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2021.04.102024.04.01

ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)へ。体からのSOSサインを見逃さないで!

最近ではハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)はテレビ番組でも取り上げられることもあるため、「とても繊細な人のことだよね」と知っている人もいるかもしれません。しかし、HSPの問題は繊細さによる不安や緊張に留まりません。実は、体の病気に結びつくこともあるのです。

この記事では、HSPと体の病気との関連についてお話しします。

あの夏目漱石もハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)で苦しんでいた!?

とても繊細な気質のハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person; HSP)。5人に1人の割合でいると言われており、決して珍しい気質ではありません。あの有名な夏目漱石も非常に神経過敏な人だったことから、HSPだったのではないかと言われています。

ただ、夏目漱石は神経過敏があまりにひどく、胃潰瘍でずっと苦しんできました。このように過敏さは時として緊張や不安を超えて、体の病気を引き起こす恐れがあります。

HSPだと、なぜ体の病気が起きやすいの?

HSPは5人に1人の割合でいるということは、小学校の30人1クラスでいうと6人はいることになるので、珍しいわけではありません。しかし反対にいえば、大多数はいわゆる普通の人や鈍い人です。世の中は少数の人より多数の人に合うように作られています。そのため、少数派のHSPにとって世の中は騒々しくて刺激が強すぎるため、常にストレスにさらされることになります。

私たちの体調は、自律神経という神経によって支えられています。特に何も意識しなくても昼は血圧が高まって活動的になり、夜は血圧が低くなって休むモードに入るのは、自律神経の働きのおかげです。しかし、自律神経はストレスがかかると、上手にバランスが取れなくなります。日頃からたくさんの刺激にさらされてストレスを抱えているHSPの場合、自律神経が乱れるのも無理のないことです。そのため、ストレスが症状となって表れるのです。

ストレスが身体症状に繋がってしまう事も

ストレスが症状となって表れる現象には2つあります。ひとつは体のどこかが悪くなるというものです。例えば、胃が悪くなって胸やけのする胃潰瘍や、腸の調子が悪くなって便秘や下痢が起こる過敏性腸症候群といった具合です。ただ、痛みやしびれなどの苦痛を感じているのに、いくら検査をしても器質的にはどこにも悪いところがない場合もあります。こういう場合は身体表現性障害や疼痛性障害などと呼ばれます。どちらも決して仮病や気のせいなどではなく、病気のひとつです。器質的な問題があるにせよないにせよ、ストレスが症状を引き起こすというのは「無理をしている」という体からのSOSサインと思っていたほうがよいです。

HSP/ハイリーセンシティブパーソンに関する情報をご紹介

ストレスが体の症状になって表れる人には2種類ある

HSPはストレスが体の症状となって表れやすいのですが、実は大きく分けると2つのタイプがあると言われています。

①頑張り屋タイプ

ひとつは、弱音を吐かない頑張り屋タイプです。弱音を吐かないのは、自分がしんどい状態にいることに気づけていないためです。しかし、体には着実にストレスが溜まっていきます。精神的には大丈夫でも体のほうがギブアップとなって、体の症状が出てしまうのです。

このタイプの場合、自分の感情に気づくというのが大事です。簡単にできるセルフケアとしては日記療法があります。今日はどんなことがあったのか、そのことでどう思ったのかを書くという非常に単純なものですが、自分の感情や想いに気づくことができます。

また、この頑張り屋なタイプには胃潰瘍や過敏性腸症候群のように器質的に悪いところが出てくることが多いです。そのため、内科的な治療や薬も必要となってきます。

②甘えタイプ

もうひとつは、ちょっとしたストレスでもすぐに症状が出てしまうタイプです。なぜちょっとしたストレスでも症状が出てしまうのかというと、症状が出ること自体が本人のメリットになっているためです。体の具体が悪くなると周囲の人から心配されため、甘えることができます。甘えることで無理をしている心のバランスを取ろうとするのです。

こちらのタイプの場合、身体表現性障害や疼痛性障害のように器質的な問題はないことが多いです。そのため、内科の治療や薬よりも周囲からの優しさやサポートのほうが大切になります。他にも、心療内科で使われる薬や心理療法が功を奏することもあります。

まとめ

5人に1人の割合で存在するHSP。決して少なくはありませんが、どちらかといえば少数派なため生きづらさを感じてストレスを抱えた毎日を送ることも少なくありません。ストレスがたくさん溜まっていることを知らせる手段として、体が症状を出すのです。

器質的な問題があるにしろないにしろ、体の症状が出ているということは、既に精神面のほうはストレスに限界を感じていると言えます。早めにセルフケアを行ったり、専門の心療内科に相談するなどの対策を行いましょう。

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