名古屋市金山の心療内科・精神科・メンタルクリニックのひだまりこころクリニック金山院が患者様の治療例をご紹介
治療例紹介
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上司と話すときに、声ができなくなってしまったり、詰まってしまう
患者様情報:男性 病名 : 社交不安障害
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上司と話すときだけ、どもってしまい、話が進めることができず、悩まれていました
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症状の経緯や診察から、社交不安障害と診断をしました。社交不安障害では、上司や人前などの状況で、「評価されているかもしれない」などの症状のために、緊張と不安が高ぶりすぎてしまい、話せなくなってしまうなどの症状が起きるのです。特に、後輩や気心知れた相手とは会話はできるという点は特徴で、今回は特定の場面での緊張と不安の負荷が症状の誘発につながっていると考えられました。また、完璧主義たったり、周囲の反応に対して過敏であるなどの傾向もあるために、このような考え方のクセを見直すことも必要であると考えられます。
発表などの場面で赤面して手足が震えて発表ができない
患者様情報:女性 病名 : 社交不安障害
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ミーティングなどの発表で、赤面をしてしまったり手足が震える、声が震えてしまうなどの症状が出てしまい、うまく発言できない
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症状の経緯や、問診・診察より不安障害の社交不安障害と診断をいたしました。社交不安障害は人前に出ることに対して強く不安が強くなってしまい、震えなどの身体症状も呈してしまいます。このような状況の中で、発表が上手にできなかったということが更に、本人に恐怖や緊張を与えてしまうきっかけになってしまい、「また失敗したらどうしよう」「笑われるかもしれない」「症状がまた出たらどうしよう」などの不安がどんどん吊り上がっていってしまうのです。このように不釣り合いな不安と緊張の症状が、社交不安障害であります。今回は、外来でこのような認知面の確認や働きかけを中心とした取り組みを行い、症状の軽快を認めました。
営業先との大きなミスがきっかけで、体調を崩してしまった
患者様情報:男性 病名 : 適応障害
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営業取引先との連絡の相違でミスを起こしてしまった方。仕事のことを考えると、涙が出てしまったり、仕事中にもぼうっとしてしまったり普段作らないようなミスをしてしまっていた
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症状の経緯や、問診聴取と診断から適応障害と判断しました。適応障害はうつ病への移行もしやすいために、診断時ではうつ病ではなくても非常に注意が必要です。仕事のことを考えると落ち込みが強く、会社に関係した行動として、電車に乗ることや朝起きることが時間通りにできずに遅刻気味になりました。また、仕事中もパソコンに向かってずっとぼうっとしていることが多く、適応障害の治療として、抗うつ薬のSSRIの治療を併用して治療を開始していきました。落ち込みの症状が軽快していくとともに、職場の環境の見直しも行い、会社からの配置転換の手続きを経て復職を果たしました。
上司に叱責されて、また怒られるのではないかと不安が強い
患者様情報:女性 病名 : 適応障害
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上司に叱責されてから、仕事をミスしてはいけないと焦ってしまったり、上司がそばを通るだけで、ドキドキと動悸がしてしまったり、不安な感情が強くなって仕事中でもふと涙が出てしまう
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症状の経緯や問診、診察から適応障害と判断をしました。特に会社の場所や上司がそばを通ると、怒られる場面でなくても、動悸や手足の震え発汗などが起きてしまい、またミスをするかもしれないといった感情が強く働いてそればかりが頭をよぎるようになってしまい、仕事に手がつかない状況が出てしまっていました。ふとした瞬間に涙が出てしまったり、仕事中もぼうっとしてしまったりなどの症状も出てしまっていたために、自宅療養と薬物療法として抗うつ薬のSSRIを併用しながら治療を開始いたしました。
