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診療科目/不安障害・不安症

不安障害・不安症とは?不安障害・不安症とは?

不安障害と心配性はどう違うの?

不安障害・不安症とは以前は不安神経症パニック障害など、不安に伴うココロとカラダの不調が含まれている病気のことを指しています。

心療内科 ひだまりこころクリニック

不安障害・不安症とはどのような病気なのでしょうか?

不安障害・不安症とはどのような病気なのでしょうか?

不安障害・不安症とはどのような病気なのでしょうか?

不安障害は主にはパニック障害、社交不安障害、全般性不安障害やその他の恐怖症などを含んでいます

心療内科 ひだまりこころクリニック

特定の事象やそれに関わらず、不安感情が大きくなりすぎたり、その不安感情が自分でコントロールできないなどの状況が継続し、そのために、社会生活・日常生活に支障が出てきてしまうなどの特徴を持っています。

不安障害は主にはパニック障害、社交不安障害、全般性不安障害やその他の恐怖症などを含んでいます

不安という気持ちは出てはいけない感情なの?

不安という気持ちは出てはいけない感情なの?

不安という気持ちは出てはいけない感情なの?

いいえ、不安は誰しもが感じる感情なのです

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またその不安感情は時として、周囲の外敵やストレスから身を守るために役立つ必要な感情です。そのような不安感情があるために皆さん、危険からの回避行動へと結びつけることができる大切な感情なのです。

いいえ、不安は誰しもが感じる感情なのです

”心配のし過ぎ”なのでしょうか?

”心配のし過ぎ”なのでしょうか?

”心配のし過ぎ”なのでしょうか?

心配のし過ぎといった表現を鵜呑みにしてしまっている方も多いのではないでしょうか?

不安障害や不安症は、避けたいと思うような場面での不釣り合いな不安感情や恐怖だけではなく、通常危険でない場面での不安感情や恐怖も症状の特徴です。

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しかし、このような不安障害や不安症のつらさについては、本人にしか分からない大きなつらさなのです。もし、本当はつらくてしんどい・耐え難い、改善したいと思っているとお考えの方は、遠慮なく医療機関までご相談されることをおすすめいたします。

心配のし過ぎといった表現を鵜呑みにしてしまっている方も多いのではないでしょうか?

気がつかないうちに不安障害や不安症になってしまっていることがあるって本当?

気がつかないうちに不安障害や不安症になってしまっていることがあるって本当?

気がつかないうちに不安障害や不安症になってしまっていることがあるって本当?

その不安感情がひとたび、強く出すぎてしまったり、必要のない時にも不安の感情が継続してしまうことがあります。このような状態は不安障害や不安症の特徴でもあります。

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不釣り合いな不安感情は、その人を強く疲れさせてしまい、そのような不安感情を強く感じなくても過ごせるような状況を好んで行動するようになってしまいます。

結果として外出や、生活もままならない程に影響を及ぼしてしまう事もあるのですよ。

その不安感情がひとたび、強く出すぎてしまったり、必要のない時にも不安の感情が継続してしまうことがあります。このような状態は不安障害や不安症の特徴でもあります。

不安障害・不安症について、
もっと詳しく知りましょう

 

日常生活の中で現れやすいサイン日常生活の中で
現れやすいサイン

  • 毎日のように不安や恐怖の気持ちが続いていてつらい
  • 不安や恐怖の事が気になってずっと頭から離れない
  • 不安や恐怖のために、外出や人と接するのがおっくうとなってしまう
  • 不安な感情だけではなく、動悸やめまいなどの体調不良がつらくなってしまう
  • 大勢の前での発表や、上司との会議、試験などで極度に緊張して自分のパフォーマンスが十分に出せない
  • 飛行機や電車・バス等の公共交通機関が体調不良のために乗れなくなる
  • 人前で強く症状が出たり、助けてもらえないかもしれない状況で過ごすことを避けて行動している
  • 心配事や何か不吉なことが起こるのではないかといった予感がずっと続いている

日常生活でこんなお悩み抱えていませんか?日常生活でこんなお悩み抱えていませんか?

日常生活でこんなお悩み抱えていませんか?日常生活でこんなお悩み抱えていませんか?

