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パーソナリティ障害の原因は分かっているのですか？

2017.07.262020.10.02

パーソナリティ障害の原因は分かっているのですか？

パーソナリティー障害の原因とは

パーソナリティ障害の原因はまだハッキリとわかっていません。ですが、遺伝的な理由も環境的な要因もどちらも絡んでいると考えられています。遺伝的要因に関しては一卵性双生児の方が二卵性双生児よりも共にパーソナリティ障害にかかる可能性は高いのですが、その割合は半分程度であるという研究もあります。

ですので、遺伝的要因に加えて、その人が成長していく過程の中での経験といったものも影響を及ぼしている可能性が高いです。

パーソナリティー障害の診断と治療が可能です

パーソナリティ障害と診断しやすい時期というのはあるのですか？

周囲の人々との関係が問題になってくる障害ですので、人と関わり始める時期からその診断がされる可能性はあります。

ですので、幼少期は勿論のこと、遅くとも思春期や成人期の早い段階で診断されることも多いです。ただあまりに若すぎる段階での診断は、成長によってのパーソナリティの変化や社会生活への適応力向上がみられる可能性もあるので、難しい一面もあります。

また、文化的な背景によってもパーソナリティ障害と診断されるかという点には違いがあり、日本では一般的な性格の範囲内であると判断されても、欧米では内向的なパーソナリティ障害であると診断される可能性もあります。

パーソナリティー障害なら心療内科ひだまりこころクリニックへ

パーソナリティー障害は診断がメインではないことが多い～診断の先にあるものとは～

パーソナリティー障害の診断によって、これまでの違和感や人付き合いでの苦労が多かった面に、納得がいく人も多いのかもしれません。そのような納得や理解だけではなく、もし「こうありたい」「こうしたい」などご自身のパーソナリティーを見つめなおして、取り組みたい方もいるかもしれません。

パーソナリティー障害の方はその症状のために、周囲との人間関係で傷つくことも多く、人との関係性に極端な見方や判断をしてしまいがちですし、その他にうつ病・パニック障害などの心の不調を併発してしまっていることも多いです。ご自身のパーソナリティーの特徴を通して、人付き合いでどういうときに困るのか、どうした少しでも緩和されるのか、その時自分はどう思うのかという点を一緒に考えながら取り組むことも大切なのです。