クリニックブログ
2018.06.182019.08.16
ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder:注意欠陥・多動症)とは、どの 様な病気ですか?
ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder:注意欠陥・多動症)とは、どの
様な病気ですか?
年齢又は発達に不釣り合いな不注意さや衝動性、多動性を特徴とする発達障害で
日常活動や学習に支障を来す状態を言います。
「不注意」とは集中力は続かない、気が散りやすい、忘れっぽいなど、「多動性」とは
じっとしていることが苦手で、落ち着きが無いなど、「衝動性」とは思いついた行動を
行ってもよいか、考える前に実行してしまうなどの特性です。
ADHDの子どもたちは問題となる行動をとることがありますが、その本質は悪意で起
こす“事件”ではなく、本人も傷つく“事故”なのです。事故である以上、子ども自身
が当事者であり被害者でもあるのです。
◆ADHDの症状・特徴は?
ADHDの主な症状は「不注意」、「多動性」、「衝動性」で、こうした症状が少なくとも
2つ以上の状況(学校と家庭など)で現れます。
主な症状「不注意」⇒集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい。
「多動性」⇒じっとしていることが苦手で、落ち着きが無い。
「衝動性」⇒思い付いた行動について、行っても良いか考える前に実行してし
まう。
◆ADHDの原因はなんですか?
ADHDの症状には、自分の注意や行動をコントロールする脳の働きの偏りが関係して
いると考えられていますが、詳しい原因はまだわかっていません。
ADHDの子どもでは、前頭前野と呼ばれる大脳の前側の部分を含む脳の働きに偏りが
あると考えられています。
遺伝的素因、心理社会的要因の関連も報告されており、これらの相互作用によりADHD
の状態像が完成していくとする考え方もみられます。
◆ADHDの治療は?
ADHDの治療には「教育・療育的支援」と「薬による治療」があります。治療の目標
は、ADHDの子ども本人が自分の特性を理解し、自分の行動をコントロールできるよ
うになることによって、その子どもの生きにくさが改善されること、友達に受け入れら
れ、他の子どもたちのように充実した生活が送れるようになることです。“扱いやすい
子”にすることが治療の目的ではないのです。
治療の効果を判断する際には、教室での症状コントロールの効果だけでは無く、生活全
般を通して、友達との関わりや家族との関係が良好であるかを診ることも大切です。
◆学校関係者・保護者との連携は?
ADHDの子どもを支え、導いていくうえで、学校、保護者、医療機関が連携し、協力
しあうことは大切です。
学校での様子を詳しく把握できるのは学校関係者だけですし、保護者の方々を抜きに
して子どもを支えることはできません。それぞれの情報を共有し、同じ認識をもつこ
とで、改善すべき点もみえてきます。
そのためにもぜひ、学校での状況と家庭での様子を保護者の方と情報交換する時間を
持ちましょう。
周囲の大人たちが協力しあうことで、子どもたちにとってもより良い環境をつくるこ
とができます。
◆ADHDの評価についてはどうですか?
主治医が診断や治療法を検討するためには、現在、子どもが家庭や学校でどのよ
うに行動しているのか、どんな気持ちでいるのか、またそれが教育・療育的支援や薬
による治療によってどのように変化したのかを、できるだけ正確に把握する必要があり
ます。こういったときに主治医は客観的に判断できるようにするため、ADHDの評価
指導を使うことがあります。
ADHDの評価指導とは、ADHDの子どもの行動(症状)を示した簡単な質問に対し、
学校の先生や保護者の方がチェックしたものをスコア化するものです。
主治医から保護者の方や、保護者の方を通じて学校関係者の方に、こうした評価指導
を用いて子どもの状態を定期的にチェックすることをお願いする場合もあります。
ここで得られた情報は、治療の効果を判定したり、治療方針を決定したりするための
重要な情報をなります。
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