 

不安障害・不安症の症状不安障害・不安症の症状

精神面の症状

  • ずっと不安の症状や恐怖が毎日のように続いている
  • ある状況で、不安や緊張・恐怖がピークになり自分がどうかしてしまうのではないかと感じてしまう(自制が効かない不安や緊張・恐怖がある)
  • 強い不安や恐怖のために、死んでしまうかもしれないと感じることも
  • 不安な感情が続く為に、そのような不安や不吉な状況を避けたいと感じてしまう
  • 外出をしたり人と会うと、不安や恐怖が誘発されてしまうのではないかと不安で仕方がない
  • 自分の感情が相手に不快な思いにさせてしまうかもしれないとずっと考えてしまっている

身体面の症状

  • 動悸を感じる
  • めまいがする
  • 耳鳴りがある
  • 過呼吸がある
  • 意識が遠のく感じがする
  • 頭がふらつく
  • 脈が速くなる
  • 発汗が出る
  • 胃腸の不快感や不調
  • 身体や手の震え
  • 吐き気・嘔吐
  • のどの詰まる感じ
  • 頭痛
  • 不眠
  • 肩こりや首の疲れ

上記のような不安障害や不安症の症状が出た結果...

  • 1自分に対する”自信の低下”や”自己否定感”が強くなってしまう

    不安な感情が強すぎてしまうと、自分らしいパフォーマンスが出せなかったり、不安な感情の継続のために、失敗や身体症状に対してとても強く恐怖を抱くようになってしまいます。

    このような状況は時として、うつ病を併発しやすいとも言われており、特に男性よりも女性にそのような傾向が強いとも指摘をされております。

  • 2不安が強くなる状況や、そのような身体症状が出てしまう状況を避けざるを得なくなる

    外出をすることで、不安の症状やその発作が増えることを嫌い、外出を避けてしまう事があります。
    日中も家で、過ごすことが多くなってしまう人がいたり、試験を避けたり、就職活動での面談や会議・発表を避けて行動をしたりしてしまう等の行動を知らないうちにされている方も多いのが特徴です。

    不安症や不安障害では日常生活や社会生活への制限が知らないうちに大きくなってしまっていることがあります。

  • 3”気のせいでは?”・”考えすぎだよ”といった周りの考えに相談することを躊躇してしまう

    不安症や不安障害の症状は時として、周囲の人に相談をしても、”気のせいだよ”・”悩み過ぎ”・”気にしすぎ”といった表現で指摘をされてしまう事も多いのです。
    周囲は分かってくれないといった考えとなって、自分で抱え込んだり我慢しすぎてしまう事があります。

    確かに不安といった感情は誰しもが経験している感情ではありますが、不釣り合いな程の強さの感情や、通常危険ではない場面での不安感情はご本人でないと分からない、とてもつらく苦しい気持ちなのです。心療内科やメンタルクリニック・精神科などの医療機関などにご相談をおすすめいたします

不安障害・不安症について

不安障害や不安症では、ストレスや慢性的な疲労をきっかけとするなどをして、不安感情が大きくなりすぎたり、場にそぐわないような不安感情が出現して、ご本人さんを困らせてしまう疾患です。

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【広場恐怖症】

強い不安症状はとても不快な感情である為に日常生活や社会生活へ影響を及ぼしてしまう事があるのです

不安感情の出る場所を避ける状態を不安障害では回避行動といったり、不安感情が強く出て身体症状が出てしまうかもしれないと不安になることを予期不安、そのような身体症状が出てしまっても誰も助けてもらえないかもしれない、逃げ出せないかもしれないと不安に思う広場恐怖などが出現してしまうのです。

【パニック障害】

特にパニック障害に関しては、身体症状としては呼吸ができない・動悸がする・苦しい・発汗・震えるなどのパニック症状が急遽押し寄せてきてしまうのです。

パニック障害は本人にとって非常に苦痛な症状であり、再度このような症状が起きてしまったらどうしようとととても不安や恐怖になってしまいます。また、そのような症状が出ることに対して落ち込んだりうつ病や不眠症などの他の精神疾患を併発しやすいと言えます。「パニック障害」についてはこちら

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【社交不安障害】

社交不安障害では、特定の状況で不安症状を呈してしまいます。特に人前での発表など、人に見られているかもしれないと思う状況で、強く緊張したり、不安の症状が出てしまうのです。

人前に出ることにより、「誰かに評価されているかもしれない」「うまく話せないかもしれない」などの不安が極度に強くなってしまい、赤面や大量の発汗、手足の震えや声の出しづらさなどが出てしまうのです。

そのような状況は、病状のせいであっても他者から「本番に弱い」などと誤った評価を受けてしまうこともあり、社交不安障害の本人も「また恥をかくかもしれない」「笑われるかもしれない」などの感情が出てしまって、人前に立つことや相手と話をすることを避けるようになってしまったり、そのような症状がきっかけで会社に行くのが辛くなったりして、うつ病などを呈してしまうこともあるのです。「社交不安障害」についてはこちら