また、完璧主義であったり、自己否定感の強さなどの面からも適応障害になりやすいともいわれております。
仕事とやりたいことが不一致な気がしてやる気が低下してしまった
患者様情報:男性 病名 : 新型うつ病
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製造業で働かれている方、自分が会社でやりたいことと、今の仕事内容に不一致を感じてしまい、遅刻してしまったり、仕事中の集中力の低下とミスや自己嫌悪感が強くなってしまって、出社ができなくなってしまった
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症状が、抑うつ症状が中心で継続性があり社会生活や日常生活への影響の度合いを判断してうつ病と判断をしました。薬物治療を開始いたしましたが、これまでもうつ病や休職復職を繰り返していたようであり、これまでの職歴や本人の体調の変化からも新型うつ病と判断しました。自己否定感や、自己嫌悪が強く出やすい方であったために、一旦納得がいかないとどうしても受け入れることが困難になりやすい状況でしたので、考え方のクセの見直しも勧め心理療法も継続をしました。また、一人暮らしであったために生活のリズムも乱れやすかったので復職支援として、訪問看護やリワークや就労移行支援の提案をしています
会社の上司からの叱責を経緯に会社の出社が困難になってしまった
患者様情報:女性 病名 : 新型うつ病
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会社で販売職されている方、上司から品出しや伝票の件についてのミスを叱責されて、その後から会社にいると、不安や落ち込みの症状が強くなり、ふとした瞬間に涙が出てしまい販売接客業ができなくなって早退されていました。
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症状の経緯やきっかけから抑うつ症状の強さや継続および、社会生活への影響を考慮して、うつ病と診断をしました。症状は落ち込みが主体であったために、抗うつ薬であるSSRIを主体とした治療を開始しました。症状や生活の状況を確認すると、趣味や友達との食事会などの取り組みはできているようですが、会社の事を考えたり、連絡をすると途端に症状と体調をくずしてしまっていたために、新型うつ病を考慮して、外来での環境調整の提案や生活指導および、リワークなどの取り組みを通して日常生活や出社するための生活リズムをしっかり整えるように指導・サポートを行っております。
上司との会話でいつも”どもって”しまって落ち込んでしまう
患者様情報:男性 病名 : 不安障害・不安症
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重要なプロジェクトを今期初めて任された方。今まで会った事ないような上司とのプレゼンや意見交換会で、どうしてもどもってしまったり、手足が震えてしまい、会話が進まなかったり、発表ができずに悩まれていました
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不安症状と身体症状の程度からも不安障害、社交不安障害と判断しました。同僚や親しんだ人たちとのやりとりは特に自覚はないものの、今まで関わりがなかった上司との会話の中で、言葉が上手に出なかったり、手足が震えて書類を手に持てなかったり等の症状が出てしまい。症状が強く、やりとりに大きな支障を来していました。また「評価されているかもしれない」「ダメなやつと思われるかもしれない」といった考えが強く出てしまうだけではなく、「症状が出て恥ずかしい」といった不安症状が強く出てきてしまって、本人は自信を喪失しておりました。不安症状の頓服薬として抗不安薬を適宜使用しながら、外来通院を重ねていきながら、外来で認知面への働きかけを継続しております。
自分の行動で誰かを事故に巻き込んでしまうのではないかと心配
患者様情報:女性 病名 : 不安障害・不安症
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普段自転車や、徒歩を中心に生活をされている方、外出して人とすれ違うと、ぶつかって怪我をさせてしまったかもしれない
自分をよける為に、移動して誰かが溝に落ちてしまうのではないか、といった心配が出てしまい悩まれている方
