診療科目/双極性障害・躁うつ病

双極性障害(躁うつ病)の方は,治療に心理療法も選択でき,津島市,稲沢市,清須市,愛西市からも通院しやすい,あま市の心療内科・精神科は毎日初診を受付中です

診療科目/双極性障害・躁うつ病

双極性障害・躁うつ病とは?双極性障害・躁うつ病とは?

”ハイテンションになったり”一方で”急激に落ち込んで何も手につかない状況が続いたり”
気分の変調に振り回されて、人間関係や自分の体調まで崩していませんか??

「双極性障害(躁鬱病・躁うつ病・そううつ病)」とは

双極性障害・躁うつ病とは、「うつ状態」に加えて、うつ状態とは対極である「躁(そう)状態」もあらわれ、それらの状態が繰り返し出現する慢性疾患です。かつて躁うつ病といわれていましたが、現在は双極性障害として、「双極性障害および関連障害群」に分類されており、うつ病である「抑うつ障害群」とは異なる疾患として分類されています

躁(そう)状態とは症状の強さによって2つに分けることができます。家庭や仕事に重大な支障をきたし、入院が必要になるほどの激しい状態を「躁状態」といい、周りから見ても明らかに気分が高揚していて、眠らなくても平気などのハイな状態ですが、本人も周囲の人も迷惑に思うことはあっても、それほどは困らない程度のハイな状態を「軽躁状態」といいます。

一方で、双極性障害・躁うつ病のうつ病エピソードは、通常のうつ病と比較して悲しさや落ち込みよりも意欲に乏しい点、また不安よりも、精神運動の抑制や制止が認められることが特徴です。そのほかに身体的な面として不眠よりも過眠の傾向があり、食欲不振と体重減少が少ないといわれています。

双極性障害・躁うつ病は、躁状態とうつ状態が繰り返される「双極Ⅰ型障害」と、「軽躁状態」とうつ状態が繰り返される「双極Ⅱ型障害」があります。

また、急速交代型(ラピッドサイクラー)と呼ばれる、1年に4回以上うつ・躁エピソードを体験する双極性障害もあります。急速交代型の特徴は、女性に多かったり、双極性障害の10~24%に及ぶといわれていますが、摂食障害などの合併も認められるという点は重要です。

双極性障害・躁うつ病の症状について

双極Ⅰ型障害の躁状態では活動的になるため、高額な買い物をして借金を作ったり、法的な問題を引き起こしたりする場合もあります。また、双極Ⅱ型障害の軽躁状態はいつもよりも明らかに元気で対人関係にも積極的になります。

双極性障害・躁うつ病の診断について

躁病エピソードは、以下の症状のうち少なくとも3つの症状を伴い,その症状が⼀週間以上,ほぼ毎⽇,1 ⽇の⼤半において持続していることとされています。軽躁病エピソードは,その症状の状態が1週間ではなく、少なくとも 4 ⽇間持続する状態とされています。

1. ⾃尊⼼の肥⼤・誇⼤がある
2. 睡眠欲求の減少がある
3. 多弁である
4. 観念奔逸がある
5. 注意散漫である
6. ⽬標指向性の活動の増加がある
7. 莫⼤な浪費や性的に奔放になること。

一方で、うつ状態では抑うつ気分と興味喜びの減少が中核症状となり、これらの2つのうち一つ症状があり、食事や体重の変化、睡眠の変化、活動量の減少、疲労感、罪悪感、集中力の欠如、希死念慮など様々なうつ状態の症状のうち、5つ以上が2週間以上続く状態を双極性障害・躁うつ病のうつ状態としております。

双極性障害の頻度

有病率は日本で双極Ⅰ型障害と双極Ⅱ型障害を併せて0.4~0.7%であり、性別での差は認められていません。
ですが、20代半ばで男女ともに95%が発症されるといわれており、中年以降の発症は少なく、遺伝的要因も影響しているといわれています。

双極性障害・躁うつ病の治療と対応について

双極性障害・躁うつ病の治療としては気分安定薬が有効とされています。気分安定薬の代表的なものは炭酸リチウムであり,バルプロ酸やカルバマゼピンなどの抗けいれん薬も含まれています。また,⼀部の抗精神病薬(オランザピン)なども気分安定薬としての効果が認められています。

抑うつエピソードの期間に、気分安定薬と併せて、抗うつ薬を使⽤することがありますが、症状の躁転に注意が必要であるために、服薬期間中は定期的な医療機関への通院が望ましく、服薬の変更についてはご自身で判断なさらず、医師への相談をお勧めいたします。

