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クリニックブログ

2017.08.182017.08.18

社会不安症で社会生活が困難になるとはどのようなことですか?

Q.社会不安症で社会生活が困難になるとは具体的にどのようなことですか?

⇒社会不安症は発症年齢が若いという特徴があります。その多くは10代半ばの思春期の頃に発症するといわれているため、その後に多く控えているライフイベントを迎えるのが困難になると考えられています。例えば社会不安症で通学が困難になれば、出席日数が足りずに進学に支障を来すことや、卒業が困難になるかもしれません。また就職活動は多くの方と会って話をしないといけないからといって回避してしまうと就職が難しくなりますし、実際に就職してからも出社できなくなれば就労が困難になるといったことも考えられます。このように社会不安症によって恐怖・不安を感じる事で、回避行動に出てしまうと、一生涯にわたって影響が出てきてしまいます。

Q.社会生活が困難になる以外にも社会不安症には問題がありますか?

⇒社会不安症は他疾患と合併する割合が多いため、他の疾患の治療に対しても治療しないで放置をすることはマイナスになる事が考えられます。例えば社会不安症を併存する患者さんではうつ病のみの患者さんに比べ、うつ病の再発率が8.26倍に上昇してしまうというデータがあります。また、社会不安症の症状があるのに治療されないままであるうつ病患者さんは、うつ病のみの患者さんに比べて、自殺企図が6倍、うつ病の期間の持続または再発してしまう割合が2.3倍といったように、うつ病の重症化に繋がっています。このように社会不安症の治療をしないと他の疾患の治療にも影響が出てくる可能性があるので、人とのかかわりで恐怖感や不安感がある方は医師までお伝えください。

Q.社会不安症の治療とはどのようなものですか?

⇒社会不安症では認知行動療法といった精神療法と共に薬物療法も基本的な治療法です。ベンゾジアゼピン系抗不安薬、β遮断薬が短期間に頓服で使用される事もありますが、世界的なガイドラインにおいても中心となって使用されているのはレクサプロなどのSSRIと言われる抗うつ薬です。SSRIは効果が出てくるまでに少し時間がかかることもありますが、脳内のセロトニン量を上昇させることで恐怖や不安感を和らげる働きがありますので、社会不安症の悪循環を断ち切って、正常な社会生活を送る手助けをしてくれます。また一定期間しっかりと服用すれば、症状の再発も抑えることができますので、症状が和らいだ後も医師の指示通りに最後まできちんと服薬してください。

 

 

 

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