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うつ病の再発予防として、ご家族のサポートの大切さ

2019.10.232024.04.01

うつ病の再発予防として、ご家族のサポートの大切さ

うつ病の再発予防として、ご家族の方にサポートできる事

うつ病の治療に伴って、症状が回復し日常生活を送ることができたり、社会生活を開始できる状態に回復してくると、今度は再発予防について考えることがとても重要となります。

うつ病の再発予防で特に重要なことは、自分の症状が良くなった、あるいは良いと自分で思っても、通院を継続して医師の診察を、ある一定期間は継続することが必要であるということが本人だけではなく、ご家族の認識としても非常に重要となります。

うつ病の治療でご家族にお願いしたいことを解説しております

特に、うつ病の治療で用いられるお薬には、抑うつ症状を良くする効果だけではなく、良い状態を継続する効果のあるお薬であるために、症状や自覚症状が良くなっても半年から１年は治療を継続し、その後徐々にお薬を減らしていくという治療経過がうつ病の治療という点と、再発予防という点からも継続治療は大変重要であるということをご理解くださいませ。

本人が、お仕事や日常生活で忙しく、ついつい通院をおろそかにしてしまいがちになりますが、そのような時こそ、現在の状態を医師に定期観察してもらうことも、うつ病をまた繰り返さないために、特に大切な期間である、という周囲の理解とサポートも大切です。

うつ病の復帰後に再度大きなストレスを抱え込みやすくなってしまわないために
認知面の見直しもお勧めです

また、人間関係や他者との価値観の相違など、ストレス元が多い状況の中で再び、辛い思いを強く感じてしまったりしてしまわないためにも、ものの見方や考え方の癖などがうつ病をきっかけとして強く出てしまっていた方には、うつ症状の改善だけではなく、外来の通院を通して考え方の見直しなども特に再発予防としては重要とされます。

うつ病ではカウンセリング治療も効果的です

「人間関係での過敏性」や、「完璧主義」、「人との関わりが苦手な方」が多いと言われております

一例としましては、人間関係に非常に過敏となってしまっている方。上司や先輩など職場の関係で怒られることや失敗することに対して過度に敏感になりすぎてしまう方。人の顔色ばかり気にしすぎてしまっていて、とても窮屈な思いをしながら仕事に取り組まざるを得ない状況の方達。また、周りに質問をしたりすることが苦手で自分で沢山抱え込んで悩んでしまいやすい方。

などなど、上記は一例ではございますが、このような癖や考え方が強い場合には、復帰後も再度ストレスを大きくしてしまったり、人間関係で大きく悩みストレスとして抱え込みやすくなってしまう方もみえますので、体調に応じて少しづつ紐解いていく事も、うつ病の再発予防としては非常に重要となります。