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不安症状の内容や、そのときに状況やその後の不安症状の継続、及び日常生活への影響を確認し、不安障害の全般性不安障害と判断しました。特に全般性不安障害の方は、いろいろな事に不安事が及んでしまって悩まれてしまうのも特徴です。特に歩行中に怪我をさせてしまう様な状況がよっぽどない様な状況でも、不安障害のせいで最悪の事態を招いてしまっているかもしれないなどの不安や心配が尽きず、外出がおっくうになっておりました。抗うつ薬と抗不安薬を併用しながら治療を開始いたしました。抗うつ薬の効果の確認をしながら抗不安薬の減少を進めていきました。
字を書いているのを見られると緊張してしまう
患者様情報:男性 病名 : 不安障害・不安症
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学校などで、テストで解答を記述していると、見回りの人が側にくると緊張して字が震えてしまう方。また、消しては書いての繰り返しで、時間内に解答できず、テストの成績も低下してきてしまっています
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字を書いている様子を人に見られてしまうと字が震えてしまう、または書けなくなるといった書痙の症状があり、不安障害の社交不安障害と判断しました。大きなテストの前日には、特にこの様な症状がまた出てしまうのではないか等の不安症状も強くなっており、テスト時間中は監督者の行動が気になって集中できずにいました。本人もテストに対するプレッシャーが非常に苦痛になっておりまして、外来での診療を通して自らの考え方のクセや不安に対する危機介入などの働きかけを行いました。
電車の通勤中に吐き気や呼吸の苦しさが出てしまい出勤が困難になってしまった
患者様情報:男性 病名 : 不安障害・不安症
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朝の電車通勤をされている会社員の方。朝の通勤で電車に乗車すると、吐き気や苦しさが出てしまい勤務地の最寄りの駅まで電車が乗れず、朝の遅刻や、会社の欠勤が続いていたために受診されました
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身体症状の経緯や、会社内のストレスの状況や生活状況から不安障害と判断しました。こちらの方は、不安障害の中のパニック障害で、特に、ここ最近会社内での人間関係で悩まれていたようで、それをきっかけにパニック障害を発症したと考えられました。受診時にはパニック障害以外に、抑うつ状態が強くうつ病の併発も考えられましたので、抗うつ薬を開始いたしました。会社の通勤の電車以外では症状は出ないものの、うつ病の進行があり焦燥等の症状が強くみられた為に、休職しながらうつ病とパニック障害の治療を継続しました。抗うつ薬や休養の治療効果を次第に認めてきた段階で、認知行動療法などを取り入れた精神療法も実施いたしました。
片付けなどが、うまくできない
患者様情報:名古屋市/女性 病名 : 大人の発達障害・ADHD
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部屋の片付けや家事ができず、どうしても整理整頓が苦手
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症状の経緯や、問診・診察、その他心理検査であるWAISを用いて、大人の発達障害と診断をしました。もちろん、片付けな苦手な方すべての方が発達障害というわけではありません。
片付けができないことや家事を進めていくことが特に苦手な方は、【順番を決めて取り組む】、目の前の状況だけではなく周囲の状況を見て【何をすることが必要なのか理解して取り組む】といった事が苦手ではありませんか?もしその様な症状があれば、大人の発達障害かもしれません。目の前の取り組んでいる事に集中できていても、別の事を頼まれたりすると分からなくなってしまったり、自分の周りを見渡して作業や取り組みを計画することができない方もみえます。
特に、この様な症状が欠点というわけではなく、自分の目の前の出来事一つ一つは取り組めても、それを組み合わせたり、周りまで見渡して取り組むという事が苦手なのです。
症状や診察の様子から、大人の発達障害症状の治療には環境調整や行動療法が有効と考え、外来精神療法を通して自分の特性の理解とその特性に対する行動の工夫を目的として治療を取り組みました。家事や片付けを細かく分業して紙にはったり、計画表を目に見える形に明示して取り組むだけではなく、相手に自分の特性を知ってもらう以外に、自分の特性を自分自身で分かっているという点は治療を進めてより周囲の関係を構築していく上でもとても重要です。また、自分の自信の低さを伴ってしまっており、落ち込み・抑鬱感が強く継続していた点も来院時に見られ、大人の発達障害とうつ病を併発していると診断されましたので、抗うつ薬であるSSRIを主体とした薬物療法を併用をいたしました。
