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診療科目/新型うつ病

新型うつ病とは?新型うつ病とは?

新型うつ病や非定型うつ病でお困りの方へ

新型うつ病・非定型うつ病とは、正式な病名ではありませんが、従来のうつ病と少し様相が異なり、症状が出現しやすい場面に波があるという点が特徴です。

特に新型うつ病の症状の波というのは、仕事や家庭などのある一定のストレスや症状を誘発させやすい場では非常に落ち込みが強く継続したり、不安症状などの症状が継続しやすい一方で、外出や楽しみ、趣味などの面では、比較的に憂鬱な気持ちは見られずに、活動をできるという点です。

また、そのような活動できる場面では楽しむこともできますが、すぐに悲観的になったり、自己嫌悪に陥りやすくなったりなどの症状がその後反動的に出て、ふさぎ込んでしまいやすい点もあり、見た目には元気そうに見える時もあるが、実際にはつらい症状が断続的に継続していて日常生活や社会生活で支障をきたしてしまっているのです。

また、周囲に関しても非常に過敏になりやすく、相手にその意図がなかったとしても、ネガティブにとらえてしまったり自己否定されたと感じてしまうこともあるのです。そのような感情のために、更に会社などの場に出向くのがおっくうになり、殻に閉じこもってしまいやすくなるのです。

特に、新型うつ病・非定型うつ病とは、現代社会では悩まれている方がとても多い疾患と言え、20代か30代の年齢の人たちに多いといわれています。

ストレス耐性の低下を伴っており、否定的に考えてしまったり、そのために自信の喪失が強い状態であることが多いです。

新型うつ病の治療方法としては、うつ病と同様に抗うつ薬のSSRIと抗不安薬を主体とした薬物療法だけではなく、心理療法やカウンセリング、リワークや就労訓練・就労継続・就労移行訓練、訪問看護などの社会資源への参加・利用が従来のうつ病と比べて、新型うつ病では非常に重要であると言えます

ストレス耐性の低下に対して改善や回復を目指すことも新型うつ病では重要であり、ストレス耐性の回復のために、治療中も症状に応じて、日常生活のリズムや、外出訓練、また買い物や外食などを通して、外部や他者との関わり合いを持つことが必要になります。

特に、そのようなストレスを継続的にかけたりすることによって、ストレス耐性が少しづつ上がってきて、会社を想定した訓練へと移行がしやすくなります。

新型うつ病での問題点としては、特に会社を想定した訓練や、復職後の再発や、再度の休職の頻度が高くなりがちであり、特にこのようなストレス負荷をかける取り組みを継続的にかつ、緩やかにかけていく事が必要であり、そのステップが十分になされていないと、再度症状が強く出て日常生活や社会生活が送れないようになって、新型うつ病が慢性化してしまうこともあるのです。

特に、現代社会では、会社や外出をしなくても生活ができてしまう環境であり、また外出をして直接相手と会わなくても、インターネットを通して会話やコミュニティーを形成できてしまうので寂しさを強く感じにくい状況でもあるために、より社会活動を行うために訓練をすることに対する意義や意欲につながりにくくなる場合や、ストレスのかからない生活で長時間過ごせてしまうために、更にストレス耐性が低下して新型うつ病が長期化しやすくなってしまうのです。

新型うつ病で大切なこと

そのため、新型うつ病を治療する上で必要なことは、周囲のサポートや、医療専門職のサポートや活動が非常に大切です。そのような専門職が活躍しサポートする、リワークや就労支援、活動を通して継続的に関わることで新型うつ病の症状を改善するための治療へ向けて着実に準備をしていく事ができます。

特にラフスタイルや習慣を変えようとするのは、本人自身で取り組み行おうとすることは非常に難しいために、このような活動や医療専門職のサポートを経て治療に取り組んでいく事が新型うつ病の治療では非常に重要であると考えられます。

また、新型うつ病や非定型うつ病になりやすい特徴として、自分で決定できない性格であったり、他者に対して非常に敏感であることや、自分で決定ができなかったり、自己否定感や自己嫌悪感が非常に強い方も多く、そのような考え方のクセの改善を行うために、認知行動療法や支持療法などの心理療法やカウンセリングを併用していく事も大切です。