【全般性不安障害】

全般性不安障害は、日常のあらゆることに不安な感情を抱いてしまいます。自分が犯罪を犯してしまったらどうしよう、自分が不健康になったらどうしようなど、現時点でそのような状況があまり考えにくい状況でも、現実的に可能性が低い負の状況をつよく意識し不安になって悩んでしまう症状なのです。

周囲からも「考えすぎだ」「心配性だ」「また心配している」などど、相手にされなくなることも多く、全般性不安障害の本人は自分の中で抱え込んでしまうことも少なくありません。特に、不安な感情が一日継続するということは、体も常に緊張を継続していることも多いために、疲れやすさだだるさ、頭痛や肩こりなどの自律神経失調症の身体症状も強く出やすいといわれております。「全般性不安障害」はこちら

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不安障害の方たちは、時として相談を躊躇してしまう事も

不安障害は、症状の初期には本人の病識も乏しいだけではなく、周囲からも「心配性」「気にしすぎ」などどいった扱いを受けることがあるために、不安障害患者自身も「自分は気にしすぎ」なのだとして、周囲に相談するのを遠慮したり、自分の中で不安の症状を我慢したり葛藤をしたりなどを繰り返して、医療機関への受診が遅れてしまうことはよくあります。

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また、不安な気持ちが強い、心配が過ぎるといった内容で、心療内科や精神科受診を行ってもいいものであるのかはばかられるといった想いや、「恥ずかしい」といった考えが出てしまうために、受診のしづらさもあるのかもしれません。しかし、症状が長引いてしまうと、かいしゃに行けなくなってしまったりなどの社会生活だけではなく、外出すらできなくなってしまうといった日常生活へも影響が出てしまうので、お早めにご相談くださいませ。

もちろん、不安障害の治療は薬物治療だけではなく、カウンセリングなどの心理療法の治療方法もあるので、ご自身で我慢せずにご相談いただけましたらと思います。

 

不安障害と心配性はどう違うの?

特に不安障害は病気と「心配性」、「不安障害の手前の状況」というのは医師でないと判断が非常につきづらいことも多く、御来院された患者様の中にも実際には不安障害の診断までに至らないほどの症状の方もいらっしゃいます。しかしカウンセリングは、不安障害の方にも、不安障害の手前の方にも行える、不安感情のコントロールや行動の見直しを図れる改善方法です。

つまりは薬物治療は医療機関へ受診し相談された人すべてに行うわけではありません。考え方のクセの見直しもできるカウンセリング治療は、不安症状でお悩みの方にご利用いただくことも可能な、改善方法なのです。

もし「心配症」で困っているとお悩みの方はカウンセリングや心理療法の相談も受け付けておりますし、心配性と不安障害の区別をご自身で判断なさらずに心療内科や精神科などの医療機関へのご相談をお勧めいたします。

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金山院の不安障害・不安症について

栄院の不安障害・不安症について

 

野村紀夫 監修

ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業

保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など

所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など

 

治療について治療について

治療法1

薬物療法

不安障害や不安症の方達には、脳のセロトニンなどの分泌の低下や、そのような神経伝達物質のバランスの崩れなどが原因ではないかと指摘をされております。

そのために、治療薬としてはSSRIなどの抗うつ薬である、脳のセロトニンのバランスを整える治療薬が標準治療として用いられることが多いです。

また、併用薬として抗不安薬などの不安の症状を和らげる治療を併用しながら治療を組み立てていく事もございます

治療法2

カウンセリングや心理療法

不安という感情は時として、頭の中一杯に広がって、拭い去れない程強く強固な感情としてまとわりついてしまう事があります。

お一人お一人の症状に合わせて、不安の症状が出やすい状況や、結びづけやすい状況を確認して、不安な感情を大きく増幅させやすい癖の見直しや、強い恐怖と結びつけてしまう状況を少しづつ解除していく事を治療の目的をしております。

患者様の症状や状態に応じて、認知行動療法などの心理療法と併せながら治療を進めていく事もございます

治療法3

適切な休息や体調管理

不安障害や不安症は、慢性的なストレスや疲労が原因で発症しやすいとも言われております。

そのために、上記の薬物治療やカウンセリングだけではなく、しっかりと睡眠やストレス状況を確認して、整えていく事も不安障害や不安症の治療にもなります。

不眠症を呈している方も多く、ストレスはより疲労感や倦怠感を強くさせますので、お薬に頼るだけではなく、日中の生活のリズムの見直しも不安障害や不安症の治療にはとても大切です

