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診療科目/大人の発達障害・ADHD

大人の発達障害・ADHDとは?大人の発達障害・ADHDとは?

周りと違和感を感じたり、上手に振舞えなくて悩んでしまったり、もしかしたら大人の発達障害・ADHDかもとお悩みではございませんか??

大人の発達障害・ADHDとは何でしょうか?

「大人の発達障害」とは、大人になって突然発症するものではなく、周囲の人たちとただ少し異なる特性を生まれつき持つがために、幼少期のころからずっと生きづらさ、違和感を抱えながらも、周りと何とか過ごしていた方が多いのです。

しかしその特性が、成人になるにつれて周囲の環境やご自身の立場の変化の要因が大きく加わり、これまでにずっと抱えていた生きづらさや違和感が更に露呈してしまっている状態を指します。

それでは、その周囲の人たちとは少し異なる特性とされる、大人の発達障害というものは何なのでしょうか??

現在、医学的には、注意欠陥多動性障害(ADHD)や、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)の分類がなされています。すべての症状が当てはまるのではなく、ADHDの症状と合併したり、それぞれの方に、どのような症状が一番お困りの部分なのかは“皆さんそれぞれ異なる”というところであることは非常に重要な点かと思います。

また、そのようなお困りの部分は世の中のすべての人々が多かれ少なかれ抱えうる部分でもあるがために、健常と病気との線引きはとても曖昧であり、多くの方の場合は障害という概念ではなく、ある個性として把握されるべき部分も非常に多いのが実情ではないかと思います。

発達障害とは、周囲と少し異なる特性であるがために、ものの見方や感じ方には個性があるのが特徴です。そのために、アイデアや芸術、特定の分野での勉学や記憶力の発揮など多様な分野での秀でた能力へと置き換わることもあるのです。このように大人の発達障害・ADHDでは病気としての側面だけではなくて、特性となり得る領域にも光を当てられる、これまでの違和感の納得につながって自分を理解できるようになったとおっしゃられる方も多く見えます。

このように、ずっと悩んでみえている方、ずっと違和感を感じて過ごしてきたという方はご自身で判断なさらずに、心療内科・精神科へ一度ご相談されてはいかがでしょうか??

周囲と少し異なる特性とされている、「大人の発達障害」としてよく挙げられるのは、注意欠陥多動性障害(ADHD)や、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)などがあります。

ここでは大人の発達障害として、ADHD:注意欠陥多動性障害、ASD:自閉症スペクトラムをご説明させていただきます。

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)とは

① 不注意(気が散りやすい、一つの事に注意が向けにくい)
② 多動性(じっとしていられない、体を動かし落ち着きがない状態)
③ 衝動性(活動や動きを抑制できない、順番や適切なタイミングが待てない)
等が挙げられます

具体的な注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状としては、

① 不注意:集中力がないといわれる、物をよく無くしてしまう、忘れ物が多い、細かいところに気が付きにくい、一つの事に注意を向け続けることができずにすぐに飽きてしまう。「おちょこちょい」「飽き性」などといわれることもあります
② 多動性:じっとしていられない、じっと座っていられない、静かにしないといけない場で過ごしたりできない、読書が苦手、手や足などを動かしたり触っている。「落ち着きがない」などと指摘されることがあります
③ 衝動性:順番が待てない、列に割り込む、自分の話を勝手に挟んでしまう。「問題児扱い」「協調性がない」などと指摘されることもあります。

上記の通り、注意欠陥多動性障害・ADHDの症状の例を挙げさせていただきました。
すべての症状が当てはまるのではなく、①不注意優位型や②③の多動・衝動性優位型や、①②③の症状を併せた混合型などがあります。

自閉症スペクトラム(ASD)

自閉症スペクトラムとはここ最近はアスペルガー障害や自閉症障害、広汎性発達障害といった広域な疾患概念となっていますが、「④コミュニケーションの障害」、「⑤反復的な行動(限定的な興味の場合も)」などのいずれかによって、日常の活動が障害されている状態を指しています。

④ コミュニケーションの障害:言葉の遅れ、会話の理解が乏しい、字義通りの言葉を使うなどの様々なパターンがあります。他社とのかかわりや気持ちを共有する能力が欠けていることが多く、視線を合わさずに、無表情で、抑揚のない話し方をする場合もあります。「周囲からは空気が読めない」「他人行儀」「堅いやつ」「融通が利かない」などの指摘を受けることがあります。
⑤ 反復的な行動:単純な常同運動、反復的な物の使用(おもちゃを一列に並べ続けたり、おもちゃをぶつけて遊び続けるなど)、反復発語(オウム返し)などが典型的とされています。同じ質問を繰り返したり、同じ場所を行ったり来たりなどをすることもあります。また、予定からの急な変更があったりすると混乱してしまったり、特定のものに強く執着したりします(例えば電車や時刻表、図鑑など)。

