クリニックブログ

2016.10.042020.05.13

特徴あるうつ病【季節性うつ病・現代型うつ病・血管性うつ病とは】

うつ病の中でも、原因や症状の特徴があるうつ病の種類を3つ挙げて解説をしております

特定の季節だけに起こるうつ病があります。多くは冬に起こり、春になって温かくなると抑うつ気分が良くなるといったように季節に応じて症状が変わるのです。大うつ病性障害と異なり、ある程度の症状のサイクルが季節に応じたサイクルであることが分かっていることが特徴です。

★詳しい理由はわかっていませんが、日照時間が短いほど発症率が高いため日光を浴びていないことが関係しているのではないかと考えられていました。しかし、夏になると不調になる季節性うつ病も報告されており、はっきりと日照時間が原因であるとも言い切れないようです。

季節性のうつ病について説明をしております

現代型うつ病は新型うつ病・非定型うつ病とも呼ばれており、社会での認識が進むにつれて患者も増えてきており注目されてきております。

自宅での抑うつ症状は重くないのですが、職場では抑うつ気分が現れ、仕事を避けようとする傾向があります。一方で、休日には楽しく過ごせていたりもします。

★従来のうつ病のイメージとは大きく異なっています。社会自体の変化によってうつ病の現れかたが変化したのだと考えられていましたが、徐々に、「ストレス耐性の低下」や「慢性経過の適応障害」もあるのでは？といった考えも中心的に出てきております。　

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小さな脳梗塞が感情をつかさどる部分に起こると抑うつ気分が現れます。また、脳の血流が低下することで、さらにうつ病を引き起こしやすくなります。

また身体麻痺を中心とした脳梗塞後の方にも抑うつ症状やうつ病が比較的多く見られることにも注意が必要です。

★比較的に高齢者に多く起こります。物忘れなどを伴うこともあるため、認知症と間違われることもあります。もちろん脳血管性認知症とも関連がありますので、認知症の診断の際には注意が必要です。

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