、精神症状が落ち着くまでは1-2週間ごとの通院をお勧めしています。

  • 予約なしで突然行っても診療してもらえますか?

    はい。ただし、ご予約の方が優先となっております。

    お電話での当日のご予約も受け付けておりますので、お気軽にご連絡頂けましたら幸いです

    当院は、患者さまの待ち時間をできるだけ短くするため予約制としております。
    予約がない場合は、予約の方の間の診察となり、少し待ち時間が長くなるかもしれません。

  • 車で通院したいのですが、駐車場はありますか?

    大変申し訳ございませんが、サンシャイン栄院(栄院)・金山院には駐車場のご準備がございません。

  • 引越などで通院が難しくなった場合、新しい病院へ紹介していただけますか?

    患者さまのご都合に合わせた医療機関へ診療情報提供書を発行いたします。

  • うつ病や不安障害などの病気であることを、職場や家族に秘密にして通院できますか?

    患者さまの個人情報保持に配慮しておりますので、基本的には可能です。
    ひだまりこころクリニックでは、患者さまの承諾なく個人情報を外部に漏らすことは
ありません。患者さまがご家族や職場に内密にしたまま通院・治療を
希望される場合はご希望に応じることが可能です。
    ただし、こころの病気の治療は、周囲の理解と協力が重要です。
ご家族や職場の理解があるとスムーズな回復につながります。
患者さまご自身での説明が難しい場合は、診察場面や心理士による
ガイダンスにご同席いただくのもよいでしょう。
    なお、生命の危機に関わるような場合など緊急かつ特別の状況下では
必要とされる対応を取らせていただく事がございます。

ご家族の方について

  • 家族が患者に付き添いたいのですが、一緒に診察を受けられますか?

    患者さまご本人のご了承があれば可能です。
    診察場面によっては、患者さまお一人にお話をお伺いし、ご家族にはお待ちいただくこともあります。

  • 家族がうつ病ではないかと思います。受診を勧めたいのですがどうすればよいですか?

    まず、ご家族が心配していることをご本人さまへお話しください。
    体調が悪くて疲れている、夜眠れていない、食欲が落ちた、ゆううつで落ち込んでいるなどいろいろな症状が表に現れていて、ご家族が心配していることをご本人さまへお話しください。
    そして「専門の先生に診てもらっては」とご本人にお勧め下さい。
    早期発見・早期治療がうつ病には有効です。

  • うつ病の家族がいますが、接し方について教えてください。

    うつ病の患者さまへの対応としては、疲れていることを理解して無理に励まさない、回復を待つ、色々な面で支えることなどが重要です。「死にたい」「消えたい」など希死念慮がある場合は、早急に受診が必要です。

  • 家族が通院しているようですが、本人に秘密で話を聞けますか?

    患者さまご本人のご了解なく病状についてお話することはできません。
    個人情報について守秘義務がございますので、ご本人の同意なく病状についてお話することはできません。ご本人の診察時に、ご一緒にお越しください。ご本人同席の上で、
ご家族のお知りになりたいことやご心配について医師から説明いたします。

  • 社員が通院しているようです。職場の対応について電話で話を伺えますか?

    患者さまご本人の了解を得た上で、ご一緒にご相談にお越しください。
    個人情報について守秘義務がございますので、ご本人の同意なく病状についてお話することはできません。ご本人の了解を得た上で、ご一緒にご相談にお越しください。
職場での対応は産業メンタルヘルスの観点から詳しいご相談をさせていただくことが
多いため、診察とは別枠で行っております。まずはお電話にてご相談ください。

うつ・うつ病について

  • うつ病が再発するおそれはありますか?

    うつ病がぶり返しやすい病気であるため、再発を予防することが大切です
    症状が改善し、気分が軽くなってきたと感じるため、「治療をやめたい」と思う方が多いかと思います。
    しかし、処方する薬には「症状の改善、状態をよくする」という働きに加えて、「状態を維持する」という効果もあります。
    個人差はありますが、症状の改善がみられても、およそ半年から1年間は薬の服用を続ける必要があります。
    また、うつ病になりやすい「ものの見方・考え方」など自分の考え方のクセを知ることで、
    自分なりにものの見方を調整して、再発を予防することも大切です。

  • うつ病の薬って安全でしょうか?副作用ってありますか?

    抗うつ薬の種類にもよりますが、吐き気、便秘、下痢などの消化器系症状や、
    眠気、排尿困難、口が渇くなどの副作用があらわれることがあります。
    SSRIでは、飲み始めに、吐き気やむかつきなどの消化器系の副作用があらわれることがあります。
    また、SNRIでは、排尿障害(尿が出にくい・出過ぎる・我慢できないなど)のほか、消化器系症状や頭痛、
    血圧上昇もみられます。NaSSAでは眠気が比較的多く、そのほか体重増加などもみられています。
    三環系・四環系抗うつ薬は、アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制するため(抗コリン作用といいます)、
    便秘、排尿困難、口が渇くなどの副作用があらわれることがあります。
    これらの副作用は飲み始めに多くみられますが、次第におさまってきます。

  • うつ病治療はどれくらいの期間がかかるのですか?

    個人差がありますが、3ヵ月ほどで症状の改善がみられるといわれています
    症状の改善がみられる期間は約3ヶ月と言われていますが、再発を防ぎ、元の生活を取り戻していくためには、数ヶ月から1年ほどかかる場合もあります。
    なお、治療期間の目安としては、以下のように時間が必要となります。

    ・十分な休養を取りながら、薬の服用を開始し、うつ病の症状が軽くするための期間
    約6〜12週間

    ・安定した状態を維持していく期間
    約4〜9ヶ月

    ・徐々に日常生活に戻っていく期間
    約1年〜

  • 心筋梗塞とうつ病には何かしらの関係がありますか?

    心筋梗塞発作後3ヵ月以内にうつ病またはうつ症状が発症する頻度は、20~45%との報告もあります。逆に、もともとうつ病を有する人は、うつ病でない人に比べて心筋梗塞を起こす可能性が大きいという報告もあります。その為、心筋梗塞とうつ病には関連があると考えられます。

  • アトピー性皮膚炎とうつ病に関係はありますか?

    ストレスはアトピー性皮膚炎の発症・悪化因子のひとつです。

    そしてアトピー性皮膚炎にかかっていること自体がストレスとなって心理的な苦痛や、社会的機能の低下、QOLの低下を引き起こし、治療のコンプライアンスやセルフケアが障害されています。

    つまりアトピー性皮膚炎とうつ病は互いに悪循環を引き起こしていることになります。

  • 糖尿病とうつ病に関連はありますか?

    糖尿病患者では、うつ症状を有する頻度が有意に高いことが知られています。また、うつ病と糖尿病を併発する場合には、糖尿病のみ発症する場合に比べて、生存率の顕著な低下がみられています。

    実際にある調査では、高齢者うつ病患者で糖尿病を発症している患者では、うつ病に対する治療介入を行うことにより、5年後の死亡率が通常のうつ病管理を受けた患者よりも約50%低減することが報告されています。

  • 身体疾患とうつ病には関係があるのですか?