新型うつ病においてカウンセリングの位置づけとしては、ストレス耐性に対しての自己対応力を整えていけるように目指していく部分もあるため、各種の治療方法とカウンセリング・心理療法を新型うつ病では併用していく事も大切なのです。

また新型うつ病の背景には適応障害だけではなく、パーソナリティー障害や成育歴での虐待などのトラウマがあることもある点には注意が必要であり、一人で抱え込まずに、医療機関などへご相談されることをお勧めいたします。

新型うつ病は、「本当に病気なのか」「しっかりとしろ」などと周囲から誤解を受けやすい疾患でもありますが、適切な治療や、ストレス耐性の改善へ向けた治療を併せながら改善を図ることができる疾患です。

新型うつ病かもとお困りの方は、お気軽に心療内科・精神科までご相談くださいませ。

 

野村紀夫 監修

ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業

保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など

所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など

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よくあるご質問よくあるご質問疑問にお答えします

Qうつ病が再発するおそれはありますか?

うつ病はぶり返しやすい病気であるため、再発を予防することも治療の上では大切です。

症状が改善し、気分が軽くなってきたと感じるため、「治療をやめたい」と思う方も多くいらっしゃると思います。

しかし、処方するお薬には「つらい症状を改善し、状態をよくする」という働きに加えて、「良い状態を維持する」という効果もあります。

個人差はありますが、症状の改善がみられても、およそ半年から1年間は薬の服用を続ける必要があります。

また、うつ病になりやすい「ものの見方・考え方」など自分の考え方のクセを知ることで、自分なりにものの見方や認知面を調整して、再発を予防することも大切です。

Qうつ病の薬って安全でしょうか?副作用ってありますか?

抗うつ薬の種類にもよりますが、吐き気、便秘、下痢などの消化器系症状や、
眠気、排尿困難、口が渇くなどの副作用があらわれることがあります。
SSRIでは、飲み始めに、吐き気やむかつきなどの消化器系の副作用があらわれることがあります。
また、SNRIでは、排尿障害(尿が出にくい・出過ぎる・我慢できないなど)のほか、消化器系症状や頭痛、
血圧上昇もみられます。NaSSAでは眠気が比較的多く、そのほか体重増加などもみられています。
三環系・四環系抗うつ薬は、アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制するため(抗コリン作用といいます)、
便秘、排尿困難、口が渇くなどの副作用があらわれることがあります。
これらの副作用は飲み始めに多くみられますが、次第におさまってきます。

Qうつ病治療はどれくらいの期間がかかるのですか?

個人差がありますが、初発の方は3ヵ月ほどで症状の改善がみられるといわれています
症状の改善がみられる期間は約3ヶ月と言われていますが、再発を防ぎ、元の生活を取り戻していくためには、さらに数ヶ月から1年ほどかかる場合もあります。
なお、治療期間の目安としては、以下のように時間が必要となります。

・十分な休養を取りながら、薬の服用を開始し、うつ病の症状が軽くするための期間
約6〜12週間

・安定した状態を維持していく期間
約4〜9ヶ月

・徐々に日常生活に戻っていく期間
約1年〜

また、寛解や再発を繰り返すと、症状の改善期間が長くかかったり、再発期間までの期間が短くなるなどの傾向もあります。

Q心筋梗塞とうつ病には何かしらの関係がありますか?

心筋梗塞発作後3ヵ月以内にうつ病またはうつ症状が発症する頻度は、20~45%との報告もあります。逆に、もともとうつ病を有する人は、うつ病でない人に比べて心筋梗塞を起こす可能性が大きいという報告もあります。その為、心筋梗塞とうつ病には関連があると考えられます。

Qアトピー性皮膚炎とうつ病に関係はありますか?

ストレスはアトピー性皮膚炎の発症・悪化因子のひとつです。

そしてアトピー性皮膚炎にかかっていること自体がストレスとなって心理的な苦痛や、社会的機能の低下、QOLの低下を引き起こし、治療のコンプライアンスやセルフケアが障害されています。

つまりアトピー性皮膚炎とうつ病は互いに悪循環を引き起こしていることになります。

 

Q糖尿病とうつ病に関連はありますか?

