クリニックブログ
2020.04.092020.05.01
新型コロナ感染症に関連した心の不調・ストレスとは/コロナうつ・コロナ不安・コロナ鬱
現在、世界的なパンデミックに伴い新型コロナウイルス(COVID-19)に関連した報道も多く日々耳にするだけではなく、我々の生活にも大きな打撃を与えている状況かと思います。
また感染症が急拡大している地域でメンタルの不調を訴える人が増えているだけではなく、感染がひとまずは落ち着きつつあるといわれている中国などの国々でも、メンタルの不調を訴える方が増え続けているとの報告もある点には注意が必要です。
ここでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う、心の不調について解説をしております。
新型コロナウイルス感染症に伴う、こころの不調とは ~不安や憂鬱(ゆううつ)~
新型コロナウイルス感染症に伴う、こころの不調として一番多いのが、「不安・焦り」「抑うつ症状・うつ・鬱」です。
普段よりもこれらの不安症状や抑うつ症状が強く出て、継続してしまう事により、こころの不調を来される方が多いのが特徴でもあると思います。
新型コロナウイルス感染症に関連した「不安」の厄介さとは
そもそも不安という感情は本来であれば、危険から身を守るためにとても大切な感情でもあります。
「不安」な感情があるからこそ、危険を回避したり、危機に対して対処を行うことができますし、通常であれば、そのような「不安」を感じやすい危険な状況は「継続しない」ことが多く、不安という感情は時間と共に和らぐ場合が多いと思います。
しかし、「不安の原因」である新型コロナ感染症に関連した情報は連日発せられており、まだまだ終息に向かう状況ではなく、先が見えない状況が継続しています。
つまり逃げることができない状況が続いてしまう事が非常に厄介なのです。
更には、自分の感染のリスクや、芸能人などの感染や死去の情報を受けていっそう、生活や健康に対する不安が強くなってがんじがらめになってしまうのです。
このような不安状況が「もし」短期間で終了するのであれば、通常、多くの人たちは心の不調を長期で訴えることはあまりないかもしれません。
しかし、現状は継続しており「不安な感情が大きく継続してしまう」事で、普段以上に「こころ」に負荷とストレスがかかり、不安感情が爆発して押さえきれなくなったり、焦りや更には抑うつ症状につながり、結果として、不安障害や不眠・うつ病など日常生活にも支障が出てしまう事にもなってしまうのです。
「コロナストレス」といった言葉も「コロナに関連した不安」といった現状を、非常に良く表していると思います。
実は「抑うつ症状」が主体で、不調を来たして来院される方も多い
最近の社会情勢は非常に不安定で、緊急事態宣言などの政府の動向や景気への影響、さらには生活・外出等、私たちの環境に深く関わるところまで、幅広く影響している状況でもあります。
このような、社会情勢の中では、各人それぞれの、情報取得量の差や、生活背景はとても大きく影響しやすいと思われます。
つまりは、一人一人がしっかりと情報についてきて、遅れてしまわないようにといった、焦りや責任が個々に発生しますし、感染対策などを含めた「自分の身は自分で守る」といった意味合いも普段より強くなります。
そのような状況が長期継続することで、お一人お一人の疲労は蓄積し、日々のストレスや先が見えない状況下では、憂鬱な気持ちや抑うつ症状、焦り・イライラなどの気持ちが継続してしまいます。
ストレスが疲労が重なる事も大きく影響して、日常生活や社会生活、更には、家庭関係にまで影響をおよぼしてしまう、うつ病と呼ばれる病状になってしまう事も十分考えられます。
新型コロナ感染症に関するココロの不調は、生活に密着した疲労であるために、このような状況は特に、家庭という集団内で蔓延しやすく、虐待やDVといったことにつながってしまう可能性も決して低いとは言えないと思います。
「コロナ疲れ」という表現は、こうした「新型コロナウイルス感染症に関連したうつ病・抑うつ症状」をよく反映しているのではないかと考えられます。
「コロナストレス」、「コロナ疲れ」「コロナ不安」「コロナうつ(鬱)」で困ったら
いずれの不調であっても、継続したりしんどい時は早めの医療機関への受診相談が大切でもあります。
先の見えない情勢である点、更には緊急事態の継続といった、外部の事情が大きく変化するタイミングであるために、どうしても意識がそちらに向かいすぎて、外出を控える余り、適切な医療機関への受診をためらってしまったり我慢してしまう事もあるかもしれません。
しかしこのような緊急事態だからこそ、まずは、ご自分のこころのケアをしっかりと行うことが今はとても大切なのです。
医療や対策・政策・アドバイスを、しっかり適切に利用をしながらご自身のケアに取り組むことも重要な時期であると考えています。
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