仮面うつ病の治療は稲沢市,津島市,愛西市,清須市から受診しやすいあま市甚目寺の心療内科,精神科へ
診療科目/仮面うつ病
仮面うつ病とは?
仮面うつ病とうつ病について
仮面うつ病とは、「気のせい」ではありません。うつ病の特徴である、落ち込みの症状よりも、身体的な症状が気づきやすく、痛みや倦怠感、凝りなどの症状が特に辛いと感じてしまっていることが多いうつ病なのです。
また、うつ病の初期症状は身体症状が先に目立つことが非常に多いために、「仮面うつ病」とはうつ病の初期の状態ではないかとも考えられています
仮面うつ病とは何でしょうか?
頭痛や肩こり、お腹の調子などのカラダの症状が比較強く出てしまっています
仮面うつ病とは精神症状よりも身体症状が強く出てしまっていることが多い”うつ病”です。
なんだか疲れやすい、だるい、頭痛や肩こりなどの身体症状がずっと続いている…気がつけば人との会話が辛くなったり、楽しめていたものが楽しいと思えなくなったりと、心の不調になかなか気が付きづらいという点が特徴なのです。
身体の不調が続いていますどうしたらよいでしょうか?
自律神経失調症と仮面うつ病との違いは何でしょうか?
うつ病では更に活動や思考の停止などの影響が長期で生じていることがあります
仮面うつ病は、うつ病と同様にストレス等に伴って、脳内の神経伝達物質の影響により脳の機能低下が起きてしまっており、身体症状だけではなく、意欲ややる気が低下したり、心身の不調のためにぼうっと過ごすことが多くなってしまっています。
それに比べて、自律神経失調症は交感神経と副交感神経のバランスの崩れのために、やる気や意欲といった感情面での変動はやや大きく、ずっと下がっている訳ではなく、むしろイライラと上がっているといった状態も出てしまうなどの変動が日内でも多く出やすいといった自律神経失調症の特徴が、「脳の機能低下を伴ううつ病との違い」と言えるかもしれません。
仮面うつ病って困っている人は多いの?
仮面うつ病はうつ病の初期の症状であることも多く、仮面うつ病に合致する人は非常に多いと言われております
仮面うつ病について、
もっと詳しく知りましょう
日常生活の中で
現れやすいサイン
- 頭痛や肩こりなどの身体症状が辛く、家事や仕事が行けなくなってしまう
- 朝起きづらい
- これまで楽しめていたことが、楽しいと感じない
- イライラや落ち込みなどの感情が大きくなった
- 友人や人と会って話をするのが辛い
仮面うつ病の症状
精神面の症状(仮面うつ病でははっきりしないことも)
- 楽しめていたことが、最近楽しいと感じない
- ぼうっとすることが多くなった
- イライラが増えた
- 落ち込むことが増えた
- ミスをしやすくなった
- 集中力が低下することが増えた
- ぼうっとして過ごすことが増えた
身体面の症状(一例)
- 肩こり
- 頭痛
- 倦怠感
- 不眠
- 動悸
- 息切れ
- のどの詰まる感じ
- ほてり
- 急に涙が出てきてしまう
- 下痢・便秘
- 胃の不快感
上記のような症状が出た結果...