糖尿病患者では、うつ症状を有する頻度が有意に高いことが知られています。また、うつ病と糖尿病を併発する場合には、糖尿病のみ発症する場合に比べて、生存率の顕著な低下がみられています。

実際にある調査では、高齢者うつ病患者で糖尿病を発症している患者では、うつ病に対する治療介入を行うことにより、5年後の死亡率が通常のうつ病管理を受けた患者よりも約50%低減することが報告されています。

Q身体疾患とうつ病には関係があるのですか?

うつ病と身体疾患は一見関係がなさそうにも思えますが、身体疾患そのものがうつ病発症の原因になることがあります。糖尿病や高血圧、心筋梗塞、癌などの慢性疾患によるストレスから抑うつ状態が引き起こされたり、脳の器質的障害を認める脳血管障害などの疾患でも、うつ病の症状が現れたりすることがあります。

また、逆にうつ病により内分泌系、免疫系が変化することによって、身体に悪影響を与えることもあります。

Qうつ病に男女差はあるのですか?

日本におけるうつ病生涯有病率は6.5%(DSM-Ⅳ)、有病率の男女比は1:2で女性の方が多いと言われています。

男女差の原因として、女性は女性ホルモンバランスの変化や妊娠・出産等のライフイベントがあるためと考えられます。

ホルモンバランスの変化としては月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)、マタニティブルー(産褥期うつ病)、更年期障害があります。また女性に多い甲状腺機能の異常(甲状腺ホルモンの増加・低下)がうつ病を併発させることもあります。

女性特有のうつ病のサインとしては、料理を作るのが億劫になった、スキンケアや化粧が面倒に感じる、服に興味がなくなった等の症状があります。

Qうつ病になると、どのような症状になるのですか?

うつ病(大うつ病性障害)は、抑うつ気分や物事に対する興味や関心が低下する"こころ"の症状のほかに、体重の減少、疲れやすい、不眠といった"からだ"の症状もあらわれます。

さまざまな生活上のストレスが引き金(誘因)となることもあり、現在このタイプの患者さんの数が増えています。

Qうつ症状にはどんな種類がありますか?

うつ症状は、気分の変化に応じて、大きく2つの疾患に分類されます。

抑うつ状態だけが起こるタイプの「うつ病(大うつ病性障害)」と、抑うつ状態と躁(そう)状態の両方が起こる「双極性障害」です。

Q”双極性障害抑うつエピソード”とは、何ですか?

非常に元気がよくなって、何でもできると思い込む躁の状態と、抑うつ状態の2つの極端な気分の波があらわれるのが特徴です。以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。

抑うつ状態のときの症状自体は、うつ病と異なるものではないので、うつ病と間違われることもあります。

また、抑うつ状態・抑うつエピソードから始まり医療機関へ受診される方も多く、最初はうつ病と診断され時間の経過とともに、双極性障害と診断が変わることもございます。

Qうつ病になりやすい人はどんな人ですか?

うつ病は会社員、主婦、学生、高齢者など、だれもがなる可能性のある一般的な病気です。

約13人に1人が一生のうちに1回はうつ病になるといわれています。

仕事や家庭のストレスや環境の変化がきっかけとなることが多いのですが、明らかな原因がない場合もあります。

うつ病は早期発見・早期治療が有効とされていますので早めにご相談ください。

Q何をしてもおもしろくありません。これって変ですか?

気分の落ち込みがあらわれる少し前に、生活の中で楽しみを感じなくなった、何をしてもおもしろくない、日常生活のさまざまなことに興味を失った、集中力がなくなってきた、物事の決断ができなくなったなどがある場合、うつ病の注意信号です。

うつ病も他の病気と同じように、治療せずに放っておくと徐々に悪化していきます。症状が軽いうちにうつ病に気づき、治療をはじめることが大切です。

Qうつ病と食事は、関係があるのですか?

