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2018.05.142025.03.22
社交不安症(SAD)とはどんな病気ですか?
社交不安症(SAD)とは?
社交不安症(Social Anxiety Disorder:SAD)は、人前に立つ場面や対人関係において、強い恐怖や不安を感じてしまう疾患です。単なる「緊張しやすい性格」や「恥ずかしがり屋」とは異なり、生活に大きな支障をきたすほどの不安が続くのが特徴です。本人は「自分が弱いからだ」と思い込みやすく、周囲からも誤解されやすいため、ひとりで抱え込んでしまうことも少なくありません。
どんな症状が現れる?
SADでは、以下のような症状が見られることが多いです。
- 人前で発表するときに強い恐怖や緊張を感じる
- 初対面の人や目上の人と話すのが怖い
- 人前で食事をするのが苦痛
- 文字を書くとき、手の震えが気になり集中できない
- 周囲の視線が怖くて仕方がない
- 注目されると赤面したり、汗が止まらなくなったりする
- 人前で電話をかけることが苦手
- 公共のトイレなどで、他人がいると用を足せない
このような状況を避けようとすると、学校や職場を休みがちになったり、友人や家族との関わりを避けたりして、孤立につながることもあります。
社交不安症の原因とは?
SADの原因は一つではなく、「脳内の神経伝達の異常」と「不安を感じやすい性格傾向」、さらには「環境要因」が絡み合って発症すると考えられています。
①脳内の神経伝達の乱れ
不安や恐怖をコントロールする脳の働きが過剰になることで、SADが引き起こされると考えられています。特に「セロトニン」という神経伝達物質が不足すると、不安を鎮める働きが弱まり、恐怖感が増幅されてしまいます。
②性格的な傾向
もともと「真面目で責任感が強い」「完璧主義」「人に迷惑をかけたくない」「他人からの評価を気にしやすい」といった性格の人は、SADを発症しやすいと言われています。こうした傾向は生まれ持った気質や育った環境に影響を受けることが多いです。
③社会的・環境的な要因
幼少期のいじめや、親からの過度なプレッシャー、対人関係のトラウマなども、社交不安症を引き起こすきっかけになることがあります。また、現代社会の「人前で失敗してはいけない」というプレッシャーや、SNSによる「常に良く見られたい」という心理的負担も、症状を悪化させる要因になり得ます。
社交不安症が与える影響
SADを放置すると、避ける行動が増えてしまい、学校や職場に行けなくなったり、外出そのものを避ける「ひきこもり」状態になることもあります。また、長期間の強い不安や孤立感によって、うつ病や他の不安障害を併発するリスクも高まります。
そのため、「自分の性格のせいだ」と思い込まず、症状を自覚したら早めに精神科,心療内科,メンタルクリニックなどの医療機関に相談することが大切です。適切な治療によって、多くの人が社会生活を取り戻しています。
参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「社交不安障害(社会恐怖)」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-016.html
- 日本精神神経学会「社交不安症」 https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=69
- American Psychiatric Association. (2013). Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (DSM-5).
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