-
1朝起きられず、家事や会社に出社ができない
体調不良が続いたり、意欲の低下から「やらなければ」と思っていてもなかなか思う様に体が動かないことも
-
2ぼうっとしたりすることが増えた
身体のつらい症状で悩んだり、気が付いたら「ぼうっと過ごして」いて、あっという間に時間が経過してしまったりすることも
-
3カラダの不調がきっかけで、自宅で過ごすことが増えてしまった
自宅で横になったりふさぎ込むことが増えてしまい、更に体調の不良が継続してしまったり、自分の自信が低下してしまう。
仮面うつ病について
基本的に仮面うつ病は、うつ病の一種と考えられています。
但し仮面うつ病ではうつ病に特徴的な落ち込み症状が本人の自覚としてもそこまで強くなく、病院受診時にも身体的症状の訴えの方が優先されていることが多いのです。
特に、頭痛や肩こりや胃腸症状は多く、症状が継続しているが「疲れのせい」として最初は見過ごされてしまっていることも多いのです。そのために、”うつ病”と診断に至るまでに、いろいろな診療科の受診を経ていて時間がかかってしまっています。
また心療内科・精神科においては、患者さんのこれまでの経緯や症状などの様々な背景を元に総合的な診断が求められる疾患が仮面うつ病・うつ病の特徴なのです。特に、仮面うつ病の身体疾患の多くは、日常生活の質を下げてしまう程ひどく、うつ病に自律神経失調症の合併なども考えられることもあるために、採血や心電図などの検査設備もある心療内科や精神科の受診と相談が特にお勧めです。
なぜ、仮面うつ病は心の症状に気が付きにくいのでしょうか?
本人の抑うつ症状や落ち込みの自覚が弱かったりすることは、実は仮面うつ病の方に多いとされている、「自分に対して厳しい」「我慢強い」「完璧主義」「周囲との体裁を特に整えようとする」といった意識が働いた傾向が多いと考えられます。
そのために、自分の心の中の気持ちに対して、「落ち込みややる気の低下は、気のせいだ」「そういう考えは疲れているだけだ」「別に困っているほどの強さの気持ちの症状ではない」などど、自己判断や我慢、更には無自覚のうちに病状と判断していない部分が関わっているとも考えられます。
そのために、本人の病識が得られるのには少し時間がかかるだけではなく、日常のストレス負荷に対しても、耐え忍ぼうとしてしまうために、知らないうちに仮面うつ病・うつ病が悪化しすぎてしまうこともあるのです。
仮面うつ病と診断されたらどうしたらよいのでしょうか?
特に仮面うつ病は、うつ病と同じ治療法に効果があり、心理療法やカウンセリング、また必要に応じて薬物療法である抗うつ薬・SSRIなどが治療法として挙げられます。
もし、うつ病と診断された場合は、治療介入が早ければ早いほど治療期間が短く、また薬物治療を開始している方は、服薬量も少なく治療をすることができますので、「もしかして、、仮面うつ病かも」とお思いの方は心療内科・精神科へご受診くださいませ。
野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
治療について
仮面うつ病の治療には、「適切な休息」、「薬物療法」や「カウンセリング・心理療法」があります
仮面うつ病の治療は、基本的には「うつ病」と同様の治療方法になりますが、患者様の傾向としては「我慢」「耐え忍ぶ」「無理をしすぎてしまう」などの傾向やクセが無意識のうちに強いと言われています。
このような考えが無意識に強くなってしまっていると、不調であるにも関わらず、更に体調やうつ病状を悪化させてしまっている方も多いと言われているのです。そのため、仮面うつ病の治療としてはカウンセリングや心理療法の治療効果も大きいのです。
治療法1
適切な休息について
特に睡眠は身体的な疲労だけではなく、精神的な疲労の解消にもつながりますので、身体症状はもちろんの事、抑うつ症状の改善にもつながることが見込まれます。
治療法2
薬物療法
そのために、抗うつ薬を主体とした治療薬には効果がありますが、効果が得られるまでには、2週間から1か月程度かかることが多いために、抗不安薬や睡眠薬などの併用をしながら治療を開始することがあります。
治療法3
カウンセリングや心理療法
組織や社会の中で成果を出すためには、必要な考え方でもありますが、体調が悪い時やストレスを抱え込んでいるときに、このような考え方が強くなってしまうと、段々と心と体の不調を大きくさせてしまっていることもあるのです。
体調や心のバランスを意識して、考え方のクセや特徴を見つめなおしてみるきっかけは、病状の回復後、うつ病の再発を再び起こさないための取り組みとしても非常に重要なのです。
2019.06.292020.02.05
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