また、双極性障害・躁うつ病では、交互にうつと躁状態が繰り返されるのですが、最初の症状から次の病状までの間隔があるのが特徴です。躁やうつ(鬱)が収まっている期間は何の症状もないために、症状が改善されたと思って内服を中止してしまったりすることがありますが、治療がなされていない期間がありますと、病状の間隔が短くなったり、いざという症状の時に薬が効きづらくなったりしてしまいます。そのために、症状が落ち着いていても、症状の安定を維持するためのお薬の治療期間もその後の病状の経過において非常に重要となります。

また双極性障害は、合併として、パニック障害や、不安神経症・強迫性障害不眠症などを併発していることもありますので注意が必要です。

当院は、愛知県あま市の心療内科・精神科・メンタルクリニックです。稲沢市・津島市・清須市・愛西市からも通いやすい心療内科クリニックですのでお気軽にご相談ください。

その他の双極性障害・躁うつ病の治療について

双極性障害・躁うつ病の治療である心理療法としては心理教育、認知行動療法、対人関係療法、社会リズム療法などが挙げられます。
双極性障害や躁うつ病では、偏ってしまった考え方のくせを変えていく事が大切になるが、その時点での思考や認知、行動パターンが躁状態なのか、うつ状態なのかということによって異なります。そのために、認知の修正だけではなく、気分の変化や状態の変化に伴う自身の思考や行動パターンの変化などを把握し、状況に適した対処方法を獲得できるように促す心理療法が非常に重要であると考えます。

双極性障害の注意事項

双極性障害や躁うつ病では、躁状態よりもうつ状態の症状の方が長いことが多いので、うつ病の治療として開始された後に、病状の経過から、双極性障害と診断されることも少なくないのです。また、躁状態にあると、実際は本人そのものの病識が非常に乏しい状態になってしまっているので、家族から連れられて受診するというケースも非常に多いのです。そのような点で、通院を継続できる環境として、心療内科とご本人さん、ご本人さんとご家族との連携がより重要になる疾患であると考えられます。

躁うつ病・双極性障害の方も、自立支援医療制度などの利用の申請が可能です。

双極性障害や躁うつ病の方へは、社会福祉制度だけではなくリワークや就労支援などの制度と活動を適切なタイミングで利用できるように当院でご相談も承っております。あま市の心療内科であるひだまりこころクリニックは稲沢市・津島市・清須市・愛西市からもアクセス良好で、精神保健福祉士も常勤で複数名在籍をしておりますのでお気軽にご相談ください。

双極性障害・躁うつ病について、
もっと詳しく知りましょう

 

よくあるご質問よくあるご質問疑問にお答えします

Qうつ病が再発するおそれはありますか?

うつ病がぶり返しやすい病気であるため、再発を予防することが大切です
症状が改善し、気分が軽くなってきたと感じるため、「治療をやめたい」と思う方が多いかと思います。
しかし、処方する薬には「症状の改善、状態をよくする」という働きに加えて、「状態を維持する」という効果もあります。
個人差はありますが、症状の改善がみられても、およそ半年から1年間は薬の服用を続ける必要があります。
また、うつ病になりやすい「ものの見方・考え方」など自分の考え方のクセを知ることで、
自分なりにものの見方を調整して、再発を予防することも大切です。

Qうつ病の薬って安全でしょうか?副作用ってありますか?

抗うつ薬の種類にもよりますが、吐き気、便秘、下痢などの消化器系症状や、
眠気、排尿困難、口が渇くなどの副作用があらわれることがあります。
SSRIでは、飲み始めに、吐き気やむかつきなどの消化器系の副作用があらわれることがあります。
また、SNRIでは、排尿障害(尿が出にくい・出過ぎる・我慢できないなど)のほか、消化器系症状や頭痛、
血圧上昇もみられます。NaSSAでは眠気が比較的多く、そのほか体重増加などもみられています。
三環系・四環系抗うつ薬は、アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制するため(抗コリン作用といいます)、
便秘、排尿困難、口が渇くなどの副作用があらわれることがあります。
これらの副作用は飲み始めに多くみられますが、次第におさまってきます。

Qうつ病治療はどれくらいの期間がかかるのですか?

