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レクサプロ服用時の注意はありますか？

2017.07.232017.07.23

レクサプロ服用時の注意はありますか？

・疾患によってレクサプロの有害事象が出やすかったりしますか？

→レクサプロは適応を有しているうつ病・うつ状態、社会不安障害において、薬剤としての承認をとるために国内で臨床試験を行っていますが、それぞれの患者さんで発現する有害事象の種類に大きな違いは認められず、どちらかに特筆すべき事象は認められませんでした。また発現した有害事象のほとんどは軽度または中等度であり、重篤な有害事象の発現率はいずれの群においても5%以下であり、中止に至った有害事象の発現率に大きな違いは認められませんでした。

レクサプロ・抗うつ薬に限らずどんな薬剤でも有害事象はありえますので、何か気になる事があれば医師にご相談ください。

レクサプロを飲みながら車の運転を行っても大丈夫ですか？

→レクサプロは添付文書の中では運転に関しては「自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。」といった記載があります。これはどの抗うつ薬でも起こりうる、傾眠やめまいといった症状が現れる可能性があるからです。

ただ実際には服薬治療を行いながら、車の運転をして日常生活を送っている方もいらっしゃるので、過剰に心配される必要はありません。ただ、車を運転される方は、レクサプロに限らず薬剤を服用していて眠気やめまいがあった際には医師にご相談ください。

・レクサプロを飲みながら服用できない薬剤はありますか？

→添付文書上、併用が不可の併用禁忌となっているものにMAO阻害剤（製品名；エフピー）とピモジド（製品名：オーラップ）があります。これらは他の抗うつ薬でも併用禁忌の場合がありますので、もし服用されていたら申告ください。またそれ以外にもお互いに代謝に影響を及ぼす薬剤もありますので、以前より服用されている薬剤・サプリ等は受診時にお話ください。また、アルコールは他の抗うつ薬のデータで作用を増強するという結果が出ていますので、レクサプロの場合もなるべく飲酒は避けてください。