クリニックブログ
2016.07.052021.06.22
気分障害とは【うつ病や双極性障害で通院中の方へ】
気分障害について
気分障害とは、気分または感情の変化を主症状とする精神障害のことをいいます。多くの場合には、うつ病や双極性障害・躁うつ病を含んでおります。
具体的には、なんとなくふさぎ込んでしまうような抑うつ気分(うつ病エピソード)や、すごくテンションが高い高揚気分(躁病エピソード)が一定期間持続してあらわれてしまうのです。
ここで言う”気分”とは、比較的長く持続する喜怒哀楽、快不快などの”感情”をいいます。
かつては、うつ病・躁うつ病という概念をDSM-Ⅳでは気分障害というくくりでまとめられていましたが、DSM-Ⅴの新たな診断基準では、気分障害という分類ではなく、「うつ病」「双極性障害」がそれぞれ独立した分類の名称を用いるようになりました。
しかし、気分障害という表現はまだ臨床の場でも使用される場面も多いようです。
うつ病や双極性障害で通院中の方へ
うつ病や双極性障害は、「抑うつ」「躁」という特徴的な症状のように非なるものです。
ただし、抑うつ症状を主症状で医療機関にご受診された場合には、問診やこれまでの経緯を踏まえて医師が診察を行い診断や治療を判断していくのですが、「躁症状」が来院時には認められなかったとしてもその後の経過や診察によって「躁症状」の存在が出てきて双極性障害の診断にいたることがあります。自己判断でお薬の量を調整したり、症状が良くなったからと思っても急に通院を止めてしまうのではなく、お薬の減薬方法や通院の頻度についてお気軽に主治医にご相談くださいませ。
あま市・甚目寺町・七宝町・大治町・清須市・稲沢市・津島市から通いやすい、あま市甚目寺の心療内科・メンタルクリニックです。祝日以外、土曜日・日曜日含めて毎日診察しています。
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