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2019.11.222024.04.01
季節性のうつ病について
季節性のうつ病について
冬に差し掛かると、気分の落ち込みなどが出現してしまう事はありませんか?
気温の変動が強い時や、日照時間の変化などを感じる時、更には季節の大きな変わり目の時には、気分の落ち込みなどを併発しやすく、季節性のうつ病と言われる、「季節性感情障害(SAD)」もあります。
季節性のうつ病の特徴は日照時間が短く感じたり、朝の気温が特に冷え込み始める時期、早朝の日照時間が遅くなるような時期に多いと言われており、10月から11月に不調を感じることが多いと言われております。
しかし、今年は特に11月の前半までは暖かい日にちが多く、後半になり一気に冷え込んだこともあり、当院へも季節性のうつ病でお困りの方の来院者様が最近増えてきていると感じます。
また、季節性うつ病の特徴としては、日照時間が長くなる2~3月の春ごろのタイミングで回復することも多いのが特徴です。このように季節の変動に応じて繰り返し症状が出てしまう事があるので、日常生活だけではなく、社会生活までも支障を来してしまうなどの影響を呈してしまう事があります。
季節性うつ病の特徴
季節性のうつ病の特徴としては、睡眠時間の減少や不眠などの睡眠症状も大きく関与していることも多く、日照時間の変動や昼夜の気温の変動が誘発しやすいとも言われております。
原因として身体的には、日内の体内時計の崩れだけではなく、脳内のセロトニンの量の調整が崩れて身体症状や精神症状を誘発させやすいとも報告をされております。
季節性のうつ病の症状を悪化させないためにも、通常のうつ病同様に規則正しい生活や不眠に対する早めの対応に効果があり、季節性のうつ病では特に日内リズムや生活面の調整が非常に重要であると考えられます。
具体的には、運動や日光浴なども効果的であるとされておりますし、不規則な食生活を見直し、バランスの取れた食事内容も重要とされております。季節の変わり目であるからこそ、意識的に取り組まないと日常リズムを崩してしまう事もある季節であるので、家族や周囲の方達にも生活のリズムづくりを協力してもらうなどの対応も回復にむけて非常に大切でもあります。また、家族や周囲の人たちとの関わりの中で、本人にとっても体調不良や気分の落ち込み等、相談できる相手や、話を聴いてもらえる相手がいるということは、本人にとっても安心感につながります。
季節性うつ病はなんだか体調が悪いな、落ち込みが継続している、不眠などの睡眠障害が継続しているなといった不調をきっかけとして受診をされることも多い病状です。
医師の診察や通院治療、及び生活リズムの調整がうつ病同様に、治療する上で非常に大切ですので、我慢しすぎずに心療内科やメンタルクリニック迄お気軽にご相談くださいませ
野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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