クリニックブログ
2019.11.142020.10.02
心療内科と精神科どちらを受診するか悩んだ時の判断ポイント
心療内科と精神科どちらを受診するか悩んだ時の判断ポイント
心療内科と精神科は似たようなイメージがある一方で、あまり違いは分かりづらいことも多いのではないでしょうか?
また、メンタルの症状でつらく悩むような状況というタイミングもお一人お一人異なる部分はあるものの、大人になって初めてかかるという方も多いのではないでしょうか?内科・小児科、皮膚科、眼科といった診療科よりも、そういう点ではなじみが薄く感じ、あまりイメージがわきにくいのが、心療内科・メンタルクリニック、精神科かもしれません。
辛い症状があるにも関わらず、自分の不調を心療内科と精神科のどちらに相談したらよいのか、分からず受診をあきらめてしまったり、遅くなってしまう方もみえます。
ここでは心療内科と精神科のそれぞれの違いをまとめてみました
心療内科と精神科の違いについて
大まかに次のような違いが、心療内科と精神科にはございます。
心療内科とは
ストレスや心理的なことが原因で身体の症状や心の悩みが発生してしまい、そのような心と体の不調について相談できる診療科が心療内科となっております。
例えば心理的負担が大きくなってしまうと、ずっとふさぎ込んでしまったり、大きなストレスのためにそのことを考えると、心と体の不調が出現してきてしまう状況などは心療内科でご体調の相談をされることをお勧めいたします。
心療内科では、うつ病やパニック障害、不安症(不安障害、不安神経症)等の他にも不眠など心のカラダのバランスが崩れることにより出現してしまう症状や病状の治療を得意としております。
精神科とは
心の症状や精神の症状や心の症状を中心に相談できるのが精神科となります
何かのきっかけで幻聴が見えるようになった、幻覚が聞こえるようになったといった精神的な症状に悩んでいる場合も、精神科で相談をしましょう。また、物忘れや妄想(被害妄想やものとられ妄想)などの認知のゆがみを疑う症状や認知症疾患についても、精神科にてご相談が可能ですので、認知症かもしれない、、、とお悩みの方もお気軽に精神科までご相談くださいませ。
心療内科と精神科の症状の例
心療内科に相談する症状や精神科に相談する症状など、例を挙げてご紹介をいたします。
心療内科で相談されることも多い症状の例です
- ストレスがきっかけでずっと落ち込んでいる
- 検査を受けても原因となる異常がはっきりしない耳鳴りがある
- 下痢や嘔吐、便秘などを繰り返しやすい
- 会議や電車などの特定の環境や状況で腹痛や震えや、その他の呼吸症状などがある
- 朝、頭痛やだるさの為に会社に行けなくなってしまった
- 食欲が落ちてしまい、食べてもなかなかおいしいと感じない
- 寝ても寝ても疲れが取れず倦怠感がある
- 疲れているにも関わらず夜眠れない(入眠困難)
- 疲れているにも関わらず途中で起きてしまう(中途覚醒)
- 朝早くに目覚めてしまい、そこからも再入眠できない(早朝覚醒)
- イライラや落ち込みなどの感情の起伏が大きくなった
上記の症状は一例ではありますが、もし症状が辛くてしんどいなと感じられている場合には、心療内科へご相談されてはいかがでしょうか?
精神科で相談されることも多い症状の例です
- 周り全員から悪口を言われているように感じる
- 周囲の人が自分を攻撃しようとしているように感じる
- 周囲や近所の人から監視されていると感じる
- 常に見られている気がする
- 被害妄想や物を盗られているのではないかと感じる
- 周囲から物忘れが増えたと言われる
症状の例を挙げさせていただきましたが、あくまでも例でありますしその他のお困りの症状内容でも、精神科受診が必要となる場合もございます。精神科に一度相談してみようかな、、、と思われた際にはお気軽にご相談いただけましたらと思います。
心療内科と精神科どちらに行くか迷ってしまったら
心療内科と精神科のどちらに受診するべきか悩んでしまう事もあるかもしれません。そのような時には、心療内科と精神科の両方を掲げているクリニックを受診することで一つの医療機関で診察、治療を行うことができることがあります。
特に、心療内科は心理的・ストレスによる心と体の不調について診療を行っていることが多い一方で、精神科は心理的、精神的な症状を中心に診療していることが多いです。そのために、気になる症状があってどの診療科に受診しようか迷った時にも、心療内科と精神科の両方をカバーしている医療機関を選べばしっかりと対応してもらうことができます。
また、普段受診しているかかりつけ医師の診察をもとに、かかりつけ医師より“精神科”や“心療内科”へ受診をするよう指示してもらえることもあります。
悩んでいる症状を我慢しすぎずまずは相談をしてみませんか?
心療内科と精神科に対するイメージは分かりづらく、暗いかかりづらいといったイメージをお持ちの方もみえるかもしれません。
また、心理的・ストレスによる症状という面に関しても、ストレスの多い昨今では社会的に取り上げられることも増えてきましたが、まだまだ「本人の弱さなのではないか?」などど、いった誤解を受けてしまう事も多く、なかなか受診を躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
特に、メンタルや体調の不調というのは日常生活の質を大きく損ない、勤務などの社会活動までも脅かしてしまう症状へと悪化してしまう事がありますので、我慢しすぎてしまったり、お一人でずっと悩まれている状況になってしまう前に、医療機関へご相談されることをお勧めいたします。
症状が悪化しすぎてしまう前にきちんと治療が開始されると、治療期間が比較的短く済んだり、休職などを挟まずに治療が可能となることも多いので、辛いなしんどいなと思う症状があれば、思い切って足を運んでみませんか?
医師の診察や医療機関への受診を通して、自分では気づけなかった心のトラブルや症状がなどがはっきり分かるようになり、治療や考え方へのアプローチなどの具体的な対策を取れるようになることが多いのです。
野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 理事長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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