クリニックブログ
2020.04.232022.05.24
新型コロナ【自粛解除・ポストコロナでどうなる?】メンタルの不調を起こさない対策とは
ポスト・コロナ【自粛解除するとどうなる?】メンタルの不調を起こさない対策とは
新型コロナ感染症(COVID-19)に関して、緊急事態宣言が出されてから2週間が経過しました。
そろそろ、自宅待機や自粛生活、更にはテレワークにも慣れてきた方も多いのではないでしょうか?
緊急事態宣言の初期は、自宅にいる時間をどのように過ごしたらよいのか考えることが多かった人達も、現在は日々自宅で過ごすことにも慣れつつあり、これまでより比較的「落ち着いた」環境の中で時間を過ごすことに【少しづつ適応できている】のではないでしょうか?
緊急事態宣言が解除(ポスト・コロナ)されたら、どんな変化が待ち受けているのだろうか不安
一方で、緊急事態宣言が解除・ポストコロナされたら、いったいどんな生活が待ち受けているのだろう、と日々不安や恐怖に感じることも増えてきているかもしれません。
人は環境の変化をストレスや負担と感じやすく、自宅待機や自粛による自宅生活が長くなってしまう程に、仕事や経済・学校の復帰後に、世間の変化するペースに自分がついていきづらくなってしまいます。
このような、周囲の変化がストレスになり、適応障害やうつ病、更には不安症や自律神経失調症・不眠症といったメンタル疾患を生じやすくなってしまいます。
ここでは、新型コロナ感染症の自粛解除後も【メンタルの不調を起こさないための対策】を解説しております。
大切なこと①体力を落としすぎない
自粛や自宅での生活は、これまでの生活よりも圧倒的に運動量が少なくなってしまい、体力を簡単に落としてしまいがちです。
体力が極端に落ちてしまいすぎると、自粛解除後の生活の急激な変化に体がついていかなくなるだけではなく、免疫力も低下して感染症などの疾患にかかりやすくなってしまいます。
自宅でもできる運動として、ストレッチやバランスボールなどのカラダを動かす機会を積極的に取り入れたり、DVDを使ったエクササイズで家族と楽しみながら取り組むことも効果があります。ただし、運動中の感染対策への配慮もこの時期には大変重要です。
自宅で過ごすことが多いこの時期だからこそ、積極的に体を動かす習慣や予定を組み立てることが大切です。
大切なこと②生活のリズムを崩しすぎない
自宅で過ごすことが多いと、ついつい朝の起床が遅くなったり、夜更かしをしてしまったりと日常生活が乱れやすくなります。
特に、新型コロナ感染症に関連したニュースや情報収集をする場面が多いために、夜のスマホ使用やテレビ鑑賞が思っている以上に長引いてしまう事は多いのではないでしょうか?また、自宅にいる時間が長いと、テレビゲームについつい夢中になってなかなか切り上げられなくなったりなどの、生活習慣が大きく乱れやすくなってしまいます。
また、バランスの取れた食生活を心がけることや、日中は日の光を浴びるなどの取り組みも行う事で生活のリズムを整えてみるのも良いと思います。
大切なこと③自分以外の人たちとの関わりをなるべく増やしてみる
自粛生活で、人との関わりが急激に減ってしまったという方も多いと思います。人との関りが減ってしまう事による孤独感そのものもストレスとして感じられる方もいると思いますが、人との関わりというものは、【適応力を高める】【適応力を維持する】という面でも重要だからです。
相手の言葉を受けて、自分の発言を変化させたり、相手の言外の想いを予想しながら会話を続けたり、他人と関りを持つことは【沢山のアンテナを張り巡らさなければならず】、このような取り組みが、新型コロナ感染症の自粛解除後の変化にも役立つと考えられます。
つまりは【ストレス耐性】を下げすぎない取り組みとして、人との関わりを持ち続けることをおすすめいたします。
新型コロナ感染症の影響では外食や対面などの接触は控えるように指導がされていますので、SNSや日記、メールやライン(LINE)といったツールを使用した関わりも適度に持つことは大切です。
大切なこと④毎日のスケジュールを立てて行動するこころがけてみる
会社や学校であれば、予定・スケジュールは自分で決められる部分とそうでない部分も多いと思います。一方で、自宅で過ごしていると、日常の行動や毎日のスケジュールはほぼすべて自分の裁量で決定できてしまう様になります。
そうなると、どうしても場当たり的なスケジュール管理になったり、自分のやりたいことやストレスにならないことを選択して組み立てがちになります。
しかし、コロナの自粛解除を見込んだ場合、このようなスケジュールの中に、自分がやりたくないけど、意味がある事柄を積極的に組み込んでみることをおすすめいたします。
愉しさや面白さ、自分がとてもやりたいもの以外で、1日のある一定の時間過ごしたり集中することは、会社や学校再開後への適応も比較的進みやすくなります。
たとえば、勉強や資格の本など、更には読書や作文など、自分にとって楽しくて仕方がないと思えない事であっても、時間を決めて【その時間だけは集中して取り組んでみる】という取り組みはお勧めです。
特にこのような時間は、意図的に集中したり、やるぞ!といった自分自身へ負荷やストレスをかけないと取り組めない内容のはずですので、このようなスケジュール組み立てを元に【普段からストレス耐性を落としすぎないようにする】ことは大切です。
会社や学校が始まると、なかなか集中できなかったり、指示されて取り組むことが困難になってしまいすぎないように、今から少しづつ慣らしていく事は大切です。
最後に
新型コロナでの自粛解除後は、経済や社会活動がただ単純に再開される場合とは異なり、「大きな混乱」が予想されます。つまり、いつも以上にストレスも大きくかかりやすい状況ですので、不安や抑うつ症状・不眠や自律神経失調症の症状など心や体の不調を感じた時には、お早めに心療内科やメンタルクリニックなどの医療機関へご相談されることをおすすめいたします。
ひだまりこころクリニックは、新型コロナに関連したストレスや心の不調も診断・治療しているメンタルクリニック・心療内科・精神科です。
→当院における新型コロナ感染予防対策をご紹介(あま院Ver)
→【精神科医師監修】新型コロナ自粛でストレスをためこみすぎない過ごし方とは
→新型コロナ感染症に関連した心の不調・ストレスとは/コロナうつ・コロナ不安
野村紀夫 監修
ひだまりこころクリニック 院長 / 名古屋大学医学部卒業
保有資格 / 精神保健指定医、日本精神神経学会 専門医、日本精神神経学会 指導医、認知症サポート医など
所属学会 / 日本精神神経学会、日本心療内科学会、日本うつ病学会、日本認知症学会など
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