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2019.11.132024.04.01
精神科のデイケアについて
精神科や心療内科では日帰りのリハビリテーションが行われている施設があり、これをデイケアと呼びます。精神的な体調不調や症状の影響で、社会復帰が困難な方、あるいはサポートを要する方への社会復帰サポートを行ったり、精神疾患の悪化の兆候をより早急に対応し、再発してしまうのを防止するためのこころのケアを受けることが精神科のデイケアでは可能です。
このページでは具体的にデイケアはどのような取り組みを行っている場所なのか、どういった人たちにデイケアを利用していただいているのかについてご紹介いたします。
精神科のデイケアとは何でしょうか?
午前から午後にかけてのおおよそ6時間のプログラムであり、途中の昼食・昼休憩を含みます。大規模なデイケア施設だと70人ほどのところもありますが、小規模な施設の場合は30人ほどのデイケア施設となっており、他の利用者同士の交流もデイケアを利用するもう一つの理由と言えるかもしれません。
デイケアの他には、ショートケアやナイトケア、デイナイトケアといった時間や日数によってもケアの名称が異なります。どの時間帯が自分にとって利用しやすいのかを考えてみることも重要ですし、体調や環境によって使い分けてみえる方も多くみえます。
デイケアを利用している方は?
例えば、現在精神的な背景があって社会生活が思う様に送れない方や、社会生活を送るためにサポートが必要な方、また精神的な症状などを改善したりコントロールを行うことで就学や就労を目指している方が利用しております。
他にも対人関係に問題があること、社会に対する不安がとても強いために社会に出られないという方も多く利用しており、ご自身の体調を重視しながらも社会との関わりを少しづつ持ちながらコミュニケーション力を高めたいという場合にも役立つでしょう。
デイケアを利用されている方の具体的なタイミングですが、精神科病院の退院後の方で自宅療養を始めたばかりの方、家で引きこもりがちで家族以外のサポートの関わりを目的をしている方、抑うつや双極性障害(躁鬱)・統合失調症などの症状のために日常生活の見まもりやサポート、更には体調の変化をデイケアで見守ってもらいながら活動を要する方。その他にパニック障害やパーソナリティー障害などの精神疾患の方たちも再発や症状のコントロールの為にデイケアを通われている方も多くみえます。
デイケアではどんなプログラムが行われている?
デイケアを受ける大きな目的には再発と再入院の防止もあります。精神科のデイケアでは日中のプログラムが複数用意されており、利用者は一日にいくつかのプログラムに参加する形が一般的となります。もちろん、体調に応じてプログラム参加できない時も、自己学習や自分の体調や気持ちに柔軟に対応してデイケア過ごし方を調整することができるデイケア施設も沢山あります
運動系レクリエーション・プログラム
身体を動かす運動系のプログラムでは、ボールを使用したテニスや卓球、体操、ストレッチ、ヨガなど様々なものが用意されています。身体を動かすことはリラックスに繋がるだけでなく、体力の向上効果や、うつ病などの症状の改善や再発予防の効果もあるので様々なメリットが期待できます。また、運動を通して同じ施設利用者たちとの関わりを持つことで人間関係や社会生活の訓練を担っていることもあります。
文化系レクリエーション・プログラム
音楽や映画、料理などを楽しむ文化系プログラムもあります。気持ちが落ち込んでいてスポーツで身体を動かす気力もないという場合は、頭や手を動かす文科系のプログラムから取り組んでみるのもおすすめです。特に、作品作りなどは自己肯定感を高めることを期待できる取り組みでもあり、達成感を重ねることに自分の自信を高めてうつ病などの症状が軽快することもあります。
就職支援に関するもの
現在はいろいろな症状や体調が影響して就職できずにいる方をサポートするシステムも精神科のデイケアでは整っています。エクセルやワードといったパソコンスキルを身に付ける取り組みや、ビジネスマナーや具体的なプレゼンテーションの仕方、会話術なども学ぶことができるので、社会復帰や人間関係の工夫を想定した訓練は社会生活ではとても役立つプログラムだといえると思います。
ただ具体的な職場を精神科のデイケアでは斡旋してもらうことはできないので、就労移行支援や就労継続支援B型、就労継続支援A型などに移行して職場をより意識した取り組みや社会訓練をを継続される方も多くみえます。
社会復帰に役立つ
精神科のデイケアではご紹介したものの他にも様々なサポートが用意されており、社会復帰に役立つものばかりです。プログラムというと少し硬く考えてしまいがちですが、プログラムから離れて自己学習や自己知見を深めたり、自己体験を行っている方も多くみえます。
体調や気分がすぐれない時は誰にでも十分に考えられることですので、プログラムには参加できない状況でも柔軟に対応してもらいやすいのがデイケアのメリットでもあります。また、バーベキューやお花見などの季節や節目のイベントなども用意されているので、参加するだけでも様々な変化を感じることが期待できるのではないでしょうか。デイケアのプログラムは各施設に応じて特徴が出ていることが多いのが特徴です。多くのデイケア施設は気軽に参加できるプログラムも多いので、ご興味がある方はぜひ検討してみてはどうでしょうか。
ひだまりこころクリニック金山院は精神保健福祉士も常勤で複数名所属しております心療内科・精神科・メンタルクリニックです。デイケアやリワークなどの連携も行っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
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