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クリニックブログ

2017.10.262020.10.02

社交不安障害の病因は何ですか?

 発症機序はまだすべて解明されてはいませんが、神経内分泌学的見地からはドパミン、セロトニンなどの神経伝達物質の関与が考えられています。脳にはセロトニンやドパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が存在します。
それぞれが私たちの持っている意欲や、不安、喜びといった様々な感情に関わっており、このバランスが崩れると、必要以上に不安になったり、意欲が低下したりします。社交不安障害の患者さんの場合、何らかの理由でこの神経伝達物質のバランスが崩れてしまい、不安を感じやすくなっていると考えられます。
❖セロトニンに関して
社交不安障害患者では、扁桃体、前部帯状回皮質、島皮質においてセロトニン1A受容体結合能が低下していたとの報告があります12。また、SSRIの社交不安障害治療に対する有効性が確立されていることからも、セロトニン神経系の異常が社交不安障害の病態に関与していると考えられています。

●社交不安障害の生涯有病率はどれくらいですか?

 国内の疫学調査World Mental Health Japan (WMHJ)で生涯有病率は1.4%です
欧米の疫学調査の結果4.0~16.0%と比較して低いです。これは対人緊張の強い人がとりやすい自己主張の少ない態度が、欧米社会よりも「恥の文化」が根底にある日本では受け入れられやすいことが影響している可能性が指摘されています。

●社交不安障害と社会不安障害は同じ疾患ですか?

 同じ疾患になります。Social anxiety disorder(SAD)の日本語表記については、以前は「社会不安障害」とされていましたが、2008年の日本精神神経学会による精神神経学用語集より「社交不安障害」と表記されることになりました。 
 

●社交不安障害の治療はどのようなものですか?

 社交不安障害の治療は、薬物療法と非薬物療法(精神療法)があり、単独で用いたり、また組み合わせたりすることがあります。薬物療法ではSSRI(レクサプロなど)が主剤とし、必要に応じてベンゾチアゼピン系を用いる事があります。不安が軽減し、回避行動が減っても、しばらくは生活への満足度や生活状態の受け取り方が改善するようサポートし、その状態を長く維持することが大切です。非薬物療法の精神療法などによって今までの不安に陥りやすい施行パターンを修正し、別の味方もできることを認識していただきます。並行して行うことで再燃・再発を予防し、寛解率を高める可能性が高いです。

❖治療薬SSRI(レクサプロ)について教えて下さい

 社交不安障害では効果発現時期は2~4週後には効果の発現が認められています。 世界で80ケ国以上の承認を受けておりグローバルスタンダードな薬剤です。

 

 

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