クリニックブログ
2016.09.302020.05.21
【ADHD】なぜ大人になってADHDが顕在化するのか
ADHDで特徴的な症状は、「不注意」「衝動性」「多動性」です
ADHD(注意欠陥多動性障害)には特徴的な症状として「不注意」「衝動性」「多動性」があります。この3つのうち、多動性については、成長するにつれて気になりづらくなる傾向が強いと言われています。それは年齢を重ねるごとに多動が好ましくない行為だということを本人が学習し、自らの多動的な行動を規制する能力が身につくためだといわれているからです。
しかし、不注意や衝動性も全く大人になるにつれて症状が減らないという訳ではありません。不注意や衝動性の注目すべきことは、環境や状況により症状の出方や強さにとても影響されるという事は非常に大切です。
ADHDは、子どもの頃から症状からADHDと診断されるケースと、大人になって顕在化してADHDと気づかれるケースがあります
つまり、子供のころは不注意傾向でおっちょこちょいといわれることが多かった、だから比較的怒られることも多かったが、自分でもよく気を付けたりもしていたし医療機関にも相談するほどではなかった、そのため子供のころからADHDの診断は受けていない。という方が、成人になって「工場勤務に配置され、高速で流れるラインでの作業中のミスが非常に目立ち、何度も注意されても改善されず、一つ一つの手順の確認にも時間がかかってしまって作業が進まない、といった理由やそのほかにもメンタルの不調を合併されて来院され、診察を経て不注意優位型のADHDの存在も診断されることがありました。
つまりは環境が異なればADHDの症状の程度や出やすさは変わるのです。子供の頃であれば本人の努力や適応力で最初は何とか対処出来ていたことであっても、その後、大人になって、働いたり、人間関係がさらに複雑化してきて、要求される周囲への適応の程度がもっと高くなると、ADHDの症状が顕在化して医療機関への受診につながり、大人のADHDとして診断されることだってあるのです。
ADHDの症状の経過や頻度とは
海外の報告によれば、大人のADHDは、人口の2~4%程度とも言われているようです。
子どものころにADHDと診断された人の3~5割が、成人になっても日常生活に何らかの支障があると感じています。そのようなADHDの症状のために、なかなか周囲に溶け込めず、挫折をしたり落ち込みが強くなって、うつ病や不安障害、パニック障害をADHDに合併される人も多くみえます。
ADHDかも?と悩んだら自己判断なさらず、メンタルクリニックや心療内科・精神科などのADHDの専門家へご相談を。
あま市甚目寺のひだまりこころクリニックは、ADHDの診断・治療も行う心療内科・精神科・メンタルクリニックですお気軽にご相談くださいませ。
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