クリニックブログ

2016.09.012021.03.23

見当識障害

見当識障害とは、「今がいつか（時間）」「ここはどこか（場所）」がわからなくなる状態です。

環境が変わった時に、とりわけ強くあらわれる現象だといわれています。

アルツハイマー型認知症の方は、「もの忘れ」に続き、「見当識障害」も起こしやすいといわれています。

健康な方でも、昼寝をしていて目覚めたときに、今が昼か夜か、どこで寝ていたのか、すぐにわからなくなってしまったことは、ないですか？

アルツハイマー型認知症の方は、記憶が障害されているために、混乱や不安は、よりいっそう大きなものとなります。時として周囲の介護者への攻撃へ向かってしまう事もあるかもしれません。

レビー小体型認知症の方は、もの忘れよりもむしろ、見当識障害が顕著にあらわれることが多いようです。

例えば、高齢者の方で、自分の年齢が高校生くらいだと言い張る方もみえます。冗談ではなく、見当識障害の為に本気でそうおもっているのです。

認知症の発覚となるきっかけの症状はお一人お一人異なりますので、もしかしたら・・・、あれ？と思う事が繰り返されましたら、精神科やメンタルクリニック・心療内科などの医療機関へご相談されることをお勧め致します

ひだまりこころクリニック

たくさんの方が、同じ様な症状で来院されています。
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