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2018.04.232019.08.16

児童思春期の抗うつ薬治療はどのようなものですか?

うつ病は12歳以降から発症するケースも多くみられますが、子どもに抗うつ薬を投与することについては海外の動きから自殺のリスクを警戒する時期もありました。そのため、日本では児童思春期の抗うつ薬治療のデータが少ないのが現状です。しかしアメリカでのデータを受け、リスクとベネフィットを十分検討した上で抗うつ薬を使用されるケースも多くなってきています。日本うつ病学会でも、子どものうつ病に対して薬物治療のガイドラインが少しずつ整備されてきました。

 ここでアメリカで得られたデータ結果のポイントをご紹介します。

 児童思春期においては抗うつ薬の反応の仕方はユニークで、成人では効果が有っても児童思春期では効果が得られない薬剤が多いです。唯一有効性を示しているのはSSRIです。

しかしSSRIの中でもパロキセチンのように有効性を示さないSSRIも有ります。

 アメリカではFluxetineが8歳以上のうつ病での適応を取得していますが、日本では発売されていません。エスシタロプラムは12歳以上のうつ病で承認されており、日本で使用できる抗うつ薬としてはエビデンスの存在するSSRIです。セルトラリンは6歳以上のうつ病で有効性を示しましたがアメリカでは適用が認められていません。

 また児童思春期でも児童期と思春期では有効性に違いがあり、年齢が低くなるほど薬剤の効果も低くなる、つまり抗うつ薬の効果は年齢とともに高くなる傾向がありました。

 児童思春期の抗うつ薬による治療は完全に確立されていませんので、薬物治療を開始する場合には成人よりも少量から開始する方が良いとされております。効果が得られているケースでは6~12か月薬物治療継続し、その後様子を見ながら少しずつ投与量を減らしていくことが推奨されています。

 成人うつ病へ移行するケースも少なからず有るので、薬物治療を含め、家族や学校、と周囲のトータルケアがとても重要です。

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