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心療内科・老年心療内科・精神科ひだまりこころクリニック

統合失調症の経過

クリニックブログ

2015.05.03

統合失調症の経過

統合失調症の経過は、患者さんによって様々ですが、多くの場合は次のような経過を辿ります。

 

前兆期  急性期の前段階で、様々な特徴的な症状が出てくる時期です。

焦りや不安感、感覚過敏、集中することが困難になる、やる気がなくなるなどの症状があります。これらの症状はうつ病や気分障害の症状と似ているため、すぐに統合失調症と診断することができないことがあります。

また、不眠・食欲がなくなる、頭痛といった自律神経の症状がみられることも特徴です。 この段階で医療機関にかかる必要があります。

 

急性期  幻覚や妄想など、統合失調症に特徴的な症状が出てくる時期です。

不安や緊張感、感覚過敏が極度に強まることも特徴です。  この幻覚や妄想によって頭の中が混乱してしまい、行動にまとまりを欠いたり、周囲とのコミュニケーションがうまくとれなくなったりなど、日常生活に支障をきたすようになります。

 

休息期  感情鈍麻や意欲の低下がみられる時期です。

急性期の統合失調症に特徴的な症状が出てきた後、休息期には無気力になり何もしなくなるなどの陰性症状が中心となります。この時期は不安定な精神状態になり、少しのきっかけで急性期に逆戻りしてしまうこともありますが、焦らないことが重要です。

 

回復期  治療により症状が徐々におさまり、安定を取り戻していく時期です。  

周囲からは病気がよくなったように見えますが、患者さんは疲労感や意欲の低下を感じながら、今後の不安や焦りを覚えることがあります。

 

安定期  回復期を経て安定を取り戻す時期です。  

安定期には、病前の状態に戻る場合もありますが、急性期の症状が一部残ってしまう場合や、回復期のような元気のない状態が続いてしまう場合などもあります。 しかし、この状態から再び前兆期が始まってしまうこともあるため、注意が必要な時期でもあります。

 

あま市甚目寺 精神科専門医

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