上記の症状を挙げさせていただきましたが、大人の発達障害の方達には知能の障害や、言語の障害を併せ持っている方も見えたり、高い知能を持つ人もいます。また感覚過敏や感覚鈍麻などの症状を持つために、周囲の人達に、ご自身が何が快で何が不快なのか分かってもらえないこともあります。

特に、医療の面でも重要なのは大人の発達障害の方達には能力のばらつきがみられるという点が問診・診断や治療においても重要であると考えられます。

大人の発達障害・ADHDのこのような症状のために、ご本人さんは小さい頃から人に対する違和感をずっと感じて過ごしていることが多いのです。そのために、常に安心感や信頼感を持てないために、対人関係を敢えて回避して過ごしている方も多いのが特徴です。このことは発達障害が、ただ単に人が嫌いで自閉的な生活を好む傾向にあるから他社との交流を絶っているのではなく、生まれつきの特徴のために、結果的に殻に閉じこもり、人を避けざるを得ない状況になってしまっているという点も周りの人たちは理解する必要があると考えられます。

このような発達障害の症状は、学童期から、青年期にかけて、学業不振や、行動の特性から集団規範に合致しない、社会的に望ましくないなどの指摘を受けて、叱られる機会が多くなったり、周りと同じようにできずに生きづらさを抱えながら生きているために、ご本人さんなりに叱られないよう、指摘を減らせるように知らないうちに数々の工夫をしていることが多いのが特徴です。

大人になるにつれて、会社や一人暮らし、結婚や出産・育児などの人生のライフイベントに立たされた時に、これまで得てきた工夫や対処では対応しきれず、人間関係や社会・家庭生活をこじらせてしまったり、困りごとに悩み続けてしまったりなどで受診され、「大人の発達障害・ADHD」と診断される方が多いのも特徴です。多くの方は、このような失敗や叱られる機会が多いために、自己評価が低い傾向にあり、うつ病や、パニック障害・不安神経症・自律神経失調症・不眠症などの二次障害の症状を併発していることも多いです。

大人の発達障害・ADHDの頻度について

自閉症スペクトラム(ASD)は男性に多く、人口の1%~2%といわれております。注意欠陥多動性障害(ADHD)も男性に多く、3~5%といわれます。また、成人になってから診断される方も多いのが特徴です。

大人の発達障害・ADHDの原因について

原因としては、一般的には脳の中枢神経系の機能障害と考えられています。その他、遺伝要因・環境因子がいわれています。

ADHD・大人の発達障害の診断について

医師の診察を経てADHD・大人の発達障害の診断がなされますが、WAISやWISC、AQ、CAARSなどの心理検査と、CT・MRIなどの画像検査を併用して診断されることもあります。また、ADHDチェックシートやこれまでの生育歴などの問診も重要になります。

大人の発達障害・ADHDの治療法について

大人の発達障害・ADHDの治療方法としては、薬物治療・精神療法などが挙げられます。

薬物治療

ADHDの症状に特徴的な、不注意・多動・衝動性を抑える効果があるといわれている、メチルフェニデートやアトモキセチン、グアンファシン(6~18歳に対して)が治療薬としてあります。
いずれのお薬も、脳内物質のバランスを調整する薬であり、不注意や多動性、衝動性を抑えることにより、症状や特性によるトラブルを軽減する効果があります。また、うつ病やパニック障害や不安神経症といった二次障害の症状の軽減にも有効なことがあります。もちろん、うつ病や、パニック障害などの二次障害を起こされている方は、抗うつ薬のSSRIや、抗不安薬・睡眠薬などを併用して治療を行うこともございます。

ADHDの代表的な治療薬について

メチルフェニデート/中枢神経刺激薬:脳内物質のドーパミンやノルアドレナリンのバランスを調整する
アトモキセチン/選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬:神経細胞から放出された脳内物質のノルアドレナリンが再び神経細胞に取り込まれることを阻害し、ドーパミンやノルアドレナリンのバランスを調整する
グアンファシン:α2A受容体を刺激しシグナル伝達を改善する

環境整備や精神療法などについて

環境整備や精神療法以外に、社会生活技能訓練(ソーシャルスキルトレーニング:SST)、認知行動療法(CBT)、ペアレントトレーニング、応用行動分析(ABA)なども治療として挙げられます。当院では精神療法を主体とした環境整備や生活・服薬指導を行っております。

環境整備:暮らしの見直しについて、指示は短く、簡潔に出してもらう、記憶保持の苦手さに対応するために、メモを取ったり、ボードに予定を視覚化したり、指示は口頭ではなく、記載をしてもらったりなどの工夫をしてもらう。人間関係の見直しとしても、特性を説明して、周囲に理解してもらえる環境を整える治療法です

外来での指導や外来で行う精神療法としても、彼らの違いを指摘して非難するのではなく、まずは内面に共感することは非常に重要であり、例えば、感覚過敏の方が、何が快で何が不快なのか理解することや、それらの感じ方自体には、修正されるべきことではなく、彼ららしさであると尊重し、理解することが大切である。違和感のために、これまで信頼感・安心感を持ってこられなかった方が多いので、通院を重ねて、信頼・安心感を構築しながら、精神療法を進めていくのは非常に重要なことです。