個人差がありますが、3ヵ月ほどで症状の改善がみられるといわれています
症状の改善がみられる期間は約3ヶ月と言われていますが、再発を防ぎ、元の生活を取り戻していくためには、数ヶ月から1年ほどかかる場合もあります。
なお、治療期間の目安としては、以下のように時間が必要となります。

・十分な休養を取りながら、薬の服用を開始し、うつ病の症状が軽くするための期間
約6〜12週間

・安定した状態を維持していく期間
約4〜9ヶ月

・徐々に日常生活に戻っていく期間
約1年〜

Q心筋梗塞とうつ病には何かしらの関係がありますか?

心筋梗塞発作後3ヵ月以内にうつ病またはうつ症状が発症する頻度は、20~45%との報告もあります。逆に、もともとうつ病を有する人は、うつ病でない人に比べて心筋梗塞を起こす可能性が大きいという報告もあります。その為、心筋梗塞とうつ病には関連があると考えられます。

Qアトピー性皮膚炎とうつ病に関係はありますか?

ストレスはアトピー性皮膚炎の発症・悪化因子のひとつです。

そしてアトピー性皮膚炎にかかっていること自体がストレスとなって心理的な苦痛や、社会的機能の低下、QOLの低下を引き起こし、治療のコンプライアンスやセルフケアが障害されています。

つまりアトピー性皮膚炎とうつ病は互いに悪循環を引き起こしていることになります。

 

Q糖尿病とうつ病に関連はありますか?

糖尿病患者では、うつ症状を有する頻度が有意に高いことが知られています。また、うつ病と糖尿病を併発する場合には、糖尿病のみ発症する場合に比べて、生存率の顕著な低下がみられています。

実際にある調査では、高齢者うつ病患者で糖尿病を発症している患者では、うつ病に対する治療介入を行うことにより、5年後の死亡率が通常のうつ病管理を受けた患者よりも約50%低減することが報告されています。

Q身体疾患とうつ病には関係があるのですか?

うつ病と身体疾患は一見関係がなさそうにも思えますが、身体疾患そのものがうつ病発症の原因になることがあります。糖尿病や高血圧、心筋梗塞、癌などの慢性疾患によるストレスから抑うつ状態が引き起こされたり、脳の器質的障害を認める脳血管障害などの疾患でうつ病の症状が現れたりすることがあります。

また、逆にうつ病により内分泌系、免疫系が変化することによって、身体に悪影響を与えることもあります。

Qうつ病に男女差はあるのですか?

日本におけるうつ病生涯有病率は6.5%(DSM-Ⅳ)、有病率の男女比は1:2で女性の方が多いと言われています。

男女差の原因として、女性は女性ホルモンバランスの変化や妊娠・出産等のライフイベントがあるためと考えられます。

ホルモンバランスの変化としては月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)、マタニティブルー(産褥期うつ病)、更年期障害があります。また女性に多い甲状腺機能の異常(甲状腺ホルモンの増加・低下)がうつ病を併発させることもあります。

女性特有のうつ病のサインとしては、料理を作るのが億劫になった、スキンケアや化粧が面倒に感じる、服に興味がなくなった等の症状があります。

Qうつ病にはどんな種類がありますか?

うつ病はその症状のあらわれ方で、大きく2つに分類されています。

抑うつ状態だけが起こるタイプの「うつ病(大うつ病性障害)」と、抑うつ状態と躁(そう)状態の両方が起こる「双極性障害」です。

Qうつ病になると、どのような症状になるのですか?

うつ病(大うつ病性障害)は、抑うつ気分や物事に対する興味や関心が低下する"こころ"の症状のほかに、体重の減少、疲れやすい、不眠といった"からだ"の症状があらわれます。

さまざまな生活上のストレスが引き金(誘因)となることもあり、現在このタイプの患者さんの数が増えています。

Q”双極性障害抑うつエピソード”とは、何ですか?

非常に元気がよくなって、何でもできると思い込む躁の状態と、抑うつ状態の2つの極端な気分の波があらわれるのが特徴です。以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。

抑うつ状態のときの症状自体は、うつ病と異なるものではないので、うつ病と間違われることもあります。

Qうつ病になりやすい人はどんな人ですか?

うつ病は会社員、主婦、学生、高齢者など、だれもがなる可能性のある一般的な病気です。

約13人に1人が一生のうちに1回はうつ病になるといわれています。

仕事や家庭のストレスや環境の変化がきっかけとなることが多いのですが、明らかな原因がない場合もあります。

うつ病は早期発見・早期治療が有効とされていますので早めにご相談ください。

Q何をしてもおもしろくありません。これって変ですか?