    うつ病と身体疾患は一見関係がなさそうにも思えますが、身体疾患そのものがうつ病発症の原因になることがあります。糖尿病や高血圧、心筋梗塞、癌などの慢性疾患によるストレスから抑うつ状態が引き起こされたり、脳の器質的障害を認める脳血管障害などの疾患でうつ病の症状が現れたりすることがあります。

    また、逆にうつ病により内分泌系、免疫系が変化することによって、身体に悪影響を与えることもあります。

  • うつ病に男女差はあるのですか?

    日本におけるうつ病生涯有病率は6.5%(DSM-Ⅳ)、有病率の男女比は1:2で女性の方が多いと言われています。

    男女差の原因として、女性は女性ホルモンバランスの変化や妊娠・出産等のライフイベントがあるためと考えられます。

    ホルモンバランスの変化としては月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)、マタニティブルー(産褥期うつ病)、更年期障害があります。また女性に多い甲状腺機能の異常(甲状腺ホルモンの増加・低下)がうつ病を併発させることもあります。

    女性特有のうつ病のサインとしては、料理を作るのが億劫になった、スキンケアや化粧が面倒に感じる、服に興味がなくなった等の症状があります。

  • うつ病にはどんな種類がありますか?

    うつ病はその症状のあらわれ方で、大きく2つに分類されています。

    抑うつ状態だけが起こるタイプの「うつ病(大うつ病性障害)」と、抑うつ状態と躁(そう)状態の両方が起こる「双極性障害」です。

  • うつ病になると、どのような症状になるのですか?

    うつ病(大うつ病性障害)は、抑うつ気分や物事に対する興味や関心が低下する”こころ”の症状のほかに、体重の減少、疲れやすい、不眠といった”からだ”の症状があらわれます。

    さまざまな生活上のストレスが引き金(誘因)となることもあり、現在このタイプの患者さんの数が増えています。

  • ”双極性障害抑うつエピソード”とは、何ですか?

    非常に元気がよくなって、何でもできると思い込む躁の状態と、抑うつ状態の2つの極端な気分の波があらわれるのが特徴です。以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。

    抑うつ状態のときの症状自体は、うつ病と異なるものではないので、うつ病と間違われることもあります。

  • うつ病になりやすい人はどんな人ですか?

    うつ病は会社員、主婦、学生、高齢者など、だれもがなる可能性のある一般的な病気です。

    約13人に1人が一生のうちに1回はうつ病になるといわれています。

    仕事や家庭のストレスや環境の変化がきっかけとなることが多いのですが、明らかな原因がない場合もあります。

    うつ病は早期発見・早期治療が有効とされていますので早めにご相談ください。

  • 何をしてもおもしろくありません。これって変ですか?

    気分の落ち込みがあらわれる少し前に、生活の中で楽しみを感じなくなった、何をしてもおもしろくない、日常生活のさまざまなことに興味を失った、集中力がなくなってきた、物事の決断ができなくなったなどがある場合、うつ病の注意信号です。

    うつ病も他の病気と同じように、治療せずに放っておくと徐々に悪化していきます。症状が軽いうちにうつ病に気づき、治療をはじめることが大切です。

  • うつ病と食事は、関係があるのですか?

    ストレスがうつ病に深く関わっていることは広く知られていますが、食生活とうつ病との関係をご存じの方はまだまだ少ないようです。

    実は最近の研究から、食生活や食事、栄養素とうつ病との間には深い関係があることがわかってきました。こうしたことは海外では認知度が高まりつつありますが日本ではまだ十分浸透しているとはいえず、うつ病に対する新しいアプローチとして注目されつつあります。

  • 親がうつ病です。自分にも遺伝するのでしょうか。

    うつ病の原因には、遺伝的要因や環境要因が考えられておりますが、必ずしも、全てに遺伝が関わっているものでもありません。

    外的ストレス、性格なども要因の一つとして考えられております。

  • 家族がうつ病と診断されました。これからどのように関わったらよいでしょうか?

    気分転換になるからといって無理に運動をさせたり、お出かけをさせたりしようとすることは逆効果になることもあります。お薬を服用し続けられるように支え、見守ってあげましょう。

    また、うつ病の患者様は判断機能が落ちていることもあります。重大な判断をすることは避けるようにしてもらいましょう。

  • うつ病のへ寄り添う時、気を付けた方が良いことはありますか

    ご家族や身近な方がうつ病になった場合、うつ病の患者様に寄り添うことでご家族様もうつ病になってしまうケースもあります。

    支えることも大切ですが、少し距離を置いて自分のための時間もつくり、趣味を大切にしていきましょう。

  • 気分も落ち込み、肩こりや背中が痛いです。これってうつ病からきているのですか?

    気分がひどく落ち込んでいますが、それ以外にも、頭重、肩こり、背中が痛くなったりなどの身体症状が出た、とお話いただくことがあります。

    うつ病は人によって、こころの辛さ以外にも、身体的な症状が現れる事があります。うつ病に伴う身体症状については、学会での研究報告があり、因果関係も報告されおります。

    診察時に身体的な辛さもお聞かせ下さい。最近は、身体症状にも効果がある抗うつ剤も有ります。個人差はありますが、焦らずに治療していきましょう。

  • 最近調子がよくなってきました。抗うつ薬の服用をやめてもいいですか?

    調子が良くなっているのは、薬剤の効果によるものです。

    調子が良くなってすぐに服用を中断してしまうと、薬剤で抑えられていた症状がぶり返してしまいます。先生の指示に従い服用を続けることが、うつ病を治すうえでとても大切なことです。

    一般的に症状が完全に良くなったとしても6ヶ月間~1年は続けていくことが多くなっているようです。

  • うつ病の初期症状を教えてください。また、どの時点から治療を受けるべきですか?

    うつ病の症状は、「気持ちの元気」の低下・「考える元気」の低下・「体の元気」の低下があります。
    「気持ちの元気」の低下は、

    ・ゆううつな気分が続く

    ・訳もなく涙が出る

    ・希望がもてなくなる などです。

    「考える元気」の低下は、

    ・集中できない

    ・思考力が落ちた

    ・趣味を楽しめなくなった

    ・TVや新聞を見なくなった などです。
    「体の元気」の低下は

    頭痛・吐気・肩こり・めまい・便秘・下痢・疲れやすさ、不眠、食欲不振などです。
    これらの症状が2週間以上続いていたら、受診をお勧めします。

  • 自分では通院するほどのことでもないと思っているのですが、うつ病ではないかと家族や周りに受診を勧められています。

    うつ病は早期発見・早期治療が重要かつ有効な病気ですので、早めにご相談ください。

    疲れすぎていたりうつが進行している時は、自分の状態に気づきにくくなっていることがあります。
    ご家族や周囲の意見に耳を傾けてみることも必要ではないでしょうか。
    うつ状態が長びくとなかなか改善しにくくなりますので、早めにご相談ください。

    頭痛・肩こり・胃の痛み・吐き気・腰痛など体の悩みがなかなか治らずに続いている時、その症状はうつ病による場合があり「仮面うつ病」と呼ばれています。

不安(社会不安障害・パニック障害など)について

  • PTSDとは、どういったものなのですか?

    PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とは心の病気ですので神経症の1つです。事故や犯罪、災害、戦争など、生命に危機が及ぶほどの体験をしたり、見たりした心的外傷体験の後、通常4週間以上この体験による精神的障害が持続する症状をいいます。

    例えば、

    ①侵入的反復想起:外傷体験が反復かつ侵入的に想起される

    ②感情麻痺:感情が麻痺して周囲に対する反応がなくなる

    ③覚醒亢進状態:悪夢による不眠や周囲に対する過剰反応

    などが主な症状として現れます。PTSDの症状に関しても治療の手立てはありますので、抱え込まずに相談に来てください。

  • 神経症の人というのは、神経質な人とは何か違うのですか?

    神経症の不安・恐怖というのは、誰もが日常生活の中で経験する日常の不安・恐怖の延長線上にあると考えられます。

    そういった意味では神経症の症状というのは神経質な人が持つものと近い部分はあります。

    ただし、いわゆる神経質(心配性)と神経症は、診断基準によって、不安・恐怖の症状が1ヵ月以上持続し、社会面・生活面で支障を来たしているかどうかで区別されます。

  • 神経症では具体的にどのような症状が現れますか?

    まず、神経的な抑うつ状態である「不安障害」や「パニック障害」があります。

    この状態では、性格や生活経験により、漠然とした不安を感じると、次々と最悪のシナリオが思い浮かびます。

    次にある特定のものや出来事に対して恐怖心を抱き、生活に支障を来たす「外出(広場)恐怖」「対人恐怖」「疾病恐怖」といった状態も挙げられます。

    他には、肉親の死や災害といった環境から生じる精神的ショックが強すぎて起こる「急性ストレス障害」「適応障害」「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」といった「環境反応」によるものがあり、大きな事件や事故があった際には注意が必要となります。

    また、困難な状況を回避したいという心理作用より、記憶や意識を失う解離状態や身体に麻痺などが出る転換状態といった解離性(転換性)障害(ヒステリー)と言います。この場合のヒステリーは一般に使われている言葉とはニュアンスが異なります。

    そして、ある危険(細菌や汚れなど)を恐れ、それを回避するための考えや行為に集中するあまり疲弊する「強迫観念」「強迫行為」といった強迫性障害があります。

  • 神経症と心身症の違いを教えてください。

    心身症は心が関係する「身体」の病気ですが、神経症は、通常誰もが感じる不安や心配が著しく強くなった状態で、健康人の悩みの延長線上にある「心」の病気です。

    どちらもストレス病であるという共通点はあるのですが、病気が身体なのか心なのかという違いがあります

  • 社会不安障害(SAD)はどんな症状があるのですか?

    社交不安症(SAD)には、下記のような特徴的な症状があります。

    ・人前で発表するのが極度に怖い・緊張する

    ・人と接するのが極度に怖い・緊張する

    ・周囲からの視線が極度に怖い

    ・注目されると緊張で赤面する・汗をかく

    ・人前で食事ができない

    ・人前で文字を書くとき、手が震えて書けない

    ・人前で電話をかけるのが怖い

    ・周囲に人がいるとトイレで用を足すことができない。

  • 社会不安障害(SAD)はどのくらいの割合で発病するのですか?

    報告によってその割合はまちまちですが、アメリカでの1万人規模の報告では約12%の人が、生涯のうちにどこかでSADになるという結果が出ています。日本の報告ではそれよりも少なくて3.2%ほどであるといわれていますが、日本人は性格として元々恥ずかしがりやの人が多いため、本当にSADであっても「これは性格である」と認識しているケースも多くみられます。そのため、実際より低い割合で報告されていると考えられます。

  • 社会不安障害(SAD)の原因は何ですか?

    強い不安感や緊張感を持ちながら社会生活を続けていくと、不安感や緊張感を避けるようになっていき、最終的に引きこもり、社会生活に大きな支障が出てきます。

    この病気は、発症年齢が若く、多くは10代半ばの思春期の頃に発症するといわれています。そのため進学・卒業が困難になることから始まり、就職・就労が困難になる、地域との交流が困難になるといった負の連鎖が学生時代から起こってしまうため、治療しないでいると一生涯にわたって影響が出てきてしまいます。

  • パニック発作が起きたらどのように対処したらよいでしょうか?

    気持ちで発作が落ち着くのを待ちましょう。対処としてはできるだけゆっくりと深い呼吸をすることが大切です。椅子に座ったり横になったりして呼吸をしやすくしましょう。何よりも慌てず、楽な気持ちが大切です。

    もし過呼吸になってしまったら、息を吐くことに意識をしましょう。過呼吸の時は息を吸い込みやすく、酸素が多い状態になっています。ゆっくりと長く息を吐き、体内の酸素バランスを整えてあげることで呼吸が楽になってきます。

    何よりも慌てず、楽な気持ちが大切です。

  • パニック障害だと言われました。どのような生活を送ったらいいのでしょうか?

    無理に日常生活を変える必要はありません。心身に負担をかけないようにストレスを減らしていきましょう。その為に、規則正しい生活を心がけましょう。

    カフェインやアルコール、ニコチンはパニック発作を起こすきっけになるとも言われていますので、控えた方がいいかもしれません。過度な運動は控え、ウォーキングのような有酸素運動を20分程することがよいと言われています。また睡眠時間の確保も大切です。朝起きたら、太陽の光を浴びて外の空気を吸いましょう。

  • 家族がパニック症と診断されました。どのように対応したらいいのでしょうか?

    パニック障害の方は突然のパニック発作により呼吸困難や動悸が起こってしまいます。

    患者様にとってご家族様が近くにいてくれることは大きな支えとなります。ぜひパニック障害への理解を持って患者様が安心して生活・治療できるように環境を整えてあげてください。症状が重くなると外へ出ることも怖くなってしまうことが多々あります。無理に外出させずに、サポートしてあげてください。

    もし発作が起こってしまったら、焦らず慌てずに優しく声をかけたり、手を握ったり、楽な姿勢をとれるようにしてあげましょう。

  • 毎日ささいなことが不安でたまりません。これは病気なのでしょうか。

    全般性不安障害という病気が考えられます。
    いろいろなことが不安になるという全般性不安障害という病気が考えられます。
自分でコントロールするのが難しい不安を持続的に抱えていると、
緊張感・疲れやすさ・怒りっぽさ・筋肉のこり(頭痛・肩こり)・不眠・集中困難などの
症状が現れ、たいへん辛い状態がつづくことがあります。
受診の上ご相談ください。

  • 不安障害の治療はどのようなことを行いますか。

    薬物療法と心理療法を併用して行います。
    パニック障害、社会不安障害、全般性不安などの不安障害は、
脳内で神経伝達物質が変化することにより生じる病気であることがわかってきました。薬物治療が効果的であり、治療可能な病気といえます。

  • 人前で緊張してうまく話せないのがつらいです。性格の問題なのでしょうか?

