クリニックブログ
2016.07.262021.06.22
うつ病になりやすい性格
うつ病になりやすい性格とはどのようなものがあるのでしょうか?
几帳面で責任感が強く、他人から何かを頼まれたら断れない責任感が強い性格の方は、うつ病になりやすいと言われています。
柔軟性に欠けていて、これは解決できないだろうという問題もいい加減に片づけることができず、”真摯”に”まじめ”に”完全”に立ち向かおうとしてしまう方もおられます。
【うつ病になりやすい理由】自分のキャパを超える負荷がかかりやすい
このような方たちは、課題を抱え込んでしまってやりきれず、ストレスが自分の能力の限界を超えたときに、うつ病となってしまうでしょう。
例えば、人間関係や自分の立ち位置を十分に理解しすぎてしまったり、不和を避けるがために、要求されている事や役割以上に、「あれも」「これも」と取り組んでしまい、解決できないことやそのタスクの量に押しつぶされてしまうこと事が多いからです。
うつ病の治療の原則は、十分な休養と言われています
責任感がつよく、自分が休むことによって全体に迷惑をかけてはいけないという自分の中にあるルールに縛られて「自分がいないとみんなが困る」からと、休養をとれない方について、外来でもよく相談を受けることがあります。
このような考え方は時として、とても「大切」な側面ではありますが、特段うつ病にかかってしまうと「自分をもっと大切にする」という考えが知らないうちに「小さくなってしまっている」ことに気づかされることも多いです。
ご自身の、パフォーマンスが低下してしまっている「うつ病」の状態であるからこそ、「今は」ご自身の体調を整えてあげることが何よりも大切です。
多くの方たちは、自宅での療養で調子が改善する方が多いのですが、もし自宅でも落ち着いて休めずに体調がわるくなる一方であれば、うつ病の方の治療としての入院治療なども有効です。まずは、つらい・どうしようもなくしんどいとお思いの方は、医師へ相談をしてみませんか?
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