意図せず相手を怒らせてしまう
患者様情報:名古屋市/男性 病名 : 大人の発達障害・ADHD
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パートナーと話をしていたりしている時など、「気持ちを分かってくれない」と伝えられる事が頻繁にあり、家族と相談の上で来院
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症状の経緯や、問診・診察及び心理検査であるWAIS検査を実施し、大人の発達障害と診断をいたしました。もちろん、意図せず相手を怒らせてしまう人全員が発達障害というわけではありません。たとえば、体調の悪い相手が、「寝れば大丈夫だと思う」と言ったとしましょう。もしかしたらその発言の意味の裏には、〈現在も体調が悪いこと〉〈適度な休養が欲しいと思っていること〉〈その休養の為に手伝って欲しいことがあるかもしれない〉といったさまざまな意味を含んでいる相手の発言かもしれないのです。ですが、大人の発達障害の方は相手の「大丈夫だと思う」という発言を受けて【体調は大丈夫】と思い、ゲームやテレビ鑑賞をして相手からひんしゅくをかってしまうのです。もちろん両者に悪気もありません。悪気がないからこそ、お互いに悩んでぶつかってしまうことも少なくはないのです。
今回、心理検査のWAISや診察から、大人の発達障害の特性の理解と行動への対応という治療が必要と判断しました。外来の精神療法を通して医師と共に自分の特性や理解しづらいことを一緒に考えていくことを始めました。
その結果、【相手の言葉の内容以上に、含まれている意図がある】という事を理解することが苦手であるという事が分かり、エピソードを交えて特性の理解をし、【その含まれている意図を聞き出すために相手に投げかける】といった行動療法を繰り返して治療を継続しています。もちろん、その様な大人の発達障害の特性は欠点ではありません。周りと協力して生活をしていく上で、自分からの歩み寄りだけではなく、相手からの歩み寄りや、互いに理解するために、お互いに必要な『もう一歩』として考えられる治療という側面が大人の発達障害治療では大切になります。
憂鬱な気持ちや不安があれこれ浮かんで眠れない
患者様情報:名古屋市/男性 病名 : 不眠症・睡眠障害
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夜になると、次の日の会社の事など、不安事をいろいろと考えて気分も落ち込んでしまう。その様な心配事や考えがいろいろと止まらずに眠れない。
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症状と経緯を診察し、不眠症・睡眠障害と判断をしました。不眠症の原因として、うつ病と診断されるほど、抑うつ症状や朝の起きづらさや、食欲の低下なども認めておりました。うつ病では、多くの方が不眠症や睡眠障害を併発されている方が多く、うつ病の抑うつ症状や不安症状がきっかけで思考がまとまらず眠れないといった経過を呈されている方も多いです。うつ病に伴う不眠症や睡眠障害では、うつ病の治療として抗うつ薬であるSSRIを主体とした治療を開始し、必要に応じて睡眠薬をご使用される事をお勧めしております。特にうつ病の治療を開始することにより、うつ症状である抑うつ症状や不安症状が落ち着く場合もあったり、またうつ病に対する自宅療養などの対応により、不眠症・睡眠障害が改善することが多いのです。もちろん睡眠薬を使用していたとしてもその後はうつ症状の改善に伴い、睡眠薬を減量できて離脱できている方も多いのがうつ病に伴う不眠症の特徴です。特に重要なのは、睡眠をしっかり取ることもまた、うつ病治療にとって症状改善に効果がありますので、睡眠薬の調整は自己判断なさらず医療機関への御受診とご相談をお勧めいたします
火の消し忘れがないか何度も確認をしてしまう
患者様情報:名古屋市/男性 病名 : 不安神経症
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朝、外出時に何度もコンロの火が消えているかを確認したり、ガスの元栓を閉めて玄関を出ても、ちゃんと確認をしたか不安になり何度も確認を繰り返してしまう
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症状や経緯と診察より、強迫性障害と診断をしました。本人もガスの消し忘れに対して何度も確認する事は不要であると自ら自覚しているにも関わらず、消し忘れてしまっているかもしれないという強い不安に襲われて確認をしてしまうということを何度も繰り返していました。特に朝の外出に30分以上費やしてしまうために、疲弊感が強く、会社や日常生活へも影響を及ぼしている状況でした。特に強迫性障害の症状は、ご自身でも周りに知られたら恥ずかしい、自分で分かっているのにそれでも止められないといった葛藤を抱えている方がほとんどです。強迫性障害の症状には薬物療法だけではなく、認知面の見直しなどの治療方法もあります、うつ病を併発されている強迫性障害の方も多いので、我慢しすぎずにご相談ください