    対人場面で不安・緊張が強くなり日常生活に支障が出る「社交不安障害」という病気の可能性があります。

    以前は「恥ずかしがりや」等の性格の問題として扱われることも多かったのですが、現在では薬物療法や精神療法の有効性が明らかになっています。

    生活や仕事に支障が出るようでしたら早めの受診をおすすめします。

  • 動悸が激しくなり死ぬんじゃないかと思うことがあります。内科では問題ないといわれますが。

    内科で心臓等の病気が否定されたのでしたら「パニック障害」の可能性が高いと思われます。

    突然の不安や動悸が発作性に出現し、死ぬのではないかと強い恐怖感を伴います。

    薬物療法や精神療法の有効性が明らかになっているので早めの受診をおすすめします。

その他の質問

  • 薬を自宅近くの薬局でもらいたいのですが、可能ですか?

    当クリニックの隣にも調剤薬局がございますが、処方箋を持参すればお好きな調剤薬局で薬をもらうこともできます。

    ただし自立支援医療を利用している場合は、利用できる調剤薬局に制限がございますのでご相談ください。

  • どれくらいの期間、薬を飲み続けなければいけませんか?

    精神疾患によりますが、最低数週間から数か月は継続して内服していただく場合がほとんどです。

    なぜなら服薬中断することで精神疾患が再発しやすいことが研究で明らかになっているからです。

    ただし、副作用を認める場合は、薬を減らしたり変えたりすることは可能です。

  • 薬を飲まずにカウンセリングだけを受けたいのですが?

    精神症状が軽い場合にはカウンセリングのみで治療可能な場合もございますので診察時にご相談ください。

    ある程度、精神症状が重い場合には少なくとも薬物治療とカウンセリングを併用することをお勧めしています。

    カウンセリングは健康保険の適用とはなりませんのでご了承ください。

漢方薬について

  • 漢方薬を他の薬と併用して服用するとき、どんなことに気をつければよいですか?

    二種類以上の薬を同時に服用するときに問題になるのは、一方の薬の薬効が期待通りに現れなかったり、逆に薬効が増強されるなど思わぬ現象(相互作用)が起きることです。

    したがって、二ヶ所以上の病院や薬局で貰ったお薬を自分の判断で併用することは絶対避けてください。

    最近では、西洋薬と漢方薬の併用も多くなり、併用することによりそれぞれの長所短所を補い、より効果的な治療が期待される場合もありますが、中には併用することが禁じられている薬もあります。

  • 漢方薬はなぜ「食前」「食間」なのですか?

    食事を基準に薬を服用する方法は、食事に合わせて服用することで飲み忘れることがない事から一般的に行われていました。

    漢方薬の食前または食間服用は胃の中がカラになっているほうが薬効成分が良く吸収されると考えられたからです。しかし「食前、食間に飲むと胃が悪くなって困る」という方や飲み忘れた場合には食後に服用しても差し支えありません。

  • 漢方薬を水以外で服用しても良いですか?

    漢方薬は、水又はお湯にて服用してください。

    子どもの場合など、苦くてどうしても飲みにくい場合は、水あめを絡ませて服用したり、服用後に水で口をすすいで下さい。

    お茶やコーヒー、牛乳やジュース、お酒で飲むと悪影響をもたらすことがありますので、やめましょう。

  • 肩こりに効く漢方薬があると聞いたのですが。

    葛根湯という漢方薬が、肩こりにも効くといわれています。

    一般的には、風邪に効くとされています。それは、体温を上げて生態防御反応を高めるといわれているためです。

    肩こりに効くのは、葛根湯は自然と発汗させ、筋肉のこわばりを緩めて痛みを取り除くからです。筋緊張状態を緩和させる効果があり、緊張性頭痛にも幅広く応用されています。

    ただし、葛根湯はすべてのかたに適応しているわけではありませんので、主治医にご相談ください。

  • 半夏厚朴湯とは、どのような漢方薬ですか?

    のどに梅干の種のようなものが詰まった状態「梅核気」の病証を治療する薬です。

    梅核気は怒りやストレス等の不快症状が原因となり、消化器や呼吸器の機能が低下した結果形成されます。それが食道にあると、のどの違和感や不快感となり、気道にあると胸がつかえるといった症状になります。半夏厚朴湯は梅核気を散らし、滞る消化器機能を回復させます。

  • 半夏白朮天麻湯って何に効くんですか?

    めまいに効く漢方です。

    漢方では、めまいは体内の水の巡りが悪くなることで引き起こされるといわれています。

    生薬中のタクシャ、ブクリョウ、ソウジュツなどの効果により改善します。

    更にエキス剤では唯一直接めまいを改善する薬能を有する天麻が含有されている方剤でもあります。

  • 柴朴湯とはどのようなお薬なのですか?

    のどに梅干の種のようなものが詰まった状態「梅核気」の病証を治療する半夏厚朴湯に小柴胡湯を加えた方剤です。

    梅核気は怒りやストレス等の不快症状が原因となり、その症状を和らげるのが半夏厚朴湯ですが、更に小柴胡湯の中の柴胡がストレス症状を和らげることが出来ます。

    他に蘇葉、半夏等の生薬にもストレスを和らげる作用があります。

  • 慢性的な疲労に効く漢方を教えてください。

    補中益気湯という漢方薬があります。

    疲労感や倦怠感、手足のだるさなどの改善が期待できます。気の状態を補う処方としてよく用いられ、体力や気力をつけるためにおすすめの漢方薬です。食欲がなく、胃腸機能が低下した方に効果的で、高齢者にも効果的です。長く服用することで体質改善も期待できます。

  • 加味逍遙散の効果を教えてください。

    加味逍遙散は、主に女性の精神不安、月経前症候群、冷え症、虚弱体質、月経不順等に使用されますが、実は男性に対する有効性(神経症)も非常に高いという報告があります。

    血分が不足するとイライラして怒りっぽくなり、憂鬱になる、頭痛やめまいが起こります。そのため、肝臓に働きかけて、肝臓の動きを活性化させ、機能回復に働きかけるのです。

  • 柴胡加竜骨牡蛎湯とは、どのようなお薬なのですか?

    神経の高ぶりを抑え、それに伴う不安や焦燥感を間接的に緩和する漢方薬です。

    パニック障害やイライラに伴う不眠に使われることが多いです。最近ではアロマターゼ阻害作用を有するという報告があり、男性更年期でも応用され始めています。

    また脱毛症における漢方の第一選択薬でもあります。

  • 白虎加人参湯は何に効くのですか?

