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パーソナリティ障害になりやすい人っていますか？

2017.07.272017.07.27

パーソナリティ障害になりやすい人っていますか？

パーソナリティ障害の頻度は研究によってまちまちで、海外のデータでは10％程度のものもあれば15％程という数字もあります。その点では原因は遺伝的要因・環境的要因共にあると考えられています。ですので、まず家族にそういった方がいらっしゃるとパーソナリティ障害にかかりやすいということが考えられます。また環境要因では、いじめなどのトラウマの体験や苦労してきた・辛かった経験があると発症しやすくなります。

パーソナリティ障害の問題点はなんですか？

　パーソナリティ障害は社会生活上に著しい困難を来す病態ですので、周囲の人々との関係性に問題が起きたり、就職などの社会生活に影響が出てきてしまったりすることが懸念されます。また他の精神疾患を引き起こす性質がある・合併しやすいという特徴があります。例えばうつ病や摂食障害、双極性障害、統合失調症、不安障害……このような疾患はパーソナリティ障害と合併しやすく、またそのタイプのパーソナリティ障害かを判断する上でも難しくなるといった特徴があります。