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心療内科・老年心療内科・精神科ひだまりこころクリニック

パニック障害と診断される人は多いのですか?

クリニックブログ

2017.08.31

パニック障害と診断される人は多いのですか?

  1年間の有病率は0.5~1%、生涯有病率は1.5%~3.5%と考えられています。つまり100人いれば2,3人は一生のうちにパニック障害を経験すると考えられています。また女性の方が男性よりなりやすく、その割合は約2~3倍といわれています。人種差はないのですが、発症年齢は子供や高齢者は少なく、15歳~20代前半までの思春期~青年期での発症が多く、約6割の患者さんが35歳以下に発症しています。有病率は25~44歳で高いといわれています。

  そもそもなぜ人間はパニック発作を起こすのですか?

  現代社会ではパニック発作、そしてその原因となる不安感というのは生きていく上でプラスになるとは思えないものかもしれませんが、これらは人間が本能的に持っているものです。例えば、地震や火事に直面した時、変質者と対面した時には、不安な気持ちが襲ってきて、心拍数が上がってドキドキする感覚に襲われることは容易に想像ができると思います。そしてその不安感が、直面している危ない状況から逃れようとする原動力になっているかと思います。このようにこの不安感やパニックがあるため、人間は生命の危機を感じる状況を回避することができるのです。

 ただ、冒頭でも申しました通り、普段の生活の中ではパニック発作が起こる事は必要ないことなので、しっかりとした治療をしていく必要があります。

 パニック障害の原因とはなんですか?

 パニック障害の原因は他の精神疾患と同じようにはっきりとはわかっていません。生物学的要因としてはノルアドレナリン神経系の機能亢進による大脳辺縁系や前頭前野といった脳部位の関与、特定の脳の部位での神経伝達物質セロトニンの機能異常、GABAの減少による中枢神経系での不安の惹起といったものが考えられています。

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