    含水硫酸カルシウムを主成分とする石膏やハナスゲの根茎である知母を中心として身体を冷やす効果がある漢方薬です。

    全身のほてりが気になる患者様に使用していただけます。

    他、人参やコウベイで身体を潤わせる作用があります。

  • 桂枝茯苓丸とは、どのような漢方なのですか?

    血行不良を改善する漢方です。血行不良が原因で起こる月経痛、無月経、生理不順、不正出血に使用されます。ほか、頭痛、肩こり、腰痛などの改善にも使用されます。

    ボタン科のボタンの根皮の生薬ボタンピは主成分ペオノールが駆瘀血(血行を改善する)作用を有しております。同じくバラ科のモモの種子トウニンはアミグダリンを主成分とし、同じく駆瘀血作用(血行を改善する)作用を有しております。

  • 芍薬甘草湯は、どのようなお薬ですか?

    筋肉の異常なけいれんやこむら返り、あるいは腰痛・神経症・生理痛・胃痛などの痛みの緩和に対して用いられます。

    薬効は筋肉緊張の緩和です。とても即効性がある漢方薬です。

  • 六君子湯はどのようなお薬ですか

    胃腸が弱い、食欲がない、疲れやすい、手足が冷えやすいというような症状に使用されます。

    消化器や呼吸器の機能が低下すると、飲食や呼吸から獲得する活動エネルギー量が低下し良好な体内バランスが維持できなくなります。そのため、からだ内部の水分流津も停滞し、食欲低下・腹部の使えや張り・嘔吐あるいは下痢などが起こります。

    体質の改善を目的に使用する漢方ですので、まずは1ヶ月をお目安にご服用下さい。

  • 血行不良を改善するための漢方薬はありますか?

    桂枝茯苓丸という漢方薬があります。

    血行不良を改善する漢方です。

    血行不良が原因で起こる月経痛、無月経、生理不順、不正出血に使用されます。ほか、

    頭痛、肩こり、腰痛などの改善にも使用されます。

  • 漢方薬の名前が難しいのはなぜですか?

    漢方薬の名前にはそれぞれ意味があるのでどうしても複雑になります。

    例えば、名前の付け方には次のようなものがあります。

    ①配合されている主な生薬の名前に由来するもの。

    葛根湯、麻黄湯

    ②その薬の効果を表しているもの。

    補中益気湯…お腹(中)を補って元気を益す(胃腸機能を補って元気をつける)効果がある。

    ①と②の両方

    半夏瀉心湯…半夏という生薬が配合され、心(みぞおちのあたり)の詰まった余分なものを取り除く、または心のもやもや(精神神経症状、不安)を取り去る(瀉する)効果がある。

  • 漢方のエキス剤とは何ですか?

    湯剤、散剤、丸剤として服用されていたものからエキス分を抽出し、水分を蒸発させて「乾燥エキス」として加工したものです。これを漢方エキス製剤といいます。

ADHDについて

  • 他院で双極性障害と言われ、お薬を飲んでいますが、日常生活(職場や学校、家庭、人間関係で)で上手く行きません。

    ADHDの可能性も考えられます。一度当院にご相談下さい。

  • ADHDの診断には幼少期の行動がポイントになると書いて有りました。子供の頃は、取り立てて問題がなかった様ですが…?あまり 覚えていません。

    思い出せればどんな些細な事でも結構です。お聞かせ下さい。もし可能でしたら、親御さんやご主人、身近な方とご一緒に来院下さい。

  • ADHDの治療のゴールって何でしょうか?

    職場や学校、家庭での悪循環が好転し、自信を持って貴方の特徴と折り合える事です。

    それによって充実した社会生活が送れる事です。

  • ADHDって何ですか?

    ADHDは(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder = AD/HD)は、別名注意欠陥多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない・気が散りやすい)、多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)、衝動性(順番を待てない・考える前に実行してしまう)の3つの要素がみられる発達障害のひとつです。

  • ネットを見ていたら、自分の子どもがADHDでは、と思います。

    一度診察にお越しください。

    初めて受診するときには、お子さんの日頃の行動や様子を具体的に記録したメモや書面を持参いただけると良いです。また、母子健康手帳、保育園時や幼稚園時の連絡帳、小学校の通知表やお子さんの自筆によるノートなども参考になります。

  • ADHDの治療はどんなことをするのですか?

    治療には「教育・療育的支援」と「お薬による治療」があります。

    お薬を使わない治療として、子どもの周りの環境を整える(環境調整)、保護者の方が具体的な対処法を学ぶ(ペアレント・トレーニング)、本人が適切な行動を学ぶ(ソーシャルスキル・トレーニング)といった、教育・療育的支援があります。

    またお薬による治療では、小児・思春期におけるADHD治療では、主にアトモキセチンとメチルフェニデートが使われます。どちらも脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドパミンの不足を改善する働きがあります。

  • ADHDと診断されてお薬を飲んでいます。いつまで続けるのでしょうか?

    必ずしも、一生飲むものでは有りません。

    まずは一年程度を目安として、服薬継続の必要があるか、判断しましょう。ただし、焦りは禁物です。

  • ADHDの治療のゴールってどこでしょうか?

    職場や学校、家庭での悪循環が好転し、自信を持って貴方の特徴と折り合える事です。それによって充実した社会生活が送れる事です。

    「治す」というより、「元々持っているご自分の特性や個性を活かして豊かに生きる。」と考えましょう。そのお手伝いをさせてください。

  • ADHDと診断されました。相談出来る公的機関は有りますか?

    発達障害者支援センター、地域医療センター、愛知県精神保健福祉センター、自治体の福祉相談窓口などが有ります。

強迫性障害について

  • 強迫性障害の診断基準について教えてください。

    以前は強迫性障害は不安障害の一種であると考えられていましたが、最新のDSM-5(アメリカ精神医学会での診断基準)では不安障害とは独立した異なる疾患であると分類されています。

    そのDSM-5の中では①強迫観念・強迫行為、またはその両方の存在、②強迫観念または強迫行為が時間を浪費させる(1日1時間以上かける)、または臨床的に意味のある苦痛、または社会的・職業的・その他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている、といった事が診断基準として挙げられています。

  • 強迫性障害の症状とはどんなものですか?

    自分では不合理・無意味と認識していても、強迫観念・強迫行為が繰り返されて、自分では制御できないので不安や苦痛が生じてしまいます。強迫観念とは、頭から離れない考えのことで、「人を殺してしまうのではないか」等、その内容が不合理な事や一般的にあってはならないことや心に受け入れられない事柄であったとしても、頭から追い払う事ができないもののことを言います。これらの考えはきっかけもなく突然に浮かんできてしまうこともあります。強迫行為とは、手を何度も洗ってしまう洗浄強迫、戸締りや火の始末を忘れていないか何度も確認してしまう確認強迫が代表的なものですが、心の中で数を数えたり言葉を繰り返したりなどの心の中で行ってしまう事柄も含まれます。

  • 強迫性障害はどのような人がなりやすいですか?

