クリニックブログ
2015.07.012019.10.31
アルツハイマー型認知症の進行「ゆっくりと進む認知症状について」
アルツハイマー型認知症はゆっくりと進行します
アルツハイマー型認知症になると病気の経過はすべての人が同じではありませんが、症状は共通の段階を経て現れることが確認されています。
現状の医学では、症状が認められない「早期および初期の認知症段階」と「中期の認知症の段階」、そしての「重度の認知症の段階」という三つの段階があると考えられています。
現状の医学では早期および初期の認知症の状況が、どのくらいの期間をかけて、本格的なアルツハイマー型認知症へと発症するか、という点は予測することがむずかしいとされているのです。
早期および初期の認知症段階とは
記憶障害の状況というのはこの病気の初期の兆候の一つであり言葉が出てこなくなったり、判断力が低下したりといったことがまず最初に現れることになるのです。
同じ話を繰り返したり、数時間から数分前までの出来事を忘れてしまったりするのです。
中期の認知症とは
さらにアルツハイマー型認知症が進行しますと、記憶障害はさらに悪化していくこととなり、認知能力の変化がはっきりしてくることとなります。この段階では迷子になったり、お金の取り扱いや支払いに問題が起きたりするようになるのです。
重度の認知症とは
感情や人格の変化が明確に現れるようになります。認知症がより進行しますと記憶障害や錯乱が悪化し、家族や友人の認識もできなくなってしまうのです。
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