不安障害・不安症の治療例

 

対応の仕方対応の仕方

不安症状や身体症状が強い時には

不安や身体症状が強いと、とても恐怖に感じてしまったり、もしかしたら死んでしまうかもしれないと感じてしまう程、強い苦痛な状態を呈してしまいます。

そのような時には決して、症状や程度に対して否定するのではなく、不安や苦痛などの身体症状に対して、「つらいよね」「大丈夫?」「落ち着くまでそばにいるね」等の寄り添いや周囲からの受容は、本人にとって安心感につながることが多いのです。

安心感や症状が強く出てしまっても、支えてくれる人がいるという環境はご本人さんにとっても、非常に大切なサポートとなります。

 

よくあるご質問よくあるご質問疑問にお答えします

QPTSDとは、どういったものなのですか?

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とは心の病気ですので神経症の1つです。事故や犯罪、災害、戦争など、生命に危機が及ぶほどの体験をしたり、見たりした心的外傷体験の後、通常4週間以上この体験による精神的障害が持続する症状をいいます。

例えば、

①侵入的反復想起:外傷体験が反復かつ侵入的に想起される

②感情麻痺:感情が麻痺して周囲に対する反応がなくなる

③覚醒亢進状態:悪夢による不眠や周囲に対する過剰反応

などが主な症状として現れます。

Q神経症の人というのは、神経質な人とは何か違うのですか?

神経症の不安・恐怖というのは、誰もが日常生活の中で経験する日常の不安・恐怖の延長線上にあると考えられます。

そういった意味では神経症の症状というのは神経質な人が持つものと近い部分はあります。

ただし、いわゆる神経質(心配性)と神経症は、診断基準によって、不安・恐怖の症状が1ヵ月以上持続し、”社会面・生活面で支障を来たしているか”どうかで区別されます。

Q神経症では具体的にどのような症状が現れますか?

まず、神経的な抑うつ状態である「不安障害」や「パニック障害」があります。

この状態では、性格や生活経験により、漠然とした不安を感じると、次々と最悪のシナリオが思い浮かびます

次にある特定のものや出来事に対して恐怖心を抱き、生活に支障を来たす「外出(広場)恐怖」「対人恐怖」「疾病恐怖」といった状態も挙げられます。

他には、肉親の死や災害といった環境から生じる精神的ショックが強すぎて起こる「急性ストレス障害」「適応障害」「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」といった「環境反応」によるものがあり、大きな事件や事故があった際には注意が必要となります。

また、困難な状況を回避したいという心理作用より、記憶や意識を失う解離状態や身体に麻痺などが出る転換状態といった解離性(転換性)障害(ヒステリー)と言います。この場合のヒステリーは一般に使われている言葉とはニュアンスが異なります。

そして、ある危険(細菌や汚れなど)を恐れ、それを回避するための考えや行為に集中するあまり疲弊する「強迫観念」「強迫行為」といった強迫性障害があります。

Q神経症と心身症の違いを教えてください。

心身症は心が関係する「身体」の病気ですが、神経症は、通常誰もが感じる不安や心配が著しく強くなった状態で、健康人の悩みの延長線上にある「心」の病気です。

どちらもストレス病であるという共通点はあるのですが、病気が身体なのか心なのかという違いがあります

 

Q社会不安障害(SAD)はどんな症状があるのですか?

社交不安症(SAD)には、下記のような特徴的な症状があります。

    ・人前で発表するのが極度に怖い・緊張する

 ・人と接するのが極度に怖い・緊張する

 ・周囲からの視線が極度に怖い

 ・注目されると緊張で赤面する・汗をかく

 ・人前で食事ができない

 ・人前で文字を書くとき、手が震えて書けない

 ・人前で電話をかけるのが怖い

 ・周囲に人がいるとトイレで用を足すことができない。

Q社会不安障害(SAD)はどのくらいの割合で発病するのですか?

報告によってその割合はまちまちですが、アメリカでの1万人規模の報告では約12%の人が、生涯のうちにどこかで社会不安障害SADになるという結果が出ています。

日本の報告ではそれよりも少なくて3.2%ほどであるといわれていますが、日本人は性格として元々恥ずかしがりやの人が多いため、本当にSADであっても「これは性格である」と認識しているケースも多くみられます。そのため、実際より低い割合で報告されていると考えられます。

Q社会不安障害(SAD)の原因は何ですか?