    疫学的には生涯有病率は2~3%と言われています。発症年齢は思春期や若年成人で多く、平均年齢は19.5歳。1/4が14歳までに発症しているものの、35歳以上での発症は稀だと考えられています。男女差はないものの、男性の方が女性よりも発症年齢が若く、男性患者の約25%は10歳以前に発症するといわれているので、子供であっても注意が必要です。26~35歳での発症は女性のほうが多くなっています。

  • 強迫性障害とはどんな疾患ですか?

    昔は強迫神経症と呼ばれていた疾患で、強迫観念・脅迫行為が主な症状です。WHOの報告では生活上の機能障害を引き起こす10大疾患のひとつとも言われています。アメリカのデータではうつ病の患者さんの約13%の人がこの強迫性障害を合併しているとも言われています。患者さんが病気であるという認識があることは多いものの、自分ではなんともできずに悩んでいることが多い疾患であるといえます。

頭痛について

  • 緊張型頭痛や片頭痛で痛みどめを服用する時に注意することはありますか?

    薬剤誘発性頭痛(薬剤乱用頭痛)とwithdrawal headache(鎮痛薬断薬頭痛)に注意が必要です。

    鎮痛薬を予防目的などで10~15日/月以上服用し続けると、痛みの感受性の調節機能に混乱が生じ、以前より強い頭痛が絶え間なく続くようになります。このような頭痛を薬剤誘発性頭痛といいます。そして、その頭痛を止めるため、さらに鎮痛薬を服用し悪循環に陥ります。

    また、withdrawal headache(鎮痛薬断薬頭痛)とは、鎮痛薬を長期間使用するとかえって痛みに対して敏感になり頭痛がとれなくなってしまい、その鎮痛薬を急に中止したときに起こる頭痛のことを言います。

    痛みがなかなか消えない場合は自己判断で鎮痛薬を増やすのではなく、早めに相談にきてください。

  • 片頭痛と緊張型頭痛は同時に起こることはあるのですか?

    どちらも混在するような疾患は存在します。例えば慢性連日性頭痛というものは、緊張型頭痛・片頭痛の両方の要素を持っています。

    この病態の定義は、一日に4時間以上の頭痛が1ヵ月に15日以上、3ヵ月を越えて続くものとされており、QOLへの影響が大きい、睡眠障害・うつ状態・薬物乱用などを伴う、人格障害を伴いやすい、心身の両面にわたるケアが必要といった特徴があります。

  • 片頭痛の治療ではどのような薬を使いますか?

    片頭痛の前兆があるとき、あるいは発作初期には、炎症を抑える消炎鎮痛薬や血管を収縮させるエルゴタミン製剤を、また発作後には効果が高く、血管収縮および痛みの原因物質の抑制作用があるトリプタン製剤を、そして、片頭痛発作が1ヵ月に2回以上あるときには、血管の収縮を抑え、それに続く血管の拡張をコントロールして頭痛を予防するカルシウム拮抗薬を使用します。

    その他には抗不安薬や抗うつ薬などのストレスや不安症状に効果のある薬剤を使用する場合もあります。

  • 片頭痛はどうしたら治りますか?

    精神的ストレスが片頭痛の発症要因の中で比較的多いこと指摘されており、またうつや不安、パニック障害と片頭痛との関連を指摘する報告も多くあります。そのため患者さんの心理社会的背景を十分把握した上で治療を行なうことが必要です。ストレスに伴う片頭痛は、抗不安薬、生活指導、環境調整、心理療法、リラクゼーションによって治療を開始します。

    ガイドラインでは片頭痛と診断されても治療効果が思わしくない場合には、他の疾患の存在を考えるように記載されています。

  • 片頭痛について詳しく教えてください

    片頭痛には何の前兆もなく起こるものと、なんらかの予兆や前兆のあるものとがあります。片頭痛の患者さんの約8割は前兆を感じるといいます。

    予兆としては、あくび、眠気、むくみ、イライラ、空腹感などが、また前兆としては、閃輝暗点、手足のしびれ、脱力などの症状が現れます。

    また、片頭痛がなぜ起こるのか、詳しい原因はまだわかっていませんが、主に3つの説が考えられています。

    神経伝達物資であり発痛物資でもあるセロトニンにより血管壁に炎症が起こり頭痛が発生するとする「血管説」。

    なんらかの原因により三叉神経から痛みの原因物質が放出され、血管の炎症を起こして頭痛になるとする「三叉神経血管説」。そして、脳の過剰反応によって頭痛が発生すると考える「神経説」があります。

  • 緊張型頭痛について詳しく教えてください。

    この頭痛では、痛み自体はじわっと持続的なもので日常生活に著しく支障をきたすということはあまりありません。多くの場合、肩や首筋のこりを伴って起こり、その他、目の疲れやめまいを伴ったり、何もしていないのに疲れるという症状があらわれることがあります。

    原因としてはストレスによる筋肉の緊張が考えられています。例えば家庭内での問題や環境での問題などの精神的ストレスや、長時間のOA機器作業、デスクワーク、悪い姿勢などによる身体的ストレスによって、中枢・末梢での感受性の亢進、筋収縮が起こり、痛みを感じます。

    痛みを感じる筋肉は、後頭筋、側頭筋、僧帽筋、などです

     

    痛発生の原因はストレスによる筋肉の緊張であるため、ストレスに対する対策が治療の基本となります。

    頭痛が起こるとすぐ頭痛薬を飲む人がいますが、緊張型頭痛の治療はまずストレスをコントロールし、その上で薬物療法を行ないます。

    つまり、まず日常生活上での増悪因子(過労、睡眠不足、悪い姿勢)や歯科的異常を除去します。それでも効果のない場合、まず筋弛緩薬を処方します。頭痛に伴って不安・緊張が認められる場合は、抗不安薬を併用します。これらの薬剤で十分な効果が得られない場合は、薬剤の変更あるいは増量を行ないます。それでも効果が十分得られない場合、抗うつ薬を少量より開始し、経過に応じて増量します。

    抗うつ薬を使用するのは、うつ病などの可能性が考えられるからですので、この場合にはしっかりとしたうつ病の治療を行う事が大切となります。

  • 一次性頭痛について詳しく教えてください

    一次性頭痛は原因が分からないまま繰り返していく慢性頭痛ですが、大きくわけると「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」があります。

    患者さんからすると毎日の生活でよく起きることなので、「そういうものだ」と思い込んでなかなか受診でせず、急に症状が悪化した時に病院に駆け込むということが少なくありません。

    緊張型頭痛とは、後頸筋等の持続緊張等により、頭が締め付けられるように痛む頭痛です。痛みは漫然と続いていきます。

    片頭痛とは、女性に多く、拍動性、片側性の頭痛発作を繰り返す頭痛です。定期的に強い痛みが起こります。

    群発頭痛とは、20~30代の男性に多く、片側の目の奥が激しく痛み、15~180分間(平均45分)持続します。片頭痛のような拍動する痛みはありません。発作時に、頭痛と同側の結膜充血、流涙、鼻汁、縮瞳などの自律神経症状を伴います。頭痛発作は通常1~2ヵ月間群発しておさまり、その後また再発するという周期性を示します。原因は解明されていませんが、目の奥を走る内頸動脈に炎症が起こるためと考えられています。

  • 二次性頭痛を疑うべき時とはどのような時でしょうか?

