統合失調症の治療(その2)

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心療内科・老年心療内科・精神科ひだまりこころクリニック

統合失調症の治療(その2)

クリニックブログ

2016.12.10

統合失調症の治療(その2)

薬物療法で使用されるのは定型抗精神病薬・非定型抗精神病薬と呼ばれる薬物です。

昔から使用されているのはドパミン受容体遮断作用を中心としている定型抗精神病薬と呼ばれる薬物ですが、これは幻覚や妄動などの陽性症状には効果が見られるものの、陰性症状にはあまり効果が見られないというデメリットがありました。

また錐体外路症状と呼ばれるアカシジアやジスキネジアが有害事象として見られるという懸念があるなどの安全性面の懸念から、現在では急性期で精神運動興奮が強い場合などに選択されて使用されています。

その代わりに、陽性症状・陰性症状のいずれにも効果が期待でき、認知障害も改善でき、錐体外路症状が起こりにくいと考えられている非定型抗精神病薬を使うケースがここ最近は多くなっています。

非定型抗精神病薬は、ドパミン受容体遮断作用に加えてセロトニン受容体を阻8害するもの(SDA・DSA)、他の多くの神経伝達物質の受容体を阻害するもの(MARTA)など様々な種類があり、特徴がそれぞれに分かれています。

また薬物療法というと経口薬をイメージされるかと思いますが、統合失調症の場合には経口剤と同成分の注射剤が使用されるケースもあります。

これは、統合失調症の患者さん自身に自分が病気であるという意識がない場合など経口剤では薬剤のコンプライアンスが非常に悪くなると考えられるケースや、急激な症状悪化が見られる際に使用されています。

 

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