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クリニックブログ

2020.11.18

急性ジストニア

精神科領域で処方されるお薬について

精神科に限らず、病気の症状に対処していこうと思ったとき、お薬は大きな助けになってくれます。一方で、副作用への懸念から、服薬に抵抗感を抱く方も少なくありません。ことに精神科領域では、その傾向が強いように感じます。

ですが、本来お薬は適切に服用すれば、安全に作用するよう作られたもの。副作用についても必ず現れるわけではありません。また、副作用が出てしまった場合でも対処法はいくつかあるので、ご自身が服用されるお薬のことをよく理解して付き合っていくことが大切です。

そこで、ここでは精神科領域で使用されるお薬の副作用について解説していきたいと思います。

今回ご紹介するのは、急性ジストニア。統合失調症などの治療に用いられる抗精神病薬の副作用のひとつです。

【ジストニア】概要

ジストニアとは、脳や神経系統の異常によって筋肉が固まったり、けいれんしてしまう症状です。本人の意思とは全く異なる動きが出てしまうことから、非常に不快な症状であると言えます。お薬の副作用によるジストニアは、服薬を開始してから数時間~数日で発症する「急性ジストニア」と、数か月~数年たって現れる「遅発性ジストニア」に分けられます。いずれも、若年者や男性で比較的生じやすいと言われています。

また、お薬などの影響で出てしまうジストニアを二次性ジストニアと呼ばれることもあります。

【ジストニア】症状

急性ジストニアでは、身体のあちこちに以下のような症状がみられます。

  • ・首や足がねじれる
  • ・体の軸がゆがむ
  • ・手脚が動かしにくくなったり、けいれんする
  • ・眼球が上転する(白目をむく)
  • ・口が閉じられない
  • ・くちびるや舌が突き出る
  • ・あごが前後左右にずれる
  • ・物が飲み込みにくくなる
  • ・声が上手くだせない、かすれる

なかでも、急性ジストニアの症状としては、眼球と舌のけいれんが多いとも言われています。

【ジストニア】原因

では服薬により、どのようなしくみで急性ジストニアがあらわれてくるのでしょう?

統合失調症は脳のドーパミンという神経伝達物質の過剰分泌が関係しているといわれています。そこで、抗精神病薬によって、ドーパミンの働きを抑えることで、統合失調症の症状は改善されていきます。ところが、ドーパミンは私たちの運動機能にも深くかかわっており、足りなくなると「震えやしびれが生じる」、「体がスムーズに動かせなくなる」といった、弊害も生じます。つまり、お薬による急性ジストニアは、ドーパミンが過剰にブロックされたことが原因と考えられます。

【ジストニア】治療

お薬の副作用による急性ジストニアには、主に以下の対処法がとられます。

原因となっているお薬の減薬、変更

まず第一にとられる対処法です。原因となっているお薬の量を減らして、副作用がどう変化するか、また、本来の症状への効果はみられるか検討しながら適切な服薬量を探っていきます。同様の効果がある別のお薬に変更して様子をみる場合もあります。なお、お薬の減量や中止は絶対に自己判断でせず、主治医と相談の上行ってくださいね。

抗不安薬の併用

抗不安薬の持つ筋弛緩作用によって、ジストニアの症状(筋硬直)が改善されることがあります。また、抗不安薬によって気持ちが落ち着くことも症状の改善に関係していると考えられます。

抗コリン薬の併用

抗コリン薬は、ドーパミンの働きを強める作用があります。ドーパミンの過剰抑制による副作用を和らげる目的で使用されますが、全体的な服薬量も増えてしまうため、他の方法で改善が見られない場合に限り用いられることが多いとされています。

今回は、お薬の副作用―急性ジストニア―についてご紹介しました。少しでもお役に立てれば幸いです。

参考資料:
井上猛ら(編)(2018)『こころの治療薬ハンドブック第11版』星和書店

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