気分の落ち込みがあらわれる少し前に、生活の中で楽しみを感じなくなった、何をしてもおもしろくない、日常生活のさまざまなことに興味を失った、集中力がなくなってきた、物事の決断ができなくなったなどがある場合、うつ病の注意信号です。

うつ病も他の病気と同じように、治療せずに放っておくと徐々に悪化していきます。症状が軽いうちにうつ病に気づき、治療をはじめることが大切です。

Qうつ病と食事は、関係があるのですか?

ストレスがうつ病に深く関わっていることは広く知られていますが、食生活とうつ病との関係をご存じの方はまだまだ少ないようです。

実は最近の研究から、食生活や食事、栄養素とうつ病との間には深い関係があることがわかってきました。こうしたことは海外では認知度が高まりつつありますが日本ではまだ十分浸透しているとはいえず、うつ病に対する新しいアプローチとして注目されつつあります。

Q親がうつ病です。自分にも遺伝するのでしょうか。

うつ病の原因には、遺伝的要因や環境要因が考えられておりますが、必ずしも、全てに遺伝が関わっているものでもありません。

外的ストレス、性格なども要因の一つとして考えられております。

Q家族がうつ病と診断されました。これからどのように関わったらよいでしょうか?

気分転換になるからといって無理に運動をさせたり、お出かけをさせたりしようとすることは逆効果になることもあります。お薬を服用し続けられるように支え、見守ってあげましょう。

また、うつ病の患者様は判断機能が落ちていることもあります。重大な判断をすることは避けるようにしてもらいましょう。 

 

Qうつ病のへ寄り添う時、気を付けた方が良いことはありますか

ご家族や身近な方がうつ病になった場合、うつ病の患者様に寄り添うことでご家族様もうつ病になってしまうケースもあります。

支えることも大切ですが、少し距離を置いて自分のための時間もつくり、趣味を大切にしていきましょう。

Q気分も落ち込み、肩こりや背中が痛いです。これってうつ病からきているのですか?

気分がひどく落ち込んでいますが、それ以外にも、頭重、肩こり、背中が痛くなったりなどの身体症状が出た、とお話いただくことがあります。

うつ病は人によって、こころの辛さ以外にも、身体的な症状が現れる事があります。うつ病に伴う身体症状については、学会での研究報告があり、因果関係も報告されおります。

診察時に身体的な辛さもお聞かせ下さい。最近は、身体症状にも効果がある抗うつ剤も有ります。個人差はありますが、焦らずに治療していきましょう。

Q最近調子がよくなってきました。抗うつ薬の服用をやめてもいいですか?

調子が良くなっているのは、薬剤の効果によるものです。

調子が良くなってすぐに服用を中断してしまうと、薬剤で抑えられていた症状がぶり返してしまいます。先生の指示に従い服用を続けることが、うつ病を治すうえでとても大切なことです。

一般的に症状が完全に良くなったとしても6ヶ月間~1年は続けていくことが多くなっているようです。

Qうつ病の初期症状を教えてください。また、どの時点から治療を受けるべきですか?

うつ病の症状は、「気持ちの元気」の低下・「考える元気」の低下・「体の元気」の低下があります。
「気持ちの元気」の低下は、


・ゆううつな気分が続く


・訳もなく涙が出る


・希望がもてなくなる などです。

「考える元気」の低下は、


・集中できない


・思考力が落ちた


・趣味を楽しめなくなった


・TVや新聞を見なくなった などです。
「体の元気」の低下は


頭痛・吐気・肩こり・めまい・便秘・下痢・疲れやすさ、不眠、食欲不振などです。
これらの症状が2週間以上続いていたら、受診をお勧めします。

Q自分では通院するほどのことでもないと思っているのですが、うつ病ではないかと家族や周りに受診を勧められています。

うつ病は早期発見・早期治療が重要かつ有効な病気ですので、早めにご相談ください。

疲れすぎていたりうつが進行している時は、自分の状態に気づきにくくなっていることがあります。
ご家族や周囲の意見に耳を傾けてみることも必要ではないでしょうか。
うつ状態が長びくとなかなか改善しにくくなりますので、早めにご相談ください。

頭痛・肩こり・胃の痛み・吐き気・腰痛など体の悩みがなかなか治らずに続いている時、その症状はうつ病による場合があり「仮面うつ病」と呼ばれています。

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