    次に挙げる項目に当てはまる場合は二次性頭痛である、くも膜下出血・慢性硬膜下血種・脳腫瘍の可能性があります。

    そういった場合には神経内科や脳神経外科などを受診することをお勧めします。

    1.今まで経験したことのない痛みがある

    2.突然痛み始める

    3.数週間~数ヵ月の間に次第に痛みがひどくなる

    4.麻痺やしびれ、けいれん、意識障害などがある

    5.物が二重に見える

    6.高熱がある

    7.身体の向き、力み、咳などで痛みが強くなる

  • 二次性頭痛とは何ですか?

    二次性頭痛には「くも膜下出血」「慢性硬膜下血種」「脳腫瘍」があります。

    くも膜下出血(急性)では、脳動脈瘤の破裂によって、くも膜と軟膜の間に出血が広がります。バットで殴られたような突発する激しい頭痛を訴えます。吐き気や嘔吐・意識障害・項部硬直などを伴うことがあります。発症後、数時間以内に適切な処置を受け、再出血を防ぐことが命を救うカギになります。

    また、慢性硬膜下血種では、軽い頭部外傷によって硬膜下腔に徐々に血種ができ、数ヵ月後に頭痛・痴呆・麻痺・軽い言語障害などがおきます。高齢者や飲酒による転倒後などによく見られます。

    脳腫瘍では、腫瘍のため鈍い痛みが持続し、腫瘍が大きくなるに従い徐々に痛みが強くなります。1日のうち、脳内圧が高くなる早朝に頭痛が起こることが多く、腫瘍の場所によっては、吐き気や嘔吐・方麻痺・けいれん・言語障害を伴うこともあります

  • 頭痛にも種類があると聞いたのですが、本当ですか?

    頭痛は古代からある歴史の長い疾患であり、ありふれた疾患です。

    一言で頭痛といっても色々な種類があり、国際頭痛学会(IHS)の分類(ICHD-II)では「一次性(機能性)頭痛」、「二次性(症候性)頭痛」、「頭部神経痛、中枢性顔頭痛とその他の頭痛」の3つに大きく分けられています。

    一次性頭痛は原因が明らかでないまま繰返し起こる慢性頭痛のことをいい、「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。

    また二次性頭痛は、急性・亜急性のことが多く、特に生命に危険のある重大疾患が含まれることがあり注意が必要です。

    最近増えているのが精神的ストレスによる緊張型頭痛や片頭痛で、心身症としての対応が求められています。

    頭痛の約半分は緊張型頭痛であり、次いで片頭痛となっています。

心身症について

  • 神経症と心身症の違いを教えてください。

    心身症は心が関係する「身体」の病気ですが、神経症は、通常誰もが感じる不安や心配が著しく強くなった状態で、健康人の悩みの延長線上にある「心」の病気です。

    どちらもストレス病であるという共通点はあるのですが、病気が身体なのか心なのかという違いがあります

  • 心身症はストレスに適応できないから起こるの?

    確かに環境にうまく適応できない状態(不適応)というのはイメージしやすいかと思いますが、不適応の場合はうつ病や適応障害といった心の病気を引き起こしやすく、

    心身症では過剰適応の方が重要な原因の一つと考えられています。過剰適応とは、無理に周囲に合わせようとする結果、身体的・精神的疲労が重なる状態のことを指します。

  • 心身症と特に関連が深い症状はどういったものですか?

    人によって違うので一概にはいえませんが、頭痛や摂食障害は多くなっています。

    頭痛の中でも心療内科領域の典型例としては、緊張型頭痛と片頭痛があります。緊張型頭痛は、かつては筋緊張性頭痛といわれたように、肩こりや後頭部痛などの症状と連動して頭全体が締め付けられるような痛みを訴えます。

    一方片頭痛は、目がチカチカするなどの前兆の後に、頭部の部分的な痛みを訴えます。ただし、どちらの頭痛も痛みの部位や訴え方はまちまちですので、注意が必要です。

    また、摂食障害とは、若い女性に好発し、食事をほとんど摂らずにやせていく神経性食欲不振と、過食や嘔吐を繰り返す神経性過食症があります。どちらの疾患も、食事へのこだわりや肥満恐怖といった特徴的な精神病理を有していますので、専門家による心理治療が必要となります。

  • 心身症には、具体的にどのような症状がありますか?

    「心身症」は疾患の名称ではなく症状に対して使われる言葉です。従って心身症であると考えられる疾患の患者さんは各診療科で見られます。

    以下に代表的なものをお示ししますが、非常に身近な疾患も含まれていることがお分かりいただけると思います。。

    <循環器系>本態性高血圧症、不整脈

    <消化器系>過敏性腸症候群、逆流性食道炎

    <呼吸器系>気管支ぜんそく、過換気症候群

    <内分泌系>摂食障害、糖尿病、甲状腺機能亢進症

    <神経系>不眠症、頭痛(緊張型頭痛・偏頭痛)

    <骨格筋系>痙性斜頸、頸肩腕症候群

    <耳鼻科系>アトピー性皮膚炎、多汗症

    <皮膚科系>メニエール症候群

    <眼科系>眼瞼下垂、眼精疲労

    <婦人科系>更年期障害、月経異常

    <口腔系>顎関節症、口内炎

  • 心身症になりやすい人のタイプはあるのでしょうか?

    ストレスが心身症の原因と考えられますので、ストレスを感じやすい人ほど心身症になりやすい、と考えられます。

    各種の調査から、以下に示すような性格の人は心身症になりやすいことが確かめられており、タイプA性格と呼ばれています。

    ・頑張り屋

    ・仕事中毒

    ・模範的

    ・自己犠牲的

    ・まじめ

    ・他人に気を遣う

    ・いやといえない

  • 心身症がおこるメカニズムについて詳しく教えてください。

    それは、心身相関と呼ばれるメカニズムによります。

    知覚系で様々なストレス(例えば、社会・心理的ストレス、物理・化学的ストレス、生理的ストレス)を感じると、辺縁系に含まれる視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF:corticotropin-releasing hormone)が分泌され、これが脳下垂体に働いて副腎皮質刺激ホルモン(ACTH:adrenocorticotropic hormone )を放出し、副腎に作用します。

    そして副腎からは、アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されて、自律神経系の活動を変化させます。

    また、ACTHに刺激された副腎皮質からはストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されて、内分泌系と免疫系に影響を与えます。

    このようにして、液性因子と自律神経系、免疫系を介して、様々な器官に反応(身体症状)が引き起こされます。

    このような身体症状は、適度で一過性ならストレスに対する防御反応として合理的ですが、持続しすぎたり、反応が強すぎたりすると、生活に支障をきたし、治療が必要になります。

  • 心身症とはなんですか?

