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【うつ病】でつらい時、心療内科の役割とは？

2019.12.042020.10.02

【うつ病】でつらい時、心療内科の役割とは？

うつ病は誰にもかかりうる病気なのです

「うつ病」は誰にでもかかる可能性がある身近な病気であることは、皆さんご存知でしょうか？

うつ病の疫学調査としては、なんと「約10人に1人」が人生の中で1度はうつ病にかかると言われています。

うつ病で心療内科などの医療機関へ相談する人も増えております

また近年では、テレビでの芸能人でのうつ病の告白や、ニュースなどでの情報でもうつ病に対する情報は沢山発信されており、もはや私たちにとって珍しい病気でもなく、昔と異なって、うつ病に対する偏った理解が徐々にではありますが減ってきている印象があります。

また、企業でも職員に対するメンタルヘルス面の配慮が十分に求められており、ストレスチェックや産業医や人事部との心理面での健康面談などに力を入れている企業も増えてきております。そのような会社のメンタルヘルスに対する取り組みを経て、抑うつ症状が強くなりすぎる前に早めに心療内科やメンタルクリニックなどの医療機関へ早めに相談をしていただける患者様が増えてきております。

心療内科やメンタルクリニックの役割について

このような経緯からも、私たち心療内科やメンタルクリニックの役割として、”うつ病などのメンタル治療”と”その方たちが支えている社会生活や家庭生活”という両者ともに重要な側面を、医師として患者様の健康を第一に考慮しながら如何に治療や質の高い医療サービスを提供できるかということを常に意識する日々でもございます。

心療内科やメンタルクリニックに相談することをためらってしまう理由について

うつ病やパニックや不安障害などの様に多くの方達が悩んだり辛い思いをすることの多い病気であっても、やはりなかなか心療内科やメンタルクリニック、精神科といった病院医療機関を受診しようと思われる方はまだまだ少ないようです。私たちも、もう少し早く相談してくれたら、休職などの社会生活の制限を併せることなく、メンタル治療の効果を待てたかもしれないと思う事はたびたびございます。

多くの方が感じる、心療内科受診や医療機関へのイメージ

多くの方達にとって、心療内科などの医療機関に受診することは自分の生活の時間や予定を一時的に変更をせざるを得ないことが多く、更に抑うつ症状や倦怠感で心理・身体的な不調が相まると余計に医療機関へ受診しようとする一歩が踏み出せなくなってしまうようです。

受診しにくい理由の例

【問題を自分で解決すべきだと思った】（自分の悩みや感情なので誰かに治してもらえるとは思っていない）

【自分が病気だとは思わなかった】（悩みや辛さでいっぱいいっぱいになっていることに自分で気がつかない）

【どこに行って、誰に相談したら良いか分からなかった】（解決する糸口が見当たらないと思ってしまう）

【治療に時間がかかり、不便になると思った】（ストレスが大きくてそれを対処することで一杯）

【精神科という名前が重く、行きづらかった】（暗いイメージが強い）

【身体がだるくて外出する気になれない】（空いた時間は、横になっていることが多くて外出できない）

うつ病は、自殺に繋がることも少なくなく、「命にかかわる病気」であるために、症状が悪化しすぎてしまう事は禁物なのです。

うつ病や不安障害、パニック障害などで悩まれている方が、上記のような理由で心療内科などで早期に治療をするタイミングを逃してしまう事も多いのです。もしつらいな、しんどいなとお一人で悩まれていたり、体調や心身の不調でふさぎ込んでしまっている方は、一度心療内科やメンタルクリニック、精神科などの医療機関へご相談してみませんか？

つらい症状を医師に診てもらうという診療だけでも、自分の状況や状態をしっかりと判断をするきっかけになると思います。

ひだまりこころクリニックは土曜日・日曜日も診療をしている心療内科、メンタルクリニックです。

心療内科ひだまりこころクリニック