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クリニックブログ

2019.10.172024.04.01

発達障害・ADHDについて

発達障害とは、言葉を話したり、話された言葉の意味を理解したり、物事を考えるなど、脳のさまざまな部位の連動や脳の働きに問題が生じてしまい、そのために生活上で本人が困ってしまう状況を指しています。

これまでは発達障害というと、発達の「遅れ」というイメージが一般的でした。しかし発達障害には、通常の子どもにみられない行動がみられる、という場合もあります。これらは生まれつきの脳の発達特性が関係しており、しつけや育て方が原因ではありません。

発達障害の代表的なものとして、限局性学習症、自閉スペクトラム症(ASD)、ADHD(注意欠陥・多動症)などがあります。

こうした障害をもつ子どもたちは、日常生活や学習の面で困難を抱えていても、障害とは最初は気づかれにくく、必要なサポートを受けることができずに非常に困っていることもあります。また、育て方に問題があるとの誤解も周囲から受けやすく、本人だけではなく保護者の方がつらい思いをすることも少なくありません。
発達障害の子どもたちは、わざと問題を起こしているわけでも、本人の努力が足りないわけでもありません。

発達障害でお困りの方は、一人ひとりの発達特性を理解し、正しくサポートすることで、子どもたちは大きな問題や辛い症状を一人で抱えこみ続けることなく社会生活を送れるようになります。

限局性学習症とは?

限局性学習症とは、知能には問題がなく、目も見え、耳も聞こえているのに、「読む」、「書く」、「計算する」といった学習技能のいずれか1つ以上がうまくできない状態をいいます。英語では「Specific Learning Disorder」といいます。

「限局性学習症」の特徴

・「読む」ことの問題:
⇒誤った発音をする、文章の文字や単語を抜かして読む、読んでいるものの意味を理解することが難しい、などの状態です。
・「書く」ことの問題:
  ⇒誤った文字を書く、句読点を間違える、単語の中に誤った文字が混じる、文法的な誤りの多い文章を書いてしまう、転写といった書き写しも苦手としている場合も持っている状態もあります。
・「計算する」ことの問題:
  ⇒数の感覚、計算の正確さの困難がある、数学的推理の正確さに困難がある、指などの物を使用しないと計算できないなどの状態です。

限局性学習症には脳の発達特性が関係しています。限局性学習症の子どもたちが学習に困難をきたすのは、本人の努力が足りないせいではありません。また、学校では、特定の科目での不得手や、全体的な成績の低さなどが指摘をされることがありますが、本人も周囲との違いに気がつくことが困難な年齢であることが多いために、苦労や苦悩を大きく重ねている場合が多いのです。

 こうした子どもたちは自分ができないことに目が向きやすく、自尊心が低くなりがちです。自尊心を育てるためには、学習面での能力向上や達成感と同時に、得意なことを活かして力を発揮できる場をみつけることも重要なのです。

「限局性学習症」への対応

・限局性学習症なのかどうか診断や検査をお勧めいたします

 ⇒限局性学習症に似た状態、あるいはそのように見られてしまいやすい症状はいくつかあるからです。またその原因によって対応法は変わるため、検査や医師診察による受診をお勧めいたします。

・学習法を工夫
 ⇒本人の得意な面からアプローチするなど学習法を工夫することで能力を伸ばせる可能性があります。やみくもに練習させるだけでは、かえって自信を失い逆効果になる場合もあります。また、本人にとって苦痛なことばかり強いてしまうトレーニング法は、うつ病や不眠などの症状を誘発させやすいとも考えられます。

・道具を使って補うという考え方も重要です
 ⇒不得意な分野によってはパソコン(ワープロソフトなど)や計算機の練習を積極的に取り入れたほうが本人にとって負担がより軽くなることもあります。

・学校の先生の協力を得る
 ⇒授業の仕方や教材、子どもへの接し方を工夫してもらうことで、理解度ややる気が向上することもあります。
・好きなこと、得意なことをみつける
 ⇒勉強以外に好きなことや得意なことをみつけて、その能力を育てることも大切です。努力して成功した体験を積み重ねることで自信を得ることができます。また、発達障害の方たちは、独特の感覚や感性を持っていることも多いので、ユニークな提案や発想が生かされることも多いのです。芸術やモノづくりの面でも発揮されることも多いです。

自閉スペクトラム症とは?