また、大人の発達障害の方たちは、相手の言葉を字義通りに受け取ること、相手のメッセージにそれ以上の意味があることを理解することに困難があります。そのために、心理士と共に、場面の聴取を行いながら、他者の意図がおそらくこのような物であったと、言葉の裏に隠されている相手の感情や意図に意味づけをしてあげることは、本人にとって、「分からなかったこと」が「わかる」ことになり、納得といった感情や、社会や周囲に対する過剰な恐れや理不尽と思える対応に対して、耐えられるこころや理解を得られることができるようになります。

大人の発達障害・ADHDの方達にとって失敗を繰り返したり、失敗を暴露できる環境で、失敗の理解をしたり対応を納得したりする場を治療の一環として準備をできる環境というのは、ご本人にとっても、本音と建て前を使い分ける方法を進めるテクニックを得る場所となり、大人の発達障害の方の自我協会の弱さを補強するうえで大切なことでもあります。

ADHD・大人の発達障害の医療制度について

・自立支援医療制度(お住いの地域などによって医療費が0~1割負担となります)
・精神障害者保健福祉手帳など(症状の程度に応じて申請できる制度です)

ADHD・大人の発達障害の方に重要なこと

大人の発達障害の方たちは、心の理論が理解できないのではなく、あくまでも彼らなりの理屈があり、彼らなりの心の理論があるということであることが、理解できると周囲の方たちとの関係もより良好な関係を築くことができるかと思います。
とくに、そういった面では独自の考え方や見方ができるので、アイデアや行動力などの点で回りよりもユニークな提案ができることも特徴なのです。
障害としての欠点としてとらえるのではなく、苦手な分野を補いながら、得意とされている部分を生かせる考えとなるような環境や本人の納得を促していくようなサポートが必要であると考えられます。ADHD・大人の発達障害でお悩みではありませんか??まずはおひとりで悩まれずに、お気軽に名古屋市中区金山の心療内科・精神科・メンタルクリニックのひだまりこころクリニック金山院へご相談くださいませ。

 

大人の発達障害・ADHDについて「栄院」

 

大人の発達障害・ADHDについて「あま市」

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野村紀夫 監修

ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業

保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など

所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など

大人の発達障害・ADHDについて、
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よくあるご質問よくあるご質問疑問にお答えします

Q双極性障害と言われ、お薬を飲んでいますが、日常生活(職場や学校、家庭、人間関係で)で上手く行きません。

双極性障害だけでなく、ADHDなど他の疾患の併存の可能性も考えられます。一度当院にご相談下さい。

QADHDの診断には幼少期の行動がポイントになると書いて有りました。子供の頃は、取り立てて問題がなかった様ですが…?あまり 覚えていません。

思い出せればどんな些細な事でも結構です。お聞かせ下さい。もし可能でしたら、親御さんやご主人、身近な方とご一緒に来院下さい。

QADHDの治療のゴールって何でしょうか?

ADHDの治療の目標は、職場や学校、家庭での悪循環が好転し、自信を持って貴方の特徴と折り合える事です。

それによって充実した社会生活が送れる事です。

QADHDって何ですか?

ADHDは(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder = AD/HD)は、別名注意欠陥多動性障害とも呼ばれ、不注意(集中力がない・気が散りやすい)、多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)、衝動性(順番を待てない・考える前に実行してしまう)の3つの要素がみられる発達障害のひとつです。

QADHDの治療はどんなことをするのですか?

治療には「教育・療育的支援」と「お薬による治療」があります。

お薬を使わない治療として、子どもの周りの環境を整える(環境調整)、保護者の方が具体的な対処法を学ぶ(ペアレント・トレーニング)、本人が適切な行動を学ぶ(ソーシャルスキル・トレーニング)といった、教育・療育的支援があります。

またお薬による治療では、ADHD治療として、主にアトモキセチンとメチルフェニデート、グアンファシンなどが使われます。どちらも脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドパミンの不足を改善する働きがあります。

QADHDと診断されてお薬を飲んでいます。いつまで続けるのでしょうか?

ADHDの治療薬は、必ずしも、一生飲むものでは有りません。

まずは一年程度を目安として、服薬継続の必要があるか、判断しましょう。ただし、焦りは禁物です。

QADHDの治療のゴールってどこでしょうか?

ADHDの治療の目標は症状を無くすことではなく、職場や学校、家庭での悪循環が好転し、自信を持って貴方の特徴と折り合える事です。それによって充実した社会生活が送れる事です。

「治す」というより、「元々持っているご自分の特性や個性を活かして豊かに生きる。」と考えましょう。そのお手伝いをさせてください。

QADHDと診断されました。相談出来る公的機関は有りますか?

保健所・保健センター、発達障害者支援センター、愛知県精神保健福祉センター、自治体の福祉相談窓口などが有ります。

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疑問にお答えします

2017.09.192024.04.01

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