いびきと日中の眠気で困っている
患者様情報:名古屋市/男性 病名 : 不眠症・睡眠障害
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いびきと日中の眠気がある方。パートナーからのいびきを指摘されていました
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受診時の問診・診察より、睡眠時無呼吸検査の簡易検査を実施をいたしました。AHIが高く重度の睡眠時無呼吸症状群と診断をしました。不眠症の原因として、睡眠時のいびき様子や、日中の眠気といったエピソードから睡眠時無呼吸症候群による不眠症・睡眠障害と診断されることがあります。簡易検査のAHIの高さだけではなく、結果に応じてポリソムノグラフィーによる精密検査をお勧めさせていただくことがあります。睡眠時無呼吸症候群は、体重の減量だけではなく、マウスピースやCPAPといった夜間装着するマスクなどの治療が有効となります。睡眠時無呼吸検査が必要な方には、当院で行える簡易検査の実施だけではなく、周辺の医療機関と連携をしながら、睡眠時無呼吸検査・治療をご相談させていただいております。もちろん、睡眠時無呼吸症候群でなかったとしても、睡眠環境の見直しを含めた不眠症・睡眠障害の治療のご提案もさせていただいておりますので、お気軽にご相談くださいませ
お店で買い物をしていると、万引きをしてしまうかもしれないと不安
患者様情報:名古屋市/男性 病名 : 不安神経症
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お店で食料品などの買い物をして終えると、すべての品物をレジでちゃんとお金を払ったかどうか不安になってしまう。実際には、ちゃんとお金を払ったのだが、レシートを何度も見直したり、店員に確認を求めたり、お店を出ても自分が捕まるのではないかと不安
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症状や経緯から診察の上、不安神経症と診断をしました。しっかりと買った商品に対して、金額の支払いをきっちりしているにも関わらず。払っていないかもしれない、カゴの端にあって偶然にレジを通さずに店を出てきてしまっているかもしれない、と現状の可能性からは非常に低い不安が募って、心配が大きくなってしまっていました。本人も疲弊感は強く、買い物や電車通勤など支払いの行為が苦痛になり、日常生活まで支障を来していました。不安神経症の治療方法として、カウンセリング・心理療法などで認知行動療法・エクスポージャー法を用いて治療を行っております。
自分が病気になるかもしれない、家が壊れてしまうかもしれないと不安
患者様情報:名古屋市/女性 病名 : 不安神経症
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仕事と家庭を両立されている方。天気が悪い日が続いて、もしかしたら自分は病気なのではないか。壁の傷を見てもしかしたら家が壊れてしまうかもしれないと不安になってしまう
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症状の経緯や診察より不安神経症・不安障害と診断をしました。全般性不安障害の不安障害のエピソードで特に重要なのは、幻聴や幻覚、さらには妄想ではないという点です。心配している事象が可能性が低く、不釣り合いな程、心配してしまったり不安になってしまうのです。天気が悪いことから日照不足で健康被害が出るかもしれない、壁の傷が家を倒壊させてしまうかもしれないといった不安であって、傷や陰が何かに見えたりしているわけではないという点です。不安神経症である全般性不安障害では、あらゆる可能性を、もしかしたら大きな惨事になってしまうかもしれないと不安になってしまい、日頃から緊張感や不安がいっぱいで疲弊をしている事が多いです。周りに否定をされたり、自分で悩んでしまって抑うつ状態の状況でもあり、うつ病の併発も認められました。特に不安神経症や不安障害では治療薬としても、抗うつ薬でSSRIが効果があるといわれております。
上司が側を通ったり、パソコンの作業中に、しびれたり苦しくなってしまう
患者様情報:名古屋市/女性 病名 : パニック障害