 自閉スペクトラム症とは、自閉症の特徴(人とのコミュニケーションが苦手で、こだわりがある)をもつ状態を総称したものです。発達障害のひとつであり、育て方やしつけが原因となることはありません。

「自閉スペクトラム症」の特徴

・対人関係を維持しにくい
 ⇒感情を他者と供することが苦手です。人の気持ちや場の空気を読み取ることが難しく、相手の感情を考えずに行動するため、人とのかかわりが長続きしにくく、人間関係でぎくしゃくしやすく、人に対する愛着や関心興味や関心が少ないと勘違いされてしまう傾向があります。
・コミュニケーション手段の理解・使用が苦手
 ⇒相手の表情やしぐさから感情を読み取ることが苦手です。また、言葉をその通りに受け取ってしまうため、慣用句や冗談、抽象的な言葉や「それ」などの代名詞を理解することが難しく、会話の中で「ムッ」としてしまい、“あいつは冗談が通じないやつ”という指摘を受けてしまう特徴があります。
・興味や関心を示す範囲が狭い
 ⇒自分の関心がある一つのことに集中してしまい、それ以外の物には目を向けることが苦手であるという特徴があります。相手の理解度を確認しないままに、自分の好きなことを一方的に話したり、一方で自分に興味がない話に関しては、相手に対する配慮に欠いて話を聞かず無頓着であったりします。また、興味の対象が非常に狭く、独特なコレクションに興味を示している場合もあります
・同じ動きや手段にこだわる
 ⇒体をゆらしたり、くるくると回ったりするような動きを繰り返すことがあります。不安や緊張をやわらげるための行動であり、無理にやめさせるようにすると不安を感じてパニックになることがあります。
・感覚が過敏
 ⇒さわられることに過敏な反応を示したり、特定の音に敏感に反応すること、食感などにひどく敏感で偏食を持っている場合もあります。
 自閉スペクトラム症の子どもたちは、言葉や対人関係、コミュニケーションの取り方などの面で特徴をもつため、年齢に応じて期待される活動を他の子どもたちと同様に行うことが難しいのです。社会の「慣習」や「常識」にあわせて生活することに適応しにくいため、さまざまな生活上の困難を抱えています。こうした子どもたちは「わがまま」であるとか、「親のしつけの問題」などと思われがちですが、これらの特徴は生まれつきのものであり、親の育て方やしつけのせいではありません。子どもの苦手な部分を補う工夫や手助けを求める方法を教えるなど適切に支援していけば、生活上の困難を軽くすることがで
きます。

「自閉スペクトラム症」への対応

・指示はシンプルにわかりやすく
 ⇒「部屋を片付けて」といった指示では伝わらない場合があります。「机をふきんで拭いてね」、「おもちゃをおもちゃ箱に入れてね」など、できるだけ短い文章で、シンプルに、かつ具体的な言葉で指示を出します。
・視覚的に見せる
 ⇒絵(イラスト)などを使って視覚的に見せることで、話すだけでは通じにくい場合も伝わりやすくなります。
・予定を伝える
 ⇒自閉スペクトラム症の子どもたちは、次にやることの見通しがたっていないと不安になってしまいます。
これからの予定や内容をスケジュール表のように作ってあげることで安心することができます。また、家の中の掲示物なども効果があることもあります。
・否定的に叱らない
 ⇒怒られることや失敗を指摘されることが多い発達障害の方たちへは、「~してはダメ」と否定的な言葉で叱るよりも、「~しようね」と肯定的な言葉で指示するほうが効果があります。

ADHDとは?

ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder:注意欠如・多動症)とは、年齢や発達に不つりあいな、不注意や衝動性、多動性を特徴とする発達障害で、日常活動や学習に支障をきたす状態をいいます。

ADHDの主な症状として

不注意 ⇒集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい、ミスが多い
多動性 ⇒じっとしていることが苦手で、落ち着かない、体を良く動かす
衝動性 ⇒思い付いた行動について、行ってもよいか考える前に実行してしまう
これらの症状のあらわれ方は人によってさまざまですが、そのあらわれ方の違いから「不注意が目立つ状態」、「多動性・衝動性が目立つ状態」、「混合した状態」の3つに分けられます。

不注意が目立つ状態の特徴

・忘れ物が多く、物をなくしやすい
・気が散りやすく、集中力が続かない
・興味があるものには集中しすぎてしまい、切り替えが難しい
・ボーとしていて、話を聞いていないように見える
・行動が他の子よりワンテンポ遅れる
・字が乱れる
・不器用(縄跳び、特定の運動などが苦手)
・片付けられない
・あまり目立たないためADHDであることに気づかれにくい

多動性・衝動性が目立つ状態の特徴

・落ち着きがなく、授業中に立ち歩く、机にずっと向かっていられない
・身体を動かすことがやめられない、または歩き回ってしまう
・衝動性が抑えられず、ささいなことで手を出してしまったり、大声を出したりする
・乱暴な子、反抗的、しつけがなっていない、という目で見られやすい、

混合した状態の特徴

・不注意と、多動性・衝動性の両方の特徴をもつ
・忘れ物が多く、物をなくしやすい
・落ち着きがなく、じっとしていられない
・衝動が抑えられず、順番が守れなかったり、ルールが守れなかったりする
・不注意、多動性、衝動性のあらわれ方の度合いは人によって違う
・自分勝手、と思われやすい

ADHDには生まれつきの脳の発達の偏りが関係していると考えられており、育て方やしつけによって起こるものではありません。ADHDの症状が強くて社会的生活を送るのが難しい子どもたちには、その子の発達特性にあった正しいサポートが必要です。ADHDの特性を理解しないままに、ただしつけを厳しくしても、症状を改善することはできません。

発達障害の治療・支援的対応法には「教育・療育的支援(環境調整、ペアレント・トレーニング、ソーシャルスキル・トレーニングなど)」と「お薬による治療」があります。

治療の目標は、発達障害やADHDの子ども本人が自分の特性を理解し、自分の行動をコントロールできるようになることによって、その子の生きにくさが改善されること、友達に受け入れられ、他の子どもたちのように充実した生活が送れるようになることです。また、自分の得意分野が生かされるような勤務の仕方や環境を提供できるような社会的支援の検討・準備が重要となります。

発達障害の治療については、「扱いやすい子」にすることが治療の目的ではありません。

発達障害・ADHDの治療や対応について

・環境調整
 ⇒子どもの生活環境から不要な感覚刺激を減らし、目的や課題に集中しやすい空間をつくることも効果があります
・ペアリング・トレーニング
 ⇒保護者の方のためのプログラムで、保護者の方がADHDや発達障害を持つ子どもたちへの理解を深め、家族間の悪循環を断ち、より円滑に日常生活を送ることができるように具体的な対処法を手に入れるためのものです。
・ソーシャルスキル・トレーニング
 ⇒ADHDや発達障害の子どもが必要なソーシャルスキル(集団参加行動、言語的・非言語的コミュニケーション、自己コントロール、自己・他者認知などのスキル)を学ぶスキルです。
・お薬による治療
 ⇒ADHDの症状の場合、不注意、多動性、衝動性の改善の役立つ、注意欠陥/多動性障害治療剤(選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬)、中枢神経刺激薬といったお薬が使われることもあります。お薬の形としては液剤(内用液)、カプセル、錠剤の3種類があります。

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