緊張の程度というのはとても個人差が大きいものですが、その強い緊張のために震えて発表ができない、人前で会話ができないなど社会生活に影響を及ぼしてしまっているときには、社会不安障害の可能性があります。

強い不安感や緊張感を持ちながら社会生活を続けていくと、不安感や緊張感を避けるような生活をせざるを得ない状況になっていき、最終的に引きこもり、社会生活に大きな支障が出てきます。

この病気は、発症年齢が若く、多くは10代半ばの思春期の頃に発症するといわれています。そのため進学・卒業が困難になることから始まり、就職・就労が困難になる、地域との交流が困難になるといった負の連鎖が学生時代から起こってしまうため、治療しないでいると一生涯にわたって影響が出てきてしまいます。

Qパニック発作が起きたらどのように対処したらよいでしょうか?

対処としてはできるだけゆっくりと深い呼吸をすることが大切です。椅子に座ったり横になったりして呼吸をしやすくしましょう。何よりも慌てず、楽な気持ちが大切です。 

もし過呼吸になってしまったら、息を吐くことに意識をしましょう。過呼吸の時は息を吸い込みやすく、酸素が多い状態になっています。ゆっくりと長く息を吐き、体内の酸素バランスを整えてあげることで呼吸が楽になってきます。

何よりも慌てず、楽な気持ちが大切です。もしそばにご家族など付き添っていただける方がいらっしゃるのであれば本人の安心感にもつながりやすくなります。

Qパニック障害だと言われました。どのような生活を送ったらいいのでしょうか?

無理に日常生活を変える必要はありません。しかし心身に負担をかけないようにストレスを減らしていくことも大切ですので、その為に、睡眠や食事など規則正しい生活を心がけましょう。

カフェインやアルコール、ニコチンはパニック発作を起こすきっけになるとも言われていますので、控えた方がいいかもしれません。過度な運動は控え、ウォーキングのような有酸素運動を20分程することがよいと言われています。また睡眠時間の確保も大切です。朝起きたら、太陽の光を浴びて外の空気を吸いましょう。

Q家族がパニック症と診断されました。どのように対応したらいいのでしょうか?

パニック障害の方は突然のパニック発作により呼吸困難や動悸が起こってしまいます。

患者様にとってご家族様が近くにいてくれることは大きな支えとなります。ぜひパニック障害への理解を持って患者様が安心して生活・治療できるように環境を整えてあげてください。症状が重くなると外へ出ることも怖くなってしまうことが多々あります。不安が強い時には無理に外出させずに、サポートしてあげてください。

もし発作が起こってしまったら、焦らず慌てずに優しく声をかけたり、手を握ったり、楽な姿勢をとれるようにしてあげましょう。

Q毎日ささいなことが不安でたまりません。これは病気なのでしょうか。

全般性不安障害という病気が考えられます。

いろいろなことが不安になるという全般性不安障害という病気が考えられます。自分でコントロールするのが難しい不安を持続的に抱えていると、緊張感・疲れやすさ・怒りっぽさ・筋肉のこり(頭痛・肩こり)・不眠・集中困難などの症状が現れ、たいへん辛い状態がつづくことがあります。受診の上ご相談ください。

Q不安障害の治療はどのようなことを行いますか。

通院治療に加えて、薬物療法を併用して行うことがあります。
パニック障害、社会不安障害全般性不安などの不安障害は、脳内で神経伝達物質が変化することにより生じる病気であることがわかってきました。薬物治療が効果的であり、治療可能な病気といえます。

Q人前で緊張してうまく話せないのがつらいです。性格の問題なのでしょうか?

対人場面で不安・緊張が強くなり日常生活に支障が出る「社交不安障害」という病気の可能性があります。

以前は「恥ずかしがりや」等の性格の問題として扱われることも多かったのですが、現在では薬物療法や精神療法の有効性が明らかになっています。

生活や仕事に支障が出るようでしたら早めの受診をおすすめします。

Q動悸が激しくなり死ぬんじゃないかと思うことがあります。内科では問題ないといわれますが。

内科で心臓等の病気が否定されたのでしたら「パニック障害」の可能性が高いかと思われます。

突然の不安や動悸が発作性に出現し、死ぬのではないかと強い恐怖感を伴います。

薬物療法や精神療法の有効性が明らかになっているので早めの受診をおすすめします。

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疑問にお答えします

2019.06.212020.01.21

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何卒ご理解のほど頂きまして今後ともよろしくお願いいたします。