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パソコンで作業をされている。経理担当でもあり、先日数字の不一致とミスを上司に指摘されて以降、上司が側を通ったり、デスクから見える所に座っているだけで、またミスして怒られたらどうしようと不安になって手が震えてしまったり苦しくて息がしづらくなったりしてしまう症状が出現。だんだんと症状が強くなってきて、パソコンの経理作業を始めると手がしびれたり、呼吸が苦しく感じてしまい、仕事が手につかず、集中できない状況が継続している為に受診されました
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上司に怒られたことやその時の恐怖や不安がきっかけで強く体や精神が緊張や不安が出てしまっている状態でした。本人の問診の中では、適応障害も関連した疾患を考慮しておりましたが、初回医師診察をじっくり進めると、会社に出社するタイミングや職場に座っているとパニック発作が出てしまう等、パニックの身体症状や精神症状がきっかけに関わらず出現してしまう状況にまで陥っており、そのために出社が困難となっている状況でした。初回診察時に、身体的症状や精神面、及び経緯や社会的症状を鑑みてパニック障害と診断をしました。
パニック障害の本質は、特別な状況あるいは環境的背景にも限定されないことが特徴でもあります。パニック障害ではしびれや失神するかもしれない、自分が自分でないような感覚や、息が苦しかったり、呼吸困難感も多くの方が感じるパニック症状であります。死んでしまうかもしれないと思うほど、つらい症状が出現するために、パニック症状がとても恐怖になったり、また出たらどうしようと常に緊張し、疲弊してしまうことも多く、50%の方にうつ病を併発しているといわれています。またそのような予期不安の為に、そのような特別な状況や環境的背景を避けて過ごさざるを得なくなってしまったり、漫然として緊張や不安が継続してしまいやすくなってしまうのです。
パニック障害の治療としても外来での精神療法における認知行動療法を組み合わせた治療だけではなく、薬物療法としても抗うつ薬を使用することが効果があるといわれています。当患者様は外来の通院治療でパニック症状のコントロールを開始し、職場の配置転換などの環境調整も同時に進めながらパニック治療を継続いたしました。
車で運転していると、事故を起こしてしまったかもしれないと不安が出てきてしまう
患者様情報:男性 病名 : 全般性不安障害
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車の運転や自転車で、特にぶつけたり事故を起こした形跡がなくても、自分の運転で、周りを驚かせてしまって人が転倒したり躓いたりしてケガしていないかと、心配になってしまう
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症状の経緯と診察から、不安障害の全般性不安障害と判断をしました。事故を起こしたりした様子もないにも関わらず、最悪の事態を想定して心配が止まらなくなったり、誰かに確認を求めるもののそれでも安心できなかったりなどの症状が出てしまいます。今回は、肩こりや頭痛などの身体症状まで出現して倦怠感も強く落ち込みの症状も伴っておりましたので、ごく少量の抗不安薬と抗うつ薬のSSRIを併用して症状の緩和を図っております。その後も定期的な通院を重ね、精神療法を併用した治療を継続しております。
天気の悪さや、ニュースを見て、自分が不健康になるのではないかと悩んでしまう
患者様情報:女性 病名 : 全般性不安障害
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天気の悪い日が続いており日照不足の影響などをきっかけに、自分もどこか病気になるのではないかと心配になったり、あらゆる出来事が心配事になってしまい受診
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症状の経緯や診察より、不安障害の全般性不安障害と診断をいたしました。日照不足などのネガティブな話から不安が大きくなって、可能性が低い事柄に対しても心配が尽きず、常に不安と心配が継続しているのです。ご本人さんも特に健康不安を抱えるような検査結果があった訳ではなくても、何か大きな病気ではないかと不安になっており、絶えず緊張感が取れず倦怠感が出ておりました。全般性不安障害は、不釣り合いな程に不安の感情があらゆるところに広がってきてしまっており、本人としての困り度も非常に高いです。今回は本人と相談しながら、心理療法を開始継続していく方針としました。
一人で悩まずに、まずは一度ご相談ください
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