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クリニックブログ

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2020.06.16

【うつ病と疲労の関係性】ヒトヘルペスウイルス6型とうつ病の発症のメカニズムとは

うつ病と疲労の関係性について

うつ病は、ココロの風邪とも呼ばれるように、ココロのストレスや不調から発症するメンタルの疾患です。

このようにストレスに関連した疾患でもあるために、現代の社会では多くの人たちがかかる可能性があり、10人に1人が生涯うつ病にかかるとの報告もあるほどです。

うつ病の脳科学的な原因については、まだまだはっきりと分かっていない事も多く、また「ちょっと休めば治る」「うつ病は気のせい」などと誤解をされてしまう場面も多いのがうつ病の注意点かもしれません。

しかし、最近の研究でうつ病の発症や悪化にヒトヘルペスウイルス6型:HHV-6が関連しているのではないかという事が分かりました。

ここで、ヒトヘルペスウイルス6型:HHV-6型とうつ病との関連について解説をしてゆきます。

うつ病のヒトヘルペスウイルスとの関連と原因について

うつ病の原因とは、遺伝や環境因子だけではなく、ストレスホルモンの影響による神経構造や役割の変化であると考えられている

うつ病には、遺伝要素や幼少期の生活背景などの因子の影響も大きいと言われており、このような環境要因がセロトニンの受容体の感受性を左右するのではないかといった論文や研究も数多くあります。

また、そのような生まれながらの環境因子だけではなく、ストレスや疲労に伴う、グルココルチコイド:コルチゾールという「ストレスに対して迎えうつためのホルモン」が「慢性的な疲労やストレス」では継続的に出てしまうために、「脳神経の構造や性質」を変化させてしまい、不安や憂鬱な気分といった感情面を強くしてしまったり、抑うつ気分や無気力といった行動の面へも影響してしまうのではないかといわれています。

実際に、うつ病患者の脳では海馬が萎縮したり、神経新生が抑制されていたり、神経細胞や構造の変化が生じていると報告がなされています。

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【今回の新たなうつ病の原因】うつ病にはHHV-6型のヒトヘルペスウイルスの感染も関連していた

うつ病と疲労との関連は昔からよく知られるものです。しかし、その背後にはヒトヘルペスウイルスの感染も関係していることが最近の研究から分かりました。

ヒトヘルペスウイルスってなに?

ヘルペスウイルスとは、ウイルスの一種です。口唇ヘルペスなどの単純ヘルペスといわれる皮膚のヘルペスウイルスも有名ですが、幼少期にほぼすべての赤ちゃんがかかって高熱を出し、解熱時に体の一部に発疹を呈すると言われている、あの突発性発疹も実はヒトヘルペスウイルスが原因なのです。

今回は、この突発性発疹の原因となるヘルペスウイルスの6型という、HHV-6型ヒトヘルペスウイルスがうつ病と関連していると報告されたのです。

うつ病について心療内科のひだまりこころクリニック金山院が解説

HHV-6型ヒトヘルペスウイルスは、疲労に応じてウイルス量が増加する

HHV-6型ヒトヘルペスウイルスにかかって、突発性発疹を起こして回復してもこのヘルペスウイルスは、人の唾液や脳細胞に潜伏して、疲労やストレスの状況に応じて活性化しウイルス量が増えたりと変動を来すのです。

どうして疲労時に活性化するかというと、疲労時に宿主の危機がせまっていると感じ、別の宿主に移動をしたり感染をしようとして、ヘルペスウイルスは増幅します。また、疲労では宿主の免疫力や体力の低下を招くので、ウイルスも再賦活化しやすい環境にもなります。

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ヘルペスウイルスとうつ病との関連

ヘルペスウイルスとうつ病の関連を報告したのは、東京慈恵会医科大学の近藤一博教授です。唾液の中に潜んでいるHHV-6型ヘルペスウイルス(ヒトヘルペスウイルス6型)のうつ病と関係していることを発見したのです。

ウイルスが活性化されるとSITH-1という遺伝子が強く働く

HHV-6ヘルペスウイルスが脳に感染し、疲労などによってウイルスが活性化されるとウイルスの持つ「SITH-1」という遺伝子が強く働いてタンパク質が生成されることが近藤教授らの研究により分かりました。

実際に、マウスの脳でこのSITH-1遺伝子を強く働かせたところ、嗅球のアポトーシスだけではなく、海馬の神経新生の抑制などうつ病によく似た神経変化がマウスに見られるようになりました。

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SITH-1遺伝子の活性を調べるために、人の「抗体」を用いて検査

また、人で、このSITH-1の存在について確認をするために、うつ病の患者84人と健康な人82人の血液でSITH-1の活性化したタンパクが存在しているかどうかを調べるために、「抗体」を調べたところ、健康な人では24.4%しかSITH-1の活性化したタンパクが働いていなかったのに対し、うつ病の患者では79.8%でSITH-1の活性化が強く影響していることが分かりました。

このように、赤ちゃんの突発性発疹の原因になるHHV-6型のヒトヘルペスウィルスはストレスや疲労によってより、うつ状態へとつなげるものであることが最近の研究によって明らかにされたのです。

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【うつ病の原因や診断・治療について】更なる研究の動向

これまでは医師の問診でしか診断できなかったうつ病が、もしかしたらうつ病を引き起こす活性型のSITH-1の抗体の量の測定など、より客観的な検査がうつ病の診断指標として用いられるようになるかもしれません。

うつ病のメカニズムが更に紐解かれることで、病気に対する正しい理解が進んだり、治療法や検査・診断方法の進化を遂げる可能性に期待が持たれます。

参考文献・サイト

Kobayashi et al.Human Herpesvirus 6B Greatly Increases Risk of Depression by Activating Hypothalamic-Pituitary -Adrenal Axis during Latent Phase of Infection iScience 23, 101187, June 26, 2020

近藤一博 ウイルス研究から判る疲労の正体 公益財団法人 国際科学技術財団サイトhttps://www.japanprize.jp/seminar_resume_191_kondo.html

NHK (2020). うつ病の発症 ウイルスが持つ遺伝子が関与している可能性 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200611/k10012466681000.html

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うつ病の新たな原因!【それは疲労の奥に潜むHHV-6型のヘルペスウイルス】

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