
社交不安症とは何ですか?
クリニックブログ
2017.08.15
社交不安症とは何ですか?
社交不安症は、パニック障害・強迫性障害などと同じく不安障害といわれるものの中の一つです。以前は社会恐怖(Social Phobia)や社会不安障害、社交不安障害などと言われていた時期もありましたが、また英語ではSocial Anxiety Disorderと書かれ、略語のSADで呼ばれる事も多くなっています。周囲の人々からの注目を浴びる際や、人前で何かをしなければならない状況に対して「失敗してしまうのではないか」「何か変なことをしてしまうのではないだろうか」というようなマイナスな感情・非常に強い恐怖を感じ、しかもその恐怖は一時的なものではなくて続いてしまいます。そのため、場合によってはその状況が起こらないようにと避けて行動してしまい、その積み重ねで社会生活に支障を来してしまいます。一見するとただの恥ずかしがりやな人のように感じるかもしれませんが、実際には本人はとても困っており、毎日の生活や仕事、学業で支障がでてきてしまう可能性がある疾患であると言えます。
Q.社会不安症はなぜ発症するのですか?
⇒社会不安症になる原因というのははっきりとはわかっていません。遺伝的な要因や性格的な要因など、うつ病などの他の気分障害と同じように様々な要因が絡み合っているのではないかと考えられています。
最近の研究の中では、社会不安症の人は健康な人よりも不安を感じる脳の部位である扁桃体の反応が過敏になっているという事が分かっています。その扁桃体の反応を抑えるのがセロトニンという神経伝達物質であるため、扁桃体の過活動状態を抑えて不安感を減らすためにレクサプロなどのSSRIという抗うつ薬が使用されています。
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