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心療内科・老年心療内科・精神科ひだまりこころクリニック

クリニックブログ

2017.03.07

花粉症の薬物治療にはどのようなものがありますか?

まずケミカルメディエーター遊離抑制薬という種類の薬剤があります。これはヒスタミンやロイコトリエン等のケミカルメディエーターの遊離を抑制する薬剤です。

ロイコトリエン受容体拮抗薬とは「眠気などの副作用が少ないメリット」

特にロイコトリエン受容体拮抗薬は、効果はマイルドで、効果発現までも時間が少しかかるのが特徴です(2週間~1か月)。その為服用するのであれば、花粉飛散よりも少し早めから服用することが大切です。また、抗ヒスタミンと比べて、ロイコトリエン受容体拮抗薬には、眠気や口の渇き易さ、ぼうっとしたり集中力が低下する鈍脳という、花粉症の薬でよくある副作用が少ない点にはメリットになります

花粉症の症状や治療について記載をしております

抗ヒスタミン薬とは「効果が比較的早く得られやすいメリット」

次に抗ヒスタミン薬という、現在の日本では最も花粉症患者さんに使用されている薬剤があります。これは先ほどのケミカルメディエーター内のヒスタミンという物質が体内の受容体と働き、花粉症症状を引き起こすのを抑える働きがあるケミカルメディエーター受容体拮抗薬の一種です。

服用してすぐに効果が出てくることと、第二世代の抗ヒスタミン薬(現在多く使用されている薬剤)では従来の第一世代の抗ヒスタミン薬よりも眠気などの副作用が抑えられていて非常に使いやすい薬剤ですが、まったく眠気が出ないわけではないので、運転などに制限がかかってしまう薬剤もあります。

また、同じくケミケルメディエーターであるロイコトリエンの働きを受容体で抑えるロイコトリエン受容体拮抗薬は抗ヒスタミン薬よりは鼻閉に効きやすいですが、効果発揮するには1週間ほどしっかり服用してもらう必要がある点には違いがあります

ロイコトリエン受容体拮抗薬や抗ヒスタミンの効果について心療内科のひだまりこころクリニックが解説

その他の花粉症に対する治療薬とは

もう一つのケミカルメディエーター受容体拮抗薬のプロスタグランジンD2・トロンボキサンA2受容体拮抗薬も鼻閉に効果がありますが、4週間ほどかかる可能性があり、くしゃみや鼻汁への効果は弱いという特徴があります。

その他にはTh2サイトカイン阻害薬という鼻閉に効果のある薬剤がありますが、このタイプは多くは他の薬剤と一緒に使用されて、増強効果を狙う事が多いです。

心療内科 ひだまりこころクリニック

また、重症例の場合にはステロイドが使用されます。鼻閉症状が重い場合には点鼻タイプが選択されることが多いですが、これは局所的に効果を示すものなので、全身的な副作用は少なく、長期的にしっかりと使用したほうが症状の改善が期待できます。逆に経口ステロイドの場合は短期間での服用にとどめる事が、副作用との兼ね合いもあって非常に大切になります。

花粉症の時期には、憂鬱な気持ちや倦怠感を特徴とする「うつ病」との違いが分かりづらくなることもあります。また、花粉症の為に不眠症を呈してしまう等、うつ病不安障害不安神経症を悪化させてしまうリスクも高くなってしまうので、身体的な不調だけではなく、メンタルの不調も継続している時には、心療内科,精神科,メンタルクリニックへご相談されることをおすすめいたします。

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