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2021.02.16

HSP気質の方の特徴と抱える悩み

HSP気質の方の特徴と抱える悩み

自分の弱さを責めてしまったり、ちょっとしたが気になってしまったりなど、人知れず苦しみを抱えていませんか?

「傷つきやすい自分をどうにかしたい」

「日常生活の中で刺激が多く、疲れ切ってしまう」

もしもあなたが繊細な気質が原因で生きづらさを感じているのなら、HSP気質である可能性があります。今回は繊細な気質でお悩みのあなたに、HSP気質の方が抱える悩みと、対処法をご紹介します。

HSPとは

HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、「非常に繊細な人」という意味があります。アメリカの心理学者であるエイレン・N・アーロン博士が、約25年の歳月をかけて研究し、まとめ上げた新しい気質の概念です。

このアーロン博士の調査によって、5人に1人がHSP気質だということが判明し、自身の繊細さに悩みを抱えていることが分かりました。傷つきやすく繊細な心をもち、外界からの刺激に敏感に反応してしまうために、他人よりも「生きづらさ」を感じてしまうのです。

HSP気質の方が感じている「生きづらさ」は、きちんと対処法を見つけることで緩和することができます。まずは、自分に合った対処法を探すことから始めましょう。

HSP気質の方の特徴・抱える悩み

・自己肯定感が低く疲れやすい

HSP気質の方は、常に完璧であろうとする傾向があります。「こうあるべき」という理想の自分像を造り上げ、期待通りに行動できないと「自分はダメな人間なのだ」と自己否定に走ってしまいます。そのため失敗しては失望を繰り返し、自己肯定感が下がってしまうのです。

HSP気質だという自覚がない人は、生まれ持った気質によるものだという事実を知らないために、自分の考え方は性格によるものだと自身を責めてしまいます。こうしてストレスを溜め続け、自律神経の調子を崩すなどの悪循環に陥ってしまうのです。

また、真面目で責任感が強いHSP気質の方は、何事にも100%の力で結果を出そうとします。しかし、細かいところにまで気を配るために人よりも作業に時間がかかり、更に遅れを取り戻そうと無理をしてしまうのです。そして肉体的な疲労を溜めこみ、全てが終わった時にドッと疲れを感じて、寝込んでしまうことも少なくありません。

HSP/ハイリーセンシティブパーソンに関する情報をご紹介

・他人の気分や感情に振り回されてしまう

HSP気質の方は、他人の感情の変化にも敏感です。「友人の愚痴を聞いているだけでイライラする」など、まるで自分のことのように他人の感情を受けとめる傾向があります。共感力や同調力に優れていることにより、他人の感情に流されてしまうのです。

また、相手の要求を察する能力にも長けており、常に顔色を伺ってしまいます。そして相手の要求通りに行動できなかったり、不機嫌な態度をとられてしまったりすると、「自分のせいだ」と激しく責めてしまうのです。

これは、他人との精神的な境界線が薄いというHSP独特の気質が原因として挙げられます。高い共感力や同調力のせいで他人の感情に巻き込まれてしまい、自他をはっきりと区別することが難しく、自分を抑えてでも他人を優先してしまうのです。

・環境の変化に左右されやすい

HSP気質の方は、環境の変化にも敏感です。人によって種類や程度は異なりますが、音やにおいなどの五感を刺激するものや、痛みなどの直接的な刺激などに過敏に反応してしまうのです。

例えば「満員電車に乗っていて、隣の人の整髪料の香りで気持ち悪くなってしまった」「仕事中、同僚のキーボードを叩く音が気になって集中できない」など、ちょっとした刺激にも反応してしまいます。そして一度意識してしまうと簡単に無視できず、ストレスの要因が過ぎ去るのをじっと耐え続けるのです。

このように些細な刺激でも過敏に反応してしまうため、更に強い刺激を受けてしまうと、日常生活に支障をきたすこともあります。気分が悪くなったり、疲れ切って寝込んでしまったりなど、過度なストレスによって体調を崩してしまったということも少なくありません。

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HSP気質の方が日常生活で気をつけるべきこと

・自分を客観的に見る

外的なストレスから身を守るためには、自分にとってどのような環境が適しているのか、そしてどのような環境にストレスを感じるのかを知る必要があります。HSP気質の方は自分を客観視するのが苦手なため、自分の感情を可視化することが大切なのです。

まずは、自分の感情をノートに書き出してみましょう。喜怒哀楽に限らず、気持ちの変化を感じたらメモを取っておき、後で見直してみましょう。感情を文字にすること考えを整理しやすくなり、不快に感じた原因や解決策を考えることができます。

例えば、「隣人の生活音がうるさくて眠れなかった」と感じたのなら耳栓をつける、「満員電車でにおいが気になった」と感じたのなら通勤時にはマスクをつけるなど、ルールを決めておきましょう。問題点をひとつひとつ解決していくことで、自然と過ごしやすい環境に近づけることができます。

・他人軸ではなく自分軸で生きる

周囲の感情に流されないためには、意識的に他人と精神的な境界線を作る必要があります。他人を優先する他人軸から、自分の感情を優先する自分軸へと考えを変える練習をするのです。自分が嫌だと感じたらその感情を受け止め、自身の感情のままに行動してみましょう。

自分に自信がないというHSP気質の方は、成功体験をノートに書き出してみましょう。自分を否定したくなった時にノートを見返せば、「自分はこれだけの努力を重ねてきた」という自信につながり、自己肯定感の低下を防ぐことができます。そして、自分の行動や考えに自信が持てるようになれば、他人に依存することなくブレない主体性を身につけることができるのです。

また、周囲に落ち込んでいる人やイライラしている人がいたら、できるだけ近づかないようにすることも大切です。どうしても接触を避けられない場合は、他人の感情と自分の感情を分けて考えるようにしましょう。「イライラしているのはあの人であり、自分ではない」と意識することで、他人との間に精神的な境界線を引くことができます。

・意識的にセルフケアの時間をとる

外界からの刺激に耐え、他人にも気を遣うなど、HSP気質の方の神経は常に張り詰められている状態です。自分でも気づかないところで疲労が蓄積されていき、体調を崩してから初めて疲れを自覚したということも少なくありません。

そのため、定期的に休息をとる習慣をつけることが大切です。仕事やプライベートに関わらず、普段から予定をぎっしりと詰め込んでいるという方は、休息日を設けるようにしましょう。それが難しいという方は、短時間でもいいので1日に1度はボーッとする時間をつくってみてください。休息日は何もせず、刺激を浴びて疲れ切っている脳を休めることだけに集中するのです。

また、休息日に向けて日頃から部屋の環境を整えておくというのも大切です。お気に入りの家具や、リラックス効果のある音楽を流すなど、刺激から解放される空間づくりを意識してみてください。

HSP気質に関するお悩みは専門医を受診しましょう

今回ご紹介したHSP気質の方の「生きづらさ」を改善する方法をまとめると、次のようになります。「生きづらさ」を感じて悩んでいる方は、ぜひは実践してみてください。

  • ・自身の気質について知ること
  • ・自分軸で物事を考えること
  • ・心地よいと思える環境に近づけること

最後に、強い不安を感じたら、ひとりで悩まずに専門医に受診することをおすすめします。専門医の診断からHSP気質の有無を知ることで、不安や悩みを解決する方法を具体的に考えることができます。

当院では、HSP気質でお悩みの方の受診も積極的に対応しております。些細な不安でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。

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