クリニックブログ
2017.10.262020.05.18
自律神経失調症の身体症状にはどんなものがある?
自律神経失調症には様々な身体症状、精神症状があります
特に身体症状は、日常生活や社会生活にも影響を与えやすく、また、いろいろな医療機関を受診しても原因がわからずに途方に暮れてしまう事もあるのが特徴です。ここでは、身体症状の中でも皮膚や筋肉、血管、全身など、からだ全体に影響を及ぼす自律神経失調症の症状について紹介していきます。
【皮膚の症状】皮膚科にかかっても原因不明といわれている、あるいはなかなか治らない
自律神経失調症の皮膚に現れる症状の代表的な例は、かゆみ、痛み、じんましんです。しかし、これらの症状はアレルギーを発症した時の症状でもあるため、最初から自律神経失調症の症状として判断してしまうのではなく、アレルギー等他の疾患が紛れていないか慎重に判断をする必要があります。
アレルギーなどであれば、抗アレルギー薬やステロイド、保湿薬などが有効だと思いますが、何度も症状がぶり返したり、かゆみが状況やストレスの状況に伴って変化があるといった、ストレス性の変化があるようでしたら、アレルギー性体質に自律神経失調症の要素も兼ねている可能性もあります。
元々の体質と関連した不調が、不調や大量に応じて変動が激しい場合にも要注意だと思います。
同じ症状が長く続く場合には、症状や状況と合わせて医師に相談しましょう。
【筋肉の症状】疲れや疲労感等、はっきりとした経緯が分からないことも多い
自律神経失調症の筋肉に現れる症状を説明します。代表的な筋肉の症状は、筋肉痛、脱力感、重怠さです。
特に、脱力感を感じると、人によっては体を動かしたり、起き上がったりすることが難しい場合もありますし、なんとなく重たい感じがすると感じて生活もとても苦痛になってしまう事もあります。このように、生活にも大きく影響をしてくるため、脱力する状況を記録しておき、しっかりと医師に伝えましょう。
また、麻痺と脱力は意味がずいぶん異なることがありますので、疲れや脱力だから…と思って放っておくのではなく、まず筋肉の症状が出現した際には整形外科や神経内科、更には心療内科・メンタルクリニックなどに相談をすることがお勧めです。
【血管の症状】高血圧とは異なる血圧の変動について
自律神経失調症の血管に現れる症状を説明します。代表的な症状は、血圧上昇、たちくらみです。
血圧の上昇は、血管に大きな負荷をかけるため、定期的な血圧測定で経過を観察する必要があります。自律神経失調症の多くの場合、短時間に血圧の変動が起きることが多いということが比較的症状の特徴としても多い様に思います。
起立性低血圧など、体動の変化で出現する血圧の不調もありますが、慢性的に血圧が高い状況であれば高血圧として継続的な治療が必要になることが前提となります。もちろん場合によっては自律神経失調症の為に降圧剤が必要となる可能性もあるため、症状や状況と合わせて医師に相談しましょう。
【全身の症状】だるさ等、明らかな器質的疾患を伴っていない事が特徴
自律神経失調症の全身に関連した症状を説明します。まず全身の代表的な症状として多いのは、ほてりや微熱、だるさ、倦怠感、疲労感です。どれも体が疲れていると現れる症状のため、これらの症状がでていても「疲れとして」見落としてしまうことがあります。
また、熱も感染症を疑うような持続的な高熱というよりも、熱が高い状態を繰り返したり、身体的な全身症状はつかみどころがないことが多いことが特徴です。ですが、膠原病などの別の疾患が隠れていることもございますので、自律神経失調症だろうと思わず、2週間以上同じ症状が続く場合には、医療機関を受診しましょう。
症状がひどくなる前に医療機関を受診しましょう!
自律神経失調症が、からだ全体に影響を及ぼす症状を紹介しました。自律神経失調症では、複数の症状が同時に現れることが多いです。また、別の疾患が隠れていることも少なくないために、一つ一つの症状に対してそれに合わせた処置をすることはもちろん、クリニックへの受診を通して、検査や除外の診断を行いながら、自律神経失調症の治療をおこないましょう。一度、当院にご相談ください。
もし、「自律神経失調症かも?」と思ったら、心療内科、老年心療内科、精神科のひだまりこころクリニックにも、お気軽にご相談ください。
→名古屋市中区栄のサンシャインサカエ院の自律神経失調症の診療情報
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