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2022.03.132024.04.01
【抑うつ障害群】月経前不快気分障害について
DSM-5での抑うつ障害群と、月経前不快気分障害・PMDDとは
抑うつ障害群の中には、うつ病の他に、月経前不快気分障害・PMDDがあります
DSM-4までは抑うつ障害群の中に、双極性障害が含まれていましたが、DMS-5では双極性障害は抑うつ障害群から分離され、別のカテゴリーとされ、月経前不快気分障害・PMDDはうつ病と同じく、抑うつ障害群の一つとされました。
ここでは、月経前不快気分障害についてお話をいたします。
月経前不快気分障害・PMDDとは
抑うつ症状の出現や改善が、月経の周期に影響を受けているという点が、月経前不快気分障害・PMDDの特徴です。
排卵後(月経・生理の始まる1~2週間前くらい)から、抑うつなどの心の不調があらわれ、多くの方の場合、月経がはじまって数日ほどで次第に改善するのを繰り返します。このような月経に応じたサイクルでの症状の出現と改善が何度も繰り返されるので、社会生活や人間関係に支障をきたしてしまうという点が、月経前不快気分障害・PMDDの特徴でもあります。
月経前不快気分障害・PMDDの診断で重要な【心の不調】
①感情の不安定さ、突然の涙や悲しみ、敏感さなど
②いら立ちや怒りなど、人間関係での衝突や摩擦の生じやすさ
③憂うつな気分や自己否定感、絶望感
④不安や緊張さらにはイライラなどの感情
上記の症状はすべて当てはまっている必要はなく、一つ以上含まれている事は月経前不快気分障害の診断には重要です。
月経前不快気分障害・PMDDの診断で重要な【身体の不調や機能面での影響】
①楽しみや興味の減退
②集中力が低下している
③だるさ・疲れやすさ・気力の低下
④過食などの食欲の変化
⑤過眠・不眠などの睡眠の変化
⑥押さえられない・制御できないような気持ち
⑦身体面の腫れや痛みなどの感覚
これらの症状も、一つ以上含まれていることは月経前不快気分障害の診断に大切です。
上記の心の症状と身体・機能面での症状の項目を合わせて5つ以上当てはまると、月経前不快気分障害が考えられます。
周期的な改善を認めるも、人間関係や社会生活への支障は小さくない
月経前不快気分障害の特徴は、症状の悪化・改善の周期が存在する事かもしれませんが、いくら改善を認めるからと言っても 繰り返し訪れる不調のために、家族や夫婦・友人・同僚などの人間関係や社会生活への構築面での支障が大きくなっていることへの注意は必要です。
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