クリニックブログ
2016.08.252020.05.13
認知症の方への対応(心構え)~尊厳を守る~
認知症の変遷について
認知症という言葉が使われるようになったのは、2004年で、それよりも前は、痴呆症と呼ばれていました。
それまでは、認知症の知識も社会全体に乏しく、「ボケてしまったら何もわからなくなる」という考え方が横行し、認知症の方を非人間的に扱っていた時代もありました。おおよそ20~30年前のことです。
しかし、今では、認知症になっても適切な援助・支援を受けながら社会生活を継続して送る権利が保障されています。
認知症は誰にでも起きえます
認知症状でできなくなったことばかりに目をやるのではなく、その方自身の変わらない本質をしっかり見つめ、向き合い、医療・介護・福祉・地域などと連携しながら、必要な支援を組む必要があります。
大切なことは、子ども扱いせずに、ご本人の尊厳を守り、支援することです。
介助者への配慮も非常に大切
しかし、認知症の症状のために時として介助者を困らせ疲弊させてしまう事もあるかもしれません。そのような時には、主治医やケースワーカーに相談をするなど、一人で抱え込みすぎないことも大切です。
人は誰しも、上手くいかない時や疲れている時には冷静さを忘れてしまい、イライラしたり自分を強く責めてしまう事も多いのです。ご家族だけの問題として抱え込んでしまいすぎないように周囲の専門員や専門家に相談することも重要です。
ひだまりこころクリニックは認知症の診断や治療も行う心療内科・メンタルクリニック・精神科です。名古屋駅から電車で約15分のアクセス、駐車場も40台以上完備しているので、稲沢市や清須市、津島市からも通院しやすいクリニックです
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