
重大な、大切な決断はすぐにしない方がいい?
クリニックブログ
2017.06.14
重大な、大切な決断はすぐにしない方がいい?
うつ病のときは、ちょっとした失敗でも、「とんでもないことをしてしまった」「自分はダメな人間だ」と考えがちです。
さらに、「こんな自分がこの職場にいても、迷惑をかけるだけだ」などと考え、退職などに突き進んでしまうことがあります。
この退職という決断は、うつ病によってものの見方が否定的になっているために生じているものであり、患者さん本来の考え方ではありません。
「仕事をどうするか?」などの重大な決断は、うつ病から回復し、本来のものの見方、考え方ができるようになってから行うようにしましょう。
また、せっかく治療を始めても、否定的なものの見方に基づいて退職や離婚をしてしまった結果、とりまく環境が悪化して、新たなストレスが引き起こされたり、周りからのサポートが得られにくい状況を招いてしまったりすることもあります。
うつ病は良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、徐々に回復していく病気です。調子が良くなると、仕事や家事を始めたくなりがちですが、ここで頑張りすぎると、次に悪くなる波が来たときの落ちこみがひどくなります。
調子が良いと感じたときは抑え気味にして、少しずつ元の生活に戻すようにしましょう。
また逆に、調子が悪くなったときは焦ってジタバタすると、調子がますます悪くなります。調子の悪さは徐々に抜けますので、通り過ぎるのをじっと待つことが必要です。
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