    心身症とは「心」が関係する身体の病気のことで、ストレスなど精神的なことが原因で身体に異常が起こる疾患です。

    通常、私たちの身体では外界や体内環境の変化を脳の視床下部が察知し、自律神経系や内分泌系をコントロールし身体状態を一定に保っています。しかし、あまりにもストレスが続いてしまうと、視床下部が過剰反応を起こして自律神経系や内分泌系のバランスが崩れてしまうため、特定臓器や器官に症状となって現れてきてしまいます。

睡眠障害・不眠症について

  • 市販の睡眠薬(睡眠改善薬)も不眠症に効果がありますか?

    一時的な不眠に対しての効果しかありません
    普段よりも寝つけなかったり、眠りが浅いなど、「一時的な不眠」に対して使用し、医師から「不眠症」と診断された場合には使用しないことが原則となっています。

  • 睡眠障害・不眠症の治療にはどれぐらいの期間がかかりますか?

    早期治療で早い改善ができます
    睡眠薬は即効性があります。薬を使うことで生活リズムを整え、次第に自然と眠れるようになっていきます。
    その後、薬を徐々に減らしていきます。まずは、薬を使って体のリズムを整えます。

  • 不眠症と睡眠不足の違いは何ですか?

    主観的に眠りたいのに眠れないのが不眠症となります
    睡眠不足は、就労や学習、不規則な生活などにより、偏った睡眠習慣となり、その人にとって十分な睡眠が得られずにいる状態をいいます。
    一方不眠症は、精神、身体、神経等の病気などのために、主観的に眠りたいのに眠れず、不眠の症状や日中の活動に影響が続く状態をいいます。

認知症について

  • 認知症を予防するための治療などは可能ですか?

    完全ではありませんが予防は可能です
    過去に生活習慣病を発症している方は、認知症になる可能性が高いと言われているので、高血圧や高脂血症などの治療が予防に役立つかもしれません。また、脳血管障害、ビタミン欠乏症、甲状腺機能低下症のような原因がはっきりしている認知症はある程度の予防は可能です。

  • 高齢者ではなくても認知症になる可能性はありますか?

    若年性認知症という病気もあります
    認知症は脳の神経細胞が破壊され、脳の知的機能が低下し、日常生活を送ることが困難になる症状をいいます。
    脳の神経細胞が破壊されてしまう原因については、病気も含めは複数あり、若くても発症する可能性があります。

  • イライラなどによる問題行動を抑えることはできますか?

    はい、薬による治療で抑えることができます
    現在、認知症を治せる薬はありませんが、進行を遅らせたり改善したりすることは可能と言われています。
    認知症の周辺症状である、イライラなどによる問題行動、幻覚や妄想、興奮を抑える効果があるとされています。

  • 認知症の分類で、それぞれどんな症状がありますか?

    症状により、大きく分けて4つに分類することができます
    <アルツハイマー病>
    アルツハイマー病は全認知症の半分以上をしめる代表的な疾患です。 生活面では、「言いたい言葉が出てこない」、「やる気がない」、あるいは慎重さや注意不足が現れます。次の時期には記憶障害は明らかになり、他人の言う事を理解するのが難しくなります。

    <血管性認知症>
    脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が壊れる、くも膜下出血などの脳出血などの明らかな脳血管障害が起きたあと、 認知機能が低下した場合、血管性認知症といいます。脳の血管へのダメージは、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病と密接に関連しているといわれています。

    <レビー小体型認知症>
    レビー小体型認知症は、もの忘れのほか、時間や場所がわからなくなったり、だんだんと身の回りのことができなくなるなどの症状が見られる認知症です。

    <前頭葉側頭葉変性症>
    前頭側頭葉変性症は、脳の前頭葉や側頭葉の委縮がみられる症状が発症する認知症です。アルツハイマー型が頭頂葉や側頭葉・内側の委縮が起こるのに対して、前頭側頭葉変性症は前頭葉や側頭葉に委縮が現れます。

自律神経失調症について

  • 自律神経失調症って気づいたら何科にかかったらよいのでしょうか?

    自律神経失調症は心療内科などでの診察がふさわしいと言われております。ですが、自律神経失調症とは、内臓や脳などに器質的な病気・病巣が調べても認められないことが前提となりますので、当院でも診察時の患者様の症状やご様子によっては内科や耳鼻科などの受診も併せてお願いさせていただく場合もあります。医師の診察に基づいてしっかりと判断をさせて頂いておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

  • 内科の検査では何も異常はないと言われました。それでも症状は出るのですか?

    自律神経とは体のあらゆる場所や臓器の、活動やリラックスのバランスを整える神経で、いわば「アクセル」と「ブレーキ」の調整役割を担っているのです。「アクセル」と「ブレーキ」そのものが動かなくなったような特別な神経疾患の事を指すのではなく、体や心の神経が日々、「アクセル」が踏みすぎる時があったり、「ブレーキ」が効きすぎたりしてしまう時もあるために、その結果として体や心の症状が出やすくなる状態になることを指すのです。

  • 自律神経失調症の原因は何でしょうか?

    自律神経失調症は多くはストレスや生活習慣の乱れやホルモンの変化・環境の変化など様々です。ですが患者様の中には、それをストレスと感覚では思っていない程度のストレスであったとしても、体に症状が出やすい方もいますし、もともと虚弱体質の方だと出やすいなど、様々な要因が絡んで出現しやすい症状です。

統合失調症について

  • 再発するおそれはありますか?

    場合によっては、再発する可能性はあります
    統合失調症は、薬物療法と本人・家族の協力の組み合わせ、再発予防のための治療の継続が大切です。
    薬物療法・心理社会的療法を組み合わせた治療を継続していくことで再発率を抑えることはできます。

  • 症状が回復してから、薬を飲まなくなるとどうなりますか?

    再発の可能性が高くなってしまいます
    多くの場合、薬を止めてしまうと再発の可能性が高くなりますので、再発を防ぐためには継続した薬物治療が必要です。どうしても継続的に服用できない場合には、一度相談ください。

  • 治療に使われる薬にはどのようなものがありますか?

    抗精神病薬と呼ばれる薬が複数種類あります
    統合失調症の治療に用いられる薬は、抗精神病薬と呼ばれています。この薬を飲むことで、感情不安定、妄想、幻覚等の症状を軽くすることができます。詳しくはお尋ねください。

  • 統合失調症の治療にはどれぐらいの期間がかかりますか?

    治療期間が時には数十年にもおよぶ場合もあります
    統合失調症は慢性疾患の1つであり、治療期間が時には数十年にもおよぶこともありますが、きちんと治療をしていけば、普通に社会生活を続けていくことができる疾患の一つです。