ストレスがうつ病に深く関わっていることは広く知られていますが、食生活とうつ病との関係をご存じの方はまだまだ少ないようです。

実は最近の研究から、食生活や食事、栄養素とうつ病との間には深い関係があることがわかってきました。こうしたことは海外では認知度が高まりつつありますが日本ではまだ十分浸透しているとはいえず、うつ病に対する新しいアプローチとして注目されつつあります。

Q親がうつ病です。自分にも遺伝するのでしょうか。

うつ病の原因には、遺伝的要因や環境要因が考えられておりますが、必ずしも、全てに遺伝が関わっているものでもありません。

外的ストレス、性格なども要因の一つとして考えられております。

Q家族がうつ病と診断されました。これからどのように関わったらよいでしょうか?

気分転換になるからといって無理に運動をさせたり、お出かけをさせたりしようとすることは逆効果になることもあります。お薬を服用し続けられるように支え、見守ってあげましょう。治療の初期は特に、睡眠などが十分にとれる環境も大切です。

また、うつ病の患者様は判断機能が落ちていることもあります。重大な判断をすることは避けるようにしてもらいましょう。 

Qうつ病の方へ寄り添う時、気を付けた方が良いことはありますか

ご家族や身近な方がうつ病になった場合、うつ病の患者様に寄り添うことでご家族様もうつ病になってしまうケースもあります。

支えることも大切ですが、少し距離を置いて自分のための時間もつくり、趣味を大切にしていきましょう。

Q気分も落ち込み、肩こりや背中が痛いです。これってうつ病からきているのですか?

気分がひどく落ち込んでいますが、それ以外にも、頭重、肩こり、背中が痛くなったりなどの身体症状が出た、とお話いただくことがあります。

うつ病は人によって、こころの辛さ以外にも、身体的な症状が現れる事があります。うつ病に伴う身体症状については、学会での研究報告があり、因果関係も報告されおります。

診察時に身体的な辛さもお聞かせ下さい。最近は、身体症状にも効果がある抗うつ剤も有ります。個人差はありますが、焦らずに治療していきましょう。

Q最近調子がよくなってきました。抗うつ薬の服用をやめてもいいですか?

調子が良くなっているのは、一時的な薬剤の効果によるものの可能性もあります。

調子が良くなってすぐに服用を中断してしまうと、薬剤で抑えられていた症状がぶり返してしまいます。先生の指示に従い服用を続けることが、うつ病を治すうえでとても大切なことです。

特に再発を防ぐためには、一定期間症状が落ち着いていることを確認し、緩徐に減薬することが肝要です。

一般的に症状が完全に良くなったとしても6ヶ月間~1年は続けていくことが多くなっているようです。

Qうつ病の初期症状を教えてください。また、どの時点から治療を受けるべきですか?

うつ病の症状は、「気持ちの元気」の低下・「考える元気」の低下・「体の元気」の低下があります。
「気持ちの元気」の低下は、

・ゆううつな気分が続く

・訳もなく涙が出る

・希望がもてなくなる などです。

「考える元気」の低下は、

・集中できない

・思考力が落ちた

・趣味を楽しめなくなった

・TVや新聞を見なくなったなどです。

「体の元気」の低下は頭痛・吐気・肩こり・めまい・便秘・下痢・疲れやすさ、不眠、食欲不振などです。

これらの3つの特徴的な症状が2週間以上続いていたら、受診をお勧めします。

Q自分では通院するほどのことでもないと思っているのですが、うつ病ではないかと家族や周りに受診を勧められています。

うつ病は早期発見・早期治療が重要かつ有効な病気ですので、早めにご相談ください。

疲れすぎていたりうつが進行している時は、自分の状態に気づきにくくなっていることがあります。

自分で抱えきれない状態の時こそ、ご家族や周囲の支えが安心につながるときもあります。

うつ状態が長びいてしまったり悪化しすぎてしまうと改善に時間がかかってしまうこともありますので、早めにご相談ください。

頭痛・肩こり・胃の痛み・吐き気・腰痛など体の悩みがなかなか治らずに続いている時、その症状はうつ病による場合があり「仮面うつ病」と呼ばれています。